運命の桃花~宸汐縁~第56話 新しい国主

第56話 新しい国主運命の桃花

運命の桃花 第56話 あらすじ

景休けいきゅう霊汐れいせき山霊さんれい界の新しい国主にした。国主は異族と結婚できない掟がある。霊汐は翎月れいげつの死の真相を明らかにし、信頼できる者に国主の座を譲ったら九宸きゅうしんと結婚すると約束した。宝青ほうせいは霊汐が国主になることに反対し、霊汐を害そうとしたところを景休に殺された。宝青の侍女は、翎月を殺したのは宝青だと告白した。景休は翎月の死の真相を知る花煙かえんを殺した。

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運命の桃花 第56話 登場人物

霊汐桃林出身の仙女。山霊界の国主・翎月の実の娘。丹鳥族と鳳凰族の血を引く。
九宸天族の戦神。神尊。
景休山霊界の国師。翎月を殺した。
赤鷩景休の腹心の部下。
青瑶霊汐の姉弟子。薬王洞で働いている。
宝青翎月の養女。山霊界の公主。
花煙扶雲殿の侍女だったが、霊汐に助けられ霊汐の侍女になった。
十三扶雲殿の侍女。元は鮫人族の男性だった。司命のことが好き。
司命人間の運命を司る神仙。韓元信。

運命の桃花 第56話 詳しいあらすじ【ネタバレ有】

赤鷩せきべつ景休けいきゅうが新たな国主になるよう、決断を迫っていた。

景休は夜、霊汐れいせきの部屋に行った。

「渡したい物がある」

景休は天宮に向かい、霊汐れいせき山霊さんれい界の新たな国主になることを天君に報告した。

景休は霊汐を訪ねた夜、霊汐が新たな国主になるよう説得した。

「私に国主が務まると思う?」
話を聞いた霊汐は景休けいきゅうに尋ねた。

「私がいれば必ず務まる」

「なぜ私を?」
「国主の娘で鳳凰族であり、しかも上神だ。誰よりもふさわしい」

「なぜあなたが国主にならないの?」

「古来玄鳥げんちょう族は二心なく国主を補佐してきた。それに私は母君にそなたを支えると誓った。これは宿命。りんもくなら避けられても霊汐は許されない。責めを負うのだ」

景休は霊汐に国主の印(?)を差し出した。

「本当に霊汐公主を国主になさるので?」
天宮からの帰り、赤鷩は景休けいきゅうに尋ねた。

「国主の座は、もともと霊汐のものだ」
景休は言った。

九宸が山霊界に行こうとしていると、霊汐が扶雲殿に来ていると報告が入った。

宝青ほうせいは霊汐が国主になると聞いて、物を投げ侍女に当たっていた。

「あの者が国主ですって?天族に忌み嫌われる小仙だったくせに」
宝青は叫んだ。

「お静まりを。あくまで伝聞です。あるいは誤りやも」
侍女は宝青をなだめた。

「こんな話が誤って伝わると思う?景休さんは乱心を?長い付き合いの私がどれほど貢献したことか。母上の死さえも…」

「公主、ご立腹でもあらぬことを口走ってはなりません。それに正式に即位するまで国主は確定してません。公主と国師は数万年の付き合いで、互いに気心の知れた仲。公主が反対なされば話が覆るやも」

「景休さんは私のことなど忘れてるわ。それでもいい。思い知らせてやる。あの者にもね」

十三は霊汐と扶雲殿の庭で話している。

「しばらく天宮にいられるの?」
「私が恋しかった?」
霊汐は十三を見た。

「それだけじゃない。一番の問題は玉梨ぎょくりのやつよ。扶雲殿に日参しては神尊に色目を使ってる。あなたが心配なの。2度も死んでやっと神尊を手に入れたのよ。横取りされちゃだめ。聞いてる?こうなれば動かせぬ事実を作れば?さっさと嫁ぐの。そしたら玉梨ぎょくりは勝てっこないでしょ。わくわくする」

「上機嫌だな」
九宸が司命しめい開陽かいようを連れて帰ってきた。

「霊汐、一緒に来るのだ。開陽かいよう、十三を竈王殿そうおうでんへ。煮炊きしたいらしい」

九宸は霊汐を連れて去った。

「十三殿、お送りする」
「嫌よ」
十三は司命に助けを求めた。

「行ってこい」
司命に言われ、十三は仕方なく出かけて行った。

「十三の飯はうまい」
司命は笑顔で見送った。

九宸は霊汐を人気のない廊下に連れていくと、振り返り霊汐を見た。

「なぜそんな目で見るの。私は客なのにお茶も出してくれない。何よ、私を殴りたいの?」

九宸は黙ったまま険しい表情で霊汐を見ている。

「言っておくけど私も上神よ。あなたに負けるとは限らない」
「過信するな。上神とて千差万別だ」

霊汐はクスリと笑った。

「言え、何のつもりだ」

「あなたは景休けいきゅうが母を殺したと疑うけど、私を国主にするのは潔白の証しでは?これが宿命なら、己の責めを果たすしかない。山霊界は災いが続いてる。即位すれば母の死因を探れ国の安定も図れるでしょ?確かに厄介なこともあるわ。国主は異族と婚姻できない」

「何だと?」

「私もあとで知ったの。両親もそのせいで一緒になれなかった」

「ばかな。母の死因を探るのも国を安定させるのも別に手だてがある。私に任せればよいのだ」

「何でも肩代わりしないで。私の母だもの。孝行は子の務めよ」

「孝行で一生を終えると?」
「違うわ」

「聞きたくない。まだ私の心が分からないのか?何者も私からそなたを奪えない。天宮の掟も、魔君も、そなたの母もだ。天君に話す」

「誤解しないで」
霊汐は九宸の手をつかみ引き留めた。

「私はずっとあなたが好き。一緒に乗り越えたのに離れはしない。国主でいるのは今だけ。真相を突き止め、信頼できる者が現れたら譲位する」

「本当か」

「待ってくれる?」
「嫌だ」

九宸は霊汐を抱き寄せた。

「ゆえに長くは待たない。母の死因を探り出せず頼れる者が現れなければ兵を率いて山霊界を攻める。掟を破棄してやる」

九宸は霊汐の額を軽く叩いた。

霊汐は笑顔で笑っている。

「まだ笑うか」
九宸は再び霊汐の額を叩いた。

景休の前には書類が山積みになっている。
景休は疲れているのか、こめかみを揉み目をつむった。

思い出すのは、人間界でもくと過ごした日々だった。

「黙よ」
景休がつぶやいたのを、宝青ほうせいは聞いた。

「景休さん」
宝青の声で、景休は目を開けた。

宝青ほうせいか。何の用だ」

「本当に霊汐を国主に?真相を知られたら敵討ちされるわ」

近くを通りかかった花煙かえんは、宝青の言葉に足を止めた。

「宝青よ、どういう意味だ。何を望む?」
「私が何を望むか、知らないとでも?」

「国主になりたいか?」
「誰が国主など」

「では何を望む」

「私は国主にならないけど、あの者もだめよ」
宝青は叫ぶように言った。

「なぜいけない」
「愛してるからよ。あなたを愛してるから。他の誰も愛さないで」

「宝青、新たな国主のことは天宮にも伝えた。変更はできない」

「そんなに愛してるの?霊汐になら殺されても構わないの?霊汐はあなたじゃなく戦神を愛してる。命を捧げたって愛してもらえないわ。あなたを愛してるのはこの私だけなのよ」

宝青は興奮し、叫んだ。

「宝青、やめよ。私とそなたは兄妹のようなものだ」

「兄妹?母上を殺したくせに。私は母上の養女だけど、霊汐は実の娘なのよ。あなたを許すと思う?この先ずっと隠し通せるわけがない」
宝青の言葉を花煙は聞いていた。

「今は言えぬが、いずれ分かってもらえる。今後私がそなたを守ると国主にも約束した」

「景休さん、悪事を重ねればいつか身を滅ぼしてしまうわ。もう黙っていない」

「宝青、そなたの心は分かる。そなたが何をしようと止めはしないが霊汐に手出しをすることだけは許さない。国主を継げるのは鳳凰族である霊汐のみ。私がいるかぎり誰にも邪魔させない」

景休は宝青を懐柔しようと、宝青の肩に手を回そうとしたが、宝青は景休の手を振り払った。

「言ったでしょ。国主にさせない。それでも拒むなら覚悟して。全てを知れば霊汐はどうするかしら」

宝青は駆けだしていった。

宝青ほうせい、待て」

宝青は自分の宮殿に幽閉された。

霊汐の国主即位式典の日、参列者の中には扶雲殿ふうんでんの者たちや青瑶せいよう承晏しょうあんの姿もあった。

霊汐が国主の席に座ると、一同ひざまずきいた。

「国主に拝謁を」

山霊界の者たちは霊汐の前にひれ伏した。

幽閉されている宝青は一計を案じ、病気のふりをして外を取り囲む兵たちを倒した。

「公主、どうなさるので?」

病気のふりに協力した侍女は宝青に尋ねた。
宝青は答えないが、宝青の手には半月型の武器が握られていた。

景休の所に宝青ほうせいが逃げたと報告が入った。

景休が宝青の宮殿に行ってみると、侍女がうずくまっていた。

「公主は?」
赤鷩は侍女に問うた。

「知りません」
「言え」
黒蚩こくしは叫んだ。

「その…。私は…」
侍女は震えふつむいた。

即位式典の終了後、霊汐は青瑶を部屋に招いた。

「即位の式典に神尊がいなかった」
青瑶は言った。

「国主になるのに反対で、まだ怒ってるのよ」
「でも山のような贈り物が天息宮てんそくきゅうを埋め尽くすほどだわ」

青瑶の言葉に、霊汐は嬉しそうに微笑んだ。

宝青ほうせいが訪ねて来たと報告が入り、霊汐は宝青を部屋に招き入れた。

「用でも?」

「即位にあたって祝福しに来たの。それともう1つ報告が。母上の死の真相よ。余計な者は外へ出して」
霊汐は人払いをし、宝青と2人きりになった。

「言って」

「今後ここで暮らすの?私はここで育った。母上は娘を失い私も親を失った。私は実の母だと思い、母上も大事にしてくれた。私をこの宮殿に引き取り住まわせてくれたのよ。だからここで育ったの。何もかもが見慣れたものばかり。母上を数万年を共にし、それが永遠に続くと思った」

「昔話を聞く気はない。なぜ母上が殺されたのか話して。誰の仕業?」

「“殺された”と?なぜそれを知ってるの。ならば言うわ。よく聞いて」

宝青は霊汐に近づくと、半月型の武器を取り出し霊汐を害そうとした。
霊汐が攻撃をかわした時、景休が現れ宝青を倒した。
宝青は首を押さえ苦しんでいる。

「霊汐に手を出すなと言っただろう。我々の国主だぞ」
景休は宝青に言った。

異変に気づき青瑶と花煙が入ってきた。
霊汐は宝青を診るよう青瑶せいように頼んだ。

宝青は景休を見つめている。
話ができない様子ながらも、「景休さん…」と呟き宝青はガクリと力を失った。

宝青の侍女は、天息宮てんそくきゅうで宝青が翎月を殺したと証言した。

玉座には霊汐れいせきが座り、段下に景休が控えている。

「いくら気ままでも、恩ある義母を殺すはずがない」
霊汐は言った。

「公主はとても親孝行な方です。あなた様が来られてから、“実の娘が現れたので私は邪魔者だ”と不服を申されるように。母君が目覚めれば居場所がなくなると思われたのです。それだけでなく…」

「何なの?」

「公主は前国主の唯一のお子様ですので光景は自分だと信じておられました。でもあなた様が戻り望みは消えました。だから危険を顧みず前国主を殺したのです」

「宝青は地仙でしかない。いくら母上が弱ってても殺せる相手ではないわ」

「確かにそうですが、前国主にとって公主はまな娘で、少しも警戒しません。あの日公主は国師を遠ざけたのち、“仲昊ちゅうこうに深手を負わされた”と前国主に訴えました。すると前国主は治療のため命珠めいじゅを取り出し公主は機に乗じその命珠めいじゅを潰しました。これこそが前国主の死の真相です」

霊汐は侍女の話を聞きながらも景休けいきゅうの様子をうかがっていた。

その場には花煙かえんもいたが、花煙はやつれているのか白い顔をしている。

「そなたが去ったのち、確かに宝青ほうせいが前国主に会いに来た」
景休は霊汐に言った。

「なぜ今頃それを?」

「そなたと宝青は不仲ゆえ、対立をあおりたくなかった。宝青は私の妹も同然。気ままなだけと思っていたが…。そなたの即位に宝青は反対していたが、まさか命を狙うとは思わなかった。油断した私が悪かったのだ」

花煙は景休の話を聞きながら、眉間に皺を寄せた。

青瑶が入ってきて、宝青ほうせいがなくなったことを伝えた。

夜、花煙かえんは景休の宮の前で入ろうか入るまいか行ったり来たりしていた。

「入れ」
中から声がかかり、花煙かえんは景休の前に進み出てひざまずいた。

「師匠にご挨拶いたします」

「いつ以来だ?」

「こうしてお会いするのは2万2314年ぶりです」

景休は碁を打っている。

「そんなに経つか。たまたま人間界で会い諭しただけだ。師匠でもない」
「1日の師は終生の師。師匠は私を救ってくださいました。ご恩は忘れません」

「恩は忘れぬ?」
「はい」
「では何をしに来た」

「私には、わからぬことが。あの日私は聞いたのです。霊汐のことで、師匠と宝青公主が言い争うのを」

「それで?」

「真相が知りたいのです。あれほど善良で師匠と親しい霊汐が、なぜ師匠を恨み許さないと?なにゆえ公主は師匠を脅したのです?まさか。もしや師匠が…。あるいは私の聞き間違いかと…」

「いいや」
「何と?」

「聞き間違いではない」
「では前国主を殺したのは…」
花煙は立ち上がった。

「私だ」

「なぜです。まさか。ありえないわ。師匠はそんな方じゃない。心が広く慈悲深い方です。私はよく知ってます。当時宮中にいた私が深い恨みを抱き殺意を募らせ過ちを犯しかけた時、師匠が助けてくれました。私を教え諭してくださった。あの時の教えを忘れたことはありません。もし本当に師匠が殺したのなら、どうしてあの時私を助けたうえに…」

花煙かえん、言葉と行いは別物だ。こんな言葉があるだろう?“日々一善を行え”分かるな?」

花煙は景休の言葉を聞き、力なくうずくまった。

「まだ何か?」
「いいえ」
「ならば下がれ」

花煙は景休に叩頭し、ふらふらと帰っていった。

黒蚩こくしが景休の前にやって来た。

「後を追い始末します」

花煙かえんまで巻き込まれるとは」
景休は呟いた。

天息宮てんそくきゅうに到着した花煙を、黒蚩こくしの刃が襲った。

花煙は首に刀傷を受けた。

「師匠に命じられたのね」
花煙は黒蚩こくしに言った。

「国師には殺せぬ。弟子を手にかけるのは気が引けるからな」

花煙は黒蚩こくしに倒された。

扶雲殿の廊下に九宸と開陽が出て来た。

「景休が宝青を殺し、侍女は宝青が翎月れいげつを殺したと証言を?」
九宸は開陽に報告内容を確認した。

「山霊界の使者がそのように」

「妙だな」
「神尊、霊汐が即位したとたんこのような騒ぎに。見に行きますか?」

「今はよい。その侍女の安否を探れ」

小福しょうふく霊汐れいせきに花煙がいないと報告した。

「昨夜寝床におらず、今日も見てません」
宝青ほうせいの侍女の阿雨あうは?」

「加担者ゆえ仙骨を抜かれ荒涼の地へ」

話を聞き霊汐れいせき天息宮てんそくきゅうから出て行こうとすると、景休がやってきた。

「どこへ行くのだ」
「散歩に出る」

「もし多忙でなければ相談したいことが」

荒涼の地に連れていかれた阿雨あうを待っていたのは黒蚩こくしだった。

「命だけは助けてやると国師は言ったわ。どうか殺さないで。嫌よ、助けて」
阿雨は恐怖に後ずさり、叫んだ。

すると開陽かいようが飛んできて、黒蚩こくしを倒した。

小福しょうふくは花煙が見つからないことを霊汐に報告した。

「くまなく捜しても見つかりません。このところ落ち着かない様子でした」

霊汐が小福しょうふくの報告を聞いていると、九宸がやってきた。

霊汐に呼び出された景休けいきゅうは、天息宮てんそくきゅうに向かっている。

赤鷩は景休とともに歩きながら黒蚩こくしが戻らないことを報告した。

「何があったのか見てきましょうか?」
赤鷩は言った。

「国主がお呼びだ。ひとまず会おう」
景休は天息宮てんそくきゅうに向かった。

景休は霊汐の前に進み出て臣下の礼をした。

「私にご用でしょうか」
「相談したきことが」

「何なりと」
「その前に会ってほしい者がいるの」

朝堂に入ってきたのは阿雨あうだった。

「景休国師、私は生きてます。あなたを愛する公主を無残にも殺し、母殺しの汚名を着せるとは。獣にも劣る行いだわ」
阿雨は景休を見て言った。

「国主、罪仙の言葉を信じるのですか?」
景休が玉座を見ると、玉座の横には九宸がいた。

「私の言葉なら信じるか?景休国師、しらばらく会わぬうち、やり口が雑になった」
九宸は言った。

「久しぶりに会うと、お前の言葉はますます分かりづらい」

「では分かるように言ってやろう。静寂を求め荒涼の地へ行ったところ、黒蚩こくしがその者を殺そうとするのを見て即座に助けた。国師に聞く。仙骨を奪ったうえなぜ殺そうとした?」

「そんなことが?私は何も知らん。黒蚩こくしとこの者の私怨では?黒蚩こくしはどこだ」

黒蚩こくしの行動を知らなかったと言うのか?」

「無論だ」

「その者がお前に濡れぎぬを着せたのだな?」
「そのとおり。私は関知しない」

「違います。国師と赤鷩せきべつ様の話を偶然聞きました。“国主が目覚めると万事休すとなる。今やらねば手遅れだ”と。でもそれをせきばあやに伝えられず、あのようなことに」

阿雨あうは証言し、霊汐は景休を見た。

「今のが正しいと証言できる者は?」
九宸は阿雨に問うた。

「その…」
阿雨は口ごもった。

「宝青とせきばあやは死に、誰も証明できない」

「本当の話です」

捜神そうしんの術を使えば真偽を明かせるが、大きな苦痛を伴い心魂を損なう恐れもある。受け入れるか?」

九宸は阿雨に選択権を与えた。

「受け入れます」
阿雨は決断した。

「国師、それでよいか?」

「私を疑うのか?」
景休は霊汐を見た。

「あなたなの?」
「九宸を信じるならなぜ私に問う?」

「母上を殺したのか言いなさい」
霊汐は声を荒げた…。

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感想

宝青ちゃんが景休けいきゅうさんに会いに行った時、私は宝青ちゃんが「国主になりたいんじゃなくて、景休さんのお嫁さんになりたい」って言うのだと思って、ワクワクしながら見てました。

もしかしたら、霊汐に翎月殺しのことを話すと脅してお嫁さんになるのかなって、それもいいなって。
そしたら違った。

宝青ちゃんは自分が景休さんに愛されないって分かってるから、誰も愛さないでほしいらしかった。
切ない。
わがまま娘が切ない恋してるのいいな。

そんな感じで、切ない気持ちになって見ていたら、宝青ちゃん最愛の景休さんに殺されてた(´;ω;`)
宝青、好き嫌い別れると思うし、嫌いな人の気持ちも分かるのですが、私は途中から少し好きでした。
言葉のセンスが普通じゃないというか、普通に生活してると言えないセリフをポンポン言うのが好きでした。

『国主は異族と結婚できない』
景休さん、さてはこのこともあって霊汐を国主に推薦しましたね~。

花煙と景休さんは師弟関係だったんですね!
花煙が人間界の宮中にいた時、殺したいほど人を憎んでいたのを景休さんの言葉で救われたと。
なにそれ!?
それだけでドラマ1本作れるのでは?ドラマ化お願いします。

景休さんは、弟子の花煙かえんも殺し(?てないと信じたい)、ハラハラ見ていたら、最後は景休さんあっけなく断罪されそうです。

もちろん、霊汐は神尊とくっつくと思いますが、もしこれが乙女ゲーム化されたら、絶対景休さんルートありますよね。
それってどんなのだろうと、途中から景休さんとくっつくルート考えながら見てました。

まずは、景休さんが翎月れいげつを殺さないルートがハッピーエンドだと思いました。
次に景休さんがすべて思い通りにして、すべての人の口を封じて霊汐も景休さんを信じて一緒になると言う、霊汐ちょっとおバカなエンドがバッドエンド1だと思いました。
バッドエンド2は、霊汐が景休さんの犯行だと知って、景休さんに監禁されて愛されるエンドですね。

普段は見ながら妄想することはなく、今回こんなに妄想を膨らませたことに自分でもびっくりです。

多分、景休さんサイドに対しても感情移入していて、景休さんのことを好きな気持ちもあるから、景休さんの陰謀が暴かれることにちょっと残念な気持ちがあるんだと思います。
霊汐サイドも景休さんサイドもどっちも応援してるから、どっちかが勝てば、それは嬉しいけど、元瞳さんの陰謀暴いた時みたいに、100%喜べなくて、妄想の中に逃避したのかなと思いました。

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