運命の桃花~宸汐縁~第58話 愛の誓い

第58話 愛の誓い運命の桃花

運命の桃花 第58話 あらすじ

九宸きゅうしんは酔った霊汐れいせき従極淵しょうきょくえんに連れ帰った。霊汐は婚姻を承諾し、2人は結ばれた。扶雲殿ふうんでんには結納の品が集められ、従極淵しょうきょくえんには婚礼の調度が飾られた。九宸は幽冥ゆうめい門が開こうとしていることに気づき、自らが犠牲となって幽冥ゆうめい門を鎮める役目を負うことに決めた。九宸は雲風うんほうを石から出し、自分の身代わりにさせ、天尊に薬を盛って自由を奪った。

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運命の桃花 第58話 登場人物

霊汐桃林出身の仙女。上神。山霊界の国主。九宸から求婚されている。
九宸天族の戦神。神尊。
景休山霊界の国師だったが、悪事が暴かれ逃走した。元瞳に唆され魔君になった。
青瑶霊汐の姉弟子。
雲風九宸の弟弟子。上神。青瑶の犯した罪を肩代わりし石封の刑を受けている。
承晏青瑶の弟。
花蓼青瑶が連れ帰った蓼の精。
百扇天君の側近。
天雷賞罰を司る神仙。九宸不在の間戦神代行を務めた。

運命の桃花 第58話 詳しいあらすじ【ネタバレ有】

九宸は霊汐を抱き上げ、姿を消した。

「何しに行くの?」
花蓼かりくは2人の消えた空を見上げ、承晏に尋ねた。

「さあな」
承晏は歩き出し、花蓼かりくは後を追った。

九宸きゅうしんは望み通り霊汐れいせき従極淵しょうきょくえんに連れて行き、寝台に寝かせた。

「飲み過ぎだ。体を冷やすゆえ布団をかぶれ。酔いざましの薬を」

薬を取りに行こうとする九宸の手を霊汐は引っ張り引きとめた。

「必要ない。…酔いざましの薬なんか要らない」
霊汐は九宸を寝台に押し座らせ、肩にもたれた。

花蓼かりくの大切な髪で承晏しょうあんが懸命に造った酒よ。だから精いっぱい飲んだの。さましちゃもったいない。従極淵しょうきょくえんはいいわね、十三じゅうさん玉梨ぎょくりの邪魔が入らず私たちだけ」

霊汐は笑顔で言い、九宸の胸に頬を寄せた。

「ここが好きか」

「たまらなく好き。ここを私たちの新居にしてもいい?」
「では婚姻を?」
霊汐はうなずいた。

「求婚したのはあなたよ。あとで気が変わったら許さない」

霊汐は九宸を見つめた。

「今日はいつにも増して凛々しいわ」
霊汐は九宸の頬をつねったり揉んだりして遊ぶと、九宸の顔じゅうに口付けた。

霊汐れいせきふざけるな」

霊汐は九宸に口づけした。

「よさぬか。止まれなくなる」

霊汐は九宸を寝台に押し倒し思いのまま口付けた。

九宸きゅうしん、夫婦になりましょ」

部屋の外は雪が降っていた。

目覚めた霊汐は。にまにま笑い、しばし寝台に転がり心を落ち着けてから九宸に会いに行った。

「起きたな。酒による頭痛はないか。ゆうべは…」
「言わないで」

「そなたは国主を辞すまでとても待ちきれぬようだ」
九宸は霊汐に赤い巻物を手渡した。それは婚姻の約定書だった。

「誰が待ちきれないって?」
霊汐は溢れる笑顔を堪えている。

「私だ。首を長くしておる。1日たりとも待てない」
九宸は霊汐を抱きしめ、霊汐は笑顔を輝かせた。

天息宮てんそくきゅうに帰った霊汐は、約定書を開いて見てはにまにま笑っていた。

「国主、ご膳をお持ちしました」
小福しょうふくが侍女たちを従え入ってきて、霊汐は顔を引き締め本を読み始めた。

「時を忘れて読んでいたわ。そこに置いたら下りなさい」
小福しょうふくは命じられた通り下っていった。

扶雲殿ふうんでんには、早めに用意した結納の品が集められていた。

「小礼が36点、中礼が64点、大礼が120点であり、金器200、玉器600、法器80、神器40となります」
司命は九宸に品々を説明した。

「これは何だ」
「これは六証ろくしょうといい、新郎と新婦の仲を取り持つ物です」

「馬の鞍も?」
あんは平安の安と同音です。婚礼の日敷居に置き、新婦にまたがせて幸せを願います」

「人間界と同じだな」

「はい。天族の風習が伝わっているのです。天宮での婚礼は久々ゆえ、六界が喜びに包まれるはず。人間界からも道士が祝いに駆けつけるでしょう」
司命の言葉に、九宸は笑顔を見せた。

「神尊、霊汐は山霊さんれい界を去り嫁入りするため婚礼の輿は桃林とうりんに差し向けます。迎える先は扶雲殿ふうんでんですか、従極淵しょうきょくえんですか」

司命に問われ、九宸の頭に霊汐の言葉が響いた。

従極淵しょうきょくえんはいいわね、十三じゅうさん玉梨ぎょくりの邪魔が入らず私たちだけ』

従極淵しょうきょくえんにせよ」
九宸は緩む頬を引き締め、命じた。

従極淵しょうきょくえんにも赤い婚礼の調度が運び込まれ飾られていた。

「婚礼の支度が調うとなると、慶事は間近なのですね」
従極淵しょうきょくえんを守る小仙は九宸に尋ねた。

「さよう」
「なんとも喜ばしい。お祝いを申し上げます。神尊、つい先日美酒を手に入れまして。飲みませぬか」

「よかろう」

九宸は小仙と乾杯し酒を飲んだ。

「婚姻はすばらしい。いずれ神尊のお子が生まれれば、この従極淵しょうきょくえんもにぎやかになります。芯sンを取り巻く日々が鮮やかに色づき、幾久しくご円満にここで過ごされ笑顔に包まれるでしょう」

九宸は小仙の語る未来予想図を笑顔で聞いていた。

天君は天尊と2人、凌霄殿りょうしょうでんで話している。

「天尊よ、こたびの件よく話し合って決めるべきだ」
天君は天尊に言った。

「しかし魔族は待ってくれぬかと。かつて幽冥ゆうめい門を封印したのは私ゆえ…」

「神尊のお着き」
声が響き、九宸が凌霄殿に入ってきた。

「山霊界の上奏文です。霊汐は国主の座をチョウテイに譲ると決め、準備を進めております。お目通しください」
九宸は天君に上奏文を差し出した。

「天尊より聞いておる。霊汐が国主を辞し、そなたに嫁ぐ日も近いようだ。…九宸よ、霊汐はそなたのため国主の座すら捨てる。大切にするのだぞ」

天君は上奏文に目を通すと、九宸に声をかけた。

「承知しました。本日は、お暇を頂きたく。後任に天雷真君を推挙します。どうかお許しを」
九宸は揖礼ゆうれいした。

天君が天尊を見ると、天尊はうなずいた。

「慶事に関わるゆえ許す」
「感謝します」

九宸きゅうしん、婚礼の支度は調えておるか」
「はい」

「戦神の婚礼ゆえ、わずかな手抜かりも許されぬ。私から祝いの品を贈ろう」

九宸きゅうしん、もう行ってよい。私は天君と話がある」

九宸は天君と天尊に揖礼ゆうれいし、退出した。

百扇ひゃくせん仙君、天尊はよく参内を?」
凌霄殿りょうしょうでんから出た九宸は足を止め、見送りに出た百扇ひゃくせんに尋ねた。

「はい。もう数日になります。いつもお二方だけで話し合われています」
百扇ひゃくせんの話を聞き、九宸は難しい表情をした。

扶雲殿に帰った九宸は、婚姻許可をもらいに天尊山に行った日、天尊が霊汐を招いたと言っていたことを思い出し縛霊淵ばくれいえんに向かった。

縛霊淵からは魔気が立ち込めていた。
九宸は意識を集中させ縛霊淵のなかと幽冥ゆうめい門を探った。

九宸が歩いていると、半透明の景休けいきゅうが現れた。

「暗雲が迫る」
景休は言った。

「お前が?」

「だから何だ。私はお前ほど恵まれていない。これまで何ひとつとして天から与えられなかった。比べてお前は望むもの全てを手に入れる。あえて縛霊淵ばくれいえんに埋もれんと身を差し出すことはない。天族には他にも頼れる者がいるだろう。お前の師や天君なら仙力は他をしのぎ魔を鎮めるに足る。やつらが行けばよい。なにゆえお前が代わりに死地へ向かうのだ」

九宸が景休を攻撃すると、景休の体は塵になったが、またすぐに姿が現れた。

「そう慌てるな。最後まで話を聞け。お前は天下無双の戦神だ。それでも行けば、縛霊淵の底深くに閉じ込められ抜け出せなくなる。3つのごうを経てようやく霊汐れいせきと結ばれたのに諦められるのか。九宸戦神よ、よく考えて決めるがいい。ひとたび幽冥ゆうめい門を開けば魔族の大軍が襲い来て、真っ先に山霊族を平らげるだろう。皆殺しだ。よく考えろ。師と主君に忠誠を尽くし大義のため己を犠牲にするのか、それとも愛する者と手を取り合い幸せに浸りながら年月を重ねるのか。羨ましいことだ。考えてみよ。悩むがよい。よく考えるのだ」

景休は消えた。

「私には選ぶ道もない」
景休は呟いた。

扶雲殿に帰った九宸は、夜の庭に出た。

『一生支え合って私から離れない?』
『もちろんだ』
『私を見守り寄り添って絶対に捨てないで』
『喜んで。他には?』
『私だけを愛して心変わりしないで。他の女を目で追うのもだめ』

九宸は霊汐との約束を思い出しながら考えている。

次に思い浮かんだのは幼き日、天尊の前で誓った時のことだった。

九宸きゅうしんは今日、天地に告げ知らせます。神としての務めを果たすべく謹んで師の教えを守ります。研鑽に努め、修行に励み、己を飾らず欲張ることなく自らに打ち勝ち、世の平安のため魔を除きます』

翌朝、九宸は百扇に天君への取次ぎを願いに行った。

「急ぎの用があり、天君にお目通り願いたい」

「神尊、このところ天君は夜通し政務に追われておられる。朝議までもお待ちになれぬと?」
百扇ひゃくせんは言った。

「待てるものならこうも焦らない。取り次いでくれ」
九宸は百扇ひゃくせん揖礼ゆうれいした。

百扇は天君の所に向かい、入れ違いに天雷が九宸に声をかけた。

「戦神では?遠目からでも立ち姿で戦神と分かる。朝早くに天君を拝するとは風流なことだ」

「真君も早い」
「忙しいのは毎日のことだ」
「勤勉だな」

「それはそうと顔色が悪い。何か問題でも?その目は何かな」

「真君は昇格の式典で元神げんしん(肉体を超越した命の精髄)が傷つき、九威丹きゅういたんを飲むとか」
九宸は天雷に尋ねた。

「そんなものはでたらめだ」
天雷はうわさを否定した。

「真君の攻法こうほうは火に属し、雷とは源を同じにする。薬で抑えるのはよくない。体内で昇華させれば修練の助けとなろう」

九宸が天雷に助言した時、百扇ひゃくせんが九宸を呼んだ。

「どうぞ中へ」

九宸は自悟崖じごがいへ行き、神器を使った。

雲風の石像は砕け、雲風うんほうが戻ってきた。

「九宸さん、良かった。千年が過ぎたのですね。青瑶せいようは?どちらです」

「雲風よ、1つ頼まれてほしい」

九宸は雲風うんほうを扶雲殿に連れて帰り、頼みごとの内容を話した。

「冗談にしては笑えません」
九宸の話を聞き終え、雲風は言った。

「師匠は生涯を懸けて六界を守ってこられた。我らはその弟子として代わりとならねば」
「では私が行きます。お任せを。雷刑を終えていない私が行くべきです」

「だめだ。仙力が足りず役に立たない」
「九宸さんが犠牲になると?」

「魔を駆逐するのは六界の守り神たる私の役目だ」

「霊汐はどうなるのです。婚姻の約定書を交わし、国主の座を降りるのですよね。九宸さんを失うのに、おとなしく見送るわけがない」

「ゆえに頼みたい。天宮で私のふりをし零落したように装え。天雷真君に継がせるべく戦神の位を投げ出せ」

「そのために天君に願い出て、私を赦免させたと?」

「雲風、師匠の言葉を忘れたか。“知勇によりて身を処し仁によりて修む”我らは天尊山を継ぐ者。太平の世ならば遊び暮らしてもよいが、動乱の世には命懸けで民を救わねば。霊汐とて守るべき民だ。まず襲われるのは山霊さんれい界ゆえ、結局は霊汐を守ることにつながる。このことを霊汐れいせきが知れば、分かってくれる」

雲風はうなずいた。

九宸きゅうしん桃林とうりんに行き、青瑶せいようから迷神丹めいしんたんを受け取った。

「ただし上仙に飲ませてもさほど長くは効きません」
青瑶は話した。

「私と同格の者なら?」
「神尊ほどの方に飲ませて体の自由を奪うとなると、わずかな間になりますね。何に使うのですか」
青瑶は首を傾げた。

「修練に役立てる。助かった」

帰り道、九宸はふと足を止め、桃の花に手を伸ばした。

「どこの賊よ。桃の枝を折らないで」
霊汐の声が飛んできた。

「いたのか」
「それは私の台詞よ。もしかして私に会いに?」
「医術のことで青瑶医官を訪ねた」

「ならもう去るの?」
九宸はうなずいた。

「送るわ」
霊汐は九宸の腕に手を絡めた。

山霊さんれい界まで会いに行くつもりだった」
「何か用でも?恋しかった?」

霊汐は赤い橋の上で足を止めた。

「ああ」
霊汐は顔を輝かせた。

「天君は譲位を認めてくれた?」
九宸はうなずいた。

「人間界で暴れる水妖の騒ぎが収まったら、大臣たちに知らせるわね」
「分かった」

鳥の鳴き声が聞こえ、霊汐は空を見上げた。
逐日鳥ちくじつちょうよ」

霊汐が腕を伸ばすと、逐日鳥ちくじつちょうは霊汐の手のすぐ近くまで来たが、しばらくして飛び去った。

九宸は両手を合わせ、鳥が飛ぶようなしぐさをした。

「何なの?」
霊汐は微笑んだ。

「私の死後、誰か探して一緒になれ」
九宸は霊汐の額を叩くそぶりをして、笑いながら言った。

「何て?」

「私は年寄りだからな」
九宸は冗談だと思わせようと笑っている。

「冗談はやめて。あなたの記憶を私の魂から削られたいわけ?私は上神で、国主にもなった。私に釣り合う相手がどこにいるの。墓から叩き起こす。いいわね?」

霊汐は真剣な顔で言った。

「承知した」
九宸は笑い霊汐に背を向け歩き出した。

霊汐は少し走って九宸の背中に抱きついた。

「時の経つのが遅すぎると思わない?婚礼を挙げたあとは、従極淵しょうきょくえんで暮らしましょ。その…桃林とうりんでは花蓼かりくに部屋を奪われちゃったの」

「いいぞ」
「だけど、従極淵しょうきょくえんは一見して寒々しいから、しつらえを変えなきゃ。桃の木を植えたいけどどうかしら。寒くて育たないかも。何とかしてくれる?」

「もちろんだ」

「人間界の鶏も連れていける?」
「問題ない」

「じゃあつがいで飼って卵を産ませる。毎日食事したいから厨房を作ってね。他に何か忘れていることは?」

霊汐は自問自答し少し考えた。

「青瑶さんから布を受け取りに来たのよ」
「布を?」

火蝉かせんが吐いた糸で織った布はみずみずしい輝きを放つ。だから私ね、自分で花嫁衣装を縫うつもり。どんな色が好き?今日のあなたはどこか変ね」

「いいや。長生結ちょうせいけつを持っているか」

「身につけているわ」
霊汐は長生結を取り出した。

「預かる」
「どうして?」
「そなたが恋しい時眺めたい」
「口がうまい。じゃあ私は行くけど、あなたも気をつけて。落ち着いたら扶雲殿を訪ねるわ。またね」

九宸は霊汐の袖を引いた。

「もう行く。待ってて」

霊汐は歩き出した。

九宸は従極淵しょうきょくえんに行った。

『一生支え合って私から離れない?』
『私をを見守り寄り添って絶対に捨てないで』
『私だけを愛して心変わりしないで。他の女を目で追うのもだめ』

霊汐と約束した言葉を思い出しながら、九宸は手の中の迷神丹めいしんたんを見つめた。

九宸は天尊山へ行き、天尊と酒を飲んでいる。

「芳醇な香りがお好きかと、桃林とうりんで求めた酒です。こうして酌み交わすのはいつ以来でしょうか」

「本当だな。ずっと籠もっていたせいで酒の味も忘れた」

天尊は一口酒を飲むと微笑んだ。

「よい酒だ。九宸よ、私に弟子入りしてどれほどになる?」
「16万年です」

「遠い昔ゆえ記憶も定かでない」
「師匠のお心を占めるのはご自身ではなく衆生です。私は師の衣鉢を継ぐ身で私心にとらわれました」

「私に倣ったところでよいことは何もない。石のごとく生きるなど面白みのない生涯だ。今のそなたを目にして安堵しておる。九宸よ、私は霊汐れいせきを見殺しにしかけた。恨んだろう」

「いいえ」

「この師とて私心はあった。私が取った弟子はそなたと雲風うんほうのみ。奔放な雲風では大任を担えん。そなたは己がどうあるべきかを心得ておった。幾年月日が流れ星が巡ろうと、うまずたゆまず自らを磨き続けた。そのうち私は忘れてしまった。そなたも子供だったと。産着にくるまれた赤子は大きく成長を遂げたが、もとより戦神ではない。聞き分けがよいだけの子供だったのだ。そなたの両親が生きておれば違っていたはず。平凡に生きられたものを。かくも険しい道を歩ませてしまった」

「恨んだことも」
「聞こう」
天尊は笑った。

「私が1万3千歳を迎えた誕生日に昆吾こんご剣と奔雷ほんらい剣法を授かり大喜びしました。数百年洞府どうふに籠もり会得すると、その足で北海へ雲風うんほうを捜しに行かされた。ちょうど北海水君の王子が誕生日の宴を開いていました。そこで知ったのです。誕生日とは友を呼び祝うものだと。なれどそこに荒ぶる蛇の水妖が現れ、あえなく王子はのみ込まれました。私は奔雷剣法にて蛇を斬り、名を上げたのです。その時ようやく師匠のお心を知りました。温情とは山のごとく静かで水のごとく激しい。弟子として師の恩愛に報いることができれば、百回死んでも悔いはない」

「我らの間にそんな言葉は無用だ」
酒を飲んでいた天尊の体がぐらぐら揺れ始めた。

「今言わねば、もはや機会はございません」

「一体何を?」

「縛霊淵のことは知っております」
「愚かな真似をするでないぞ」

九宸は薬で自由を奪われた天尊に仙術をかけた。

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感想

58話ですか。長かった。
桃花シリーズの中で結ばれる(物理)まで一番長かった2人でした。
霊汐がぐいぐい行ってたのがよかった。
ぐいぐい行く子は嫌いではない(好き)です。

雲風上神、出てきて最初に気にしたのが青瑶さんのことで、本当にぶれないな、すばらしいなと感心しました。
私は石封の刑って、体の表面を石でコーティングしてるか、皮膚を石化してるかみたいに考えていたので、石が割れた時にはギョッとしました。

なかからスケスケの雲風上神が出てきたので、石封の刑は、石の中に閉じ込める感じのようです。確かに雲風うんほう上神がそのまま石になったにしては小さいなと感じていました。
謎が解けました。

神尊と霊汐の桃林での会話、神尊にとっては今生の別れとおもって話しているから辛かっ。なぜ桃花シリーズの男たちは全て一人で抱え込むんだ?
ただ、神尊は3人の中ではましな方な気がしました。
景休さんの話の様子だと、誰か1人が犠牲になればいいみたいです。神尊は天尊か天君がその犠牲者になろうとしていると感じ、自分が犠牲者になろうと考えたようなので、まだ理解できる。

景休さんが魔君になったら、牛頭になっちゃうのでは!?と心配していましたが、見た目は同じで黒い煙をまとっているだけでした。

ということは、4代目の魔君・無支むしきは、たまたま牛頭っぽい見た目の人が、魔にスカウトされて魔君になったということですね。
あんな感じの見た目のバカでかい一族もどこかにいるんですね。
魔界でしょうか?気になります。

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感想(0件)

コメント

  1. Sara より:

    確かに長かったですね~
    酔った勢いって感じでしょうか?w
    私的には夜華みたいに九宸にももう少し男を出して欲しかったな~(^^;
    あと、霊汐の表情をひとときも離さず目線で追うチャン・チェンさんの演技に「さすが俳優さん!」と思いました。
    それと少し息が白く見えたので、えらく寒いところで撮ってるんだなと思いました。(なんか冷静な感想・・)

    それにしてもみょんさんの感想、おもしろすぎる!!
    「石でコーティング」「たまたま牛頭っぽい人」
    真剣に考えるところが超ウケてしまいました!www

    ホント、なぜ一人で抱え込む?
    まぁ・・そこが男気あるというか、そういうキャラ仕立てなんでしょうね、桃花シリーズは。(私はまだ夢幻は観てないですが)

    次回、また霊汐が悲しみに暮れるのかと思うと、今日はちょっとテンション下がり気味ですが、多分最後の回でアガるんでしょう!!

    ああ、あと2回で終わりますねー(TT)
    もっと早くみょんさんに出会っていれば良かったです~

    • みょんみょん より:

      酔った勢いなところは、私もちょっと物申したくなりましたw
      演技本当に素晴らしいですよね。演技の上手さで心動かされます。
      twitterでどなたかが、撮影場所はすごく寒いらしいってツイートしてらっしったような気がします。
      (該当ツイート見つけようとしましたが、見つかりませんでした。中国ドラマあるあるらしいです??)

      霊汐には辛い試練が待ち受けていそうですが、最後はきっとハッピーエンドだと思うので、それを楽しみにします!
      あと2回、大切に見ようと思います(≧▽≦)

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