運命の桃花~宸汐縁~第4話 弟子の形見

第4話 弟子の形見運命の桃花

運命の桃花 第4話 あらすじ

景休けいきゅうが天宮に来た目的は天雷てんらい元征げんせいの神器攢心釘さんしんていを手渡すことだった。天雷の使いで山霊さんれい界へ向かった開陽かいよう仲昊ちゅうこうに襲われた。霊汐れいせき九宸きゅうしん長生結ちょうせいけつを探したけれど、見つからなかった。九宸は幽都ゆうと山の戦いで元征げんせいを手にかけたのではないかと疑惑を向けられた。

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運命の桃花 第4話 登場人物

霊汐桃林出身の丹鳥族の娘。九宸を目覚めさせ、扶雲殿の侍女になり九宸に仕えている。
九宸天族の戦神。神尊。5万年眠りについていたのを霊汐に起こされた。
雲風九宸の弟弟子の上神。
十三扶雲殿の侍女。元は鮫人族の男だった。
天雷賞罰を司る神仙。戦神に昇格する予定だったが、九宸の復活等で中止に。
開陽九宸の(元?)配下。

運命の桃花 第4話 詳しいあらすじ【ネタバレ有】

幽都ゆうと山をくまなく探させてご要望の品を見つけました」
景休けいきゅう天雷てんらい攢心釘さんしんていを渡した。

天雷てんらいは喜び、景休のために酒席を用意した。
そこに1羽の鳥が飛んできて、景休の指にとまり鳴いた。

景休は顔色を変え、火急の要件ができたと言って立ち上がった。

「我が国主は避疾珠ひしつじゅに頼るほど虚弱です。ところが幽都ゆうと山の陰気が山霊界に広まったようで、急ぎ治療せねば。私は幼少時にごう罰を受け、陰気に耐えられます。私の元神げんしんを避疾珠に込めれば、来月の誕生祭までに国主は回復を」

景休が事情を話すと、天雷てんらい開陽かいようを山霊界に向かわせ、避疾珠を受け取ってこさせることにした。

開陽かいようは山霊界に行き、赤鷩せきべつから避疾珠を受け取った。

「お送りします。山霊界は特殊な地形です。上古の時代、神々によって結界が張られたため、普通の神族は仙術が使えなくなります。将軍といえども、騰雲とううんの術は仙力を激しく消耗するはず。馬車をご用意します。結界の外までお送りせねば国師に叱られます」

赤鷩せきべつは話し、開陽かいようは好意に甘えることにした。
開陽は普段景休が使う馬車に乗っている。

「景休め、やっと現れたな」
森の中で潜伏していた仲昊は、景休の馬車が通るのを見て襲撃した。

開陽かいようは胸を矢で貫かれ大けがを負った。

仲昊の剣が開陽に襲い掛かろうとした時、昆吾こんご剣が仲昊の剣を破壊した。
九宸きゅうしんが現れ、仲昊に剣を向けた。

「これは罠です」
仲昊の配下は仲昊を連れて逃げ去った。

赤鷩せきべつは事の顛末を天雷てんらいの所にいる景休に報告した。
景休は開陽が傷を負ったことを知り、赤鷩せきべつを叱った。

「元を正せば私のせいです」
景休は天雷てんらいに謝罪した。

「これはそなたのせいではない。それにしても、仲昊が謀反を起こして、もう随分になる。国主が問題なのだ。しょせん女子おなごゆえ、果断な措置が執れず、今日まで仲昊を生かすことに」
天雷は攢心釘さんしんていの礼に、この件は自分が対処するといいその場を収めた。

「なぜ戦神が現れた?」
景休は天雷の酒席を退出し、赤鷩せきべつと歩きながら話している。

「分かりません」
「本当か。仲昊は?」
「戦神の剣を受けたので絶望的かと」
景休は扶雲殿ふうんでんに向かった。

扶雲殿では九宸が開陽を手当てしていた。
手当てを終えた九宸に霊汐れいせきが薬を差し出すと、薬が凍った。

十三じゅうさんは景休が訪ねてきたことを九宸に報告した。
九宸きゅうしんは避疾珠を渡すよう十三に言い、今日は引き取ってもらうことにした。

景休が受け取った避疾珠を開けてみると、避疾珠から黒い煙が出た。

霊汐が火の番をしていると、九宸が凍り始め、床も調度も凍っていった。
霊汐は火を九宸きゅうしんのすぐそばに置いて九宸を見守った。

徐々に氷は解けて行った。

九宸が目覚めると、霊汐が九宸の衣の裾を掴み眠っていた。
九宸が衣を整え霊汐れいせきの手の中から裾を引き抜くと、霊汐は目覚めた。

「起きましたね、寒いですか」
霊汐は九宸の額に手を当て、自分の額と比べた。

「温かいです。昨夜、神尊はすっかり凍りついてたので、穴蔵に放り込まれる夢を見ました」
霊汐は薬を取りに行き、九宸に差し出した。

霊汐はずっと九宸を見ている。

「務めは?」
「あります。もしかして忘れたんですか。ここで火の番をする役目です」

「私がいる時は免ずる」
「だめですよ」

「来て何日だ」
「8日くらい?」

「9日だ」
「もう9日目?ずっと数えてたんですか」
霊汐は微笑んだ。

「約束の期限まで1日だ」
九宸に言われ、霊汐れいせき長生結ちょうせいけつを探し始めた。

自分の部屋を探しても見つからない。

十三じゅうさんがおやつを持って休憩に帰ってきて、さらに同僚侍女の花煙かえんもやって来た。
花煙は、司命しめいが来たので下がってきたそうだ。

「司命星君って誰?」
霊汐は花煙かえんに尋ねた。

「人間の運命をつかさどる文昌宮ぶんしょうきゅうの主神よ。もともとは人間で、韓元信かんげんしんという名だったとか。思いがけず先常神君せんじょうしんくんに弟子入りし、数百年の苦行を経て昇仙を」
花煙かえんは話した。

「たった数百年で主神になったの?」

「文昌宮は特殊でね、人生における吉凶や禍福を采配してる。人間の数は多いから、いくら働いても終わらないの。文昌宮の主神は、お務めに追われ修行もままならない。かわやの神や疫病神の座は奪い合っても、文昌宮で働くのは誰もが敬遠するわ」

花煙かえんが言うと、霊汐は納得したようにうなずいた。

「司命は何しに?」
十三は花煙かえんに尋ねたが、花煙は知らないようで首を横に振った。

司命は九宸・開陽・含章の集まる部屋で話していた。

山霊さんれい界の国師は景休けいきゅうといい、玄鳥げんちょう族です。代々軍師を排出する一族で国主を補佐してきました。しかし5万年前、玄鳥げんちょう族は国主だった垣渡えんとに謀反し、それを告発したのが族長の子景休けいきゅうでした。景休は父を裏切ったのち、“生涯鳳凰ほうおう族に尽くす”との呪いを受け、かろうじて生き延びました。数万年が過ぎて、垣渡えんとが不慮の死を遂げ、娘の翎月れいげつが跡を継いだ。その時景休は国師となり、今も任に就いています。六界では無名の国師ですが、控えめで勤勉だと聞きます。景休は政に関心のない翎月れいげつから、全てを任されています。天君より忠臣と称されるも、一族を裏切り仇敵に仕える者ゆえ、皆距離を置いています。かつて天宮での宴に顔を出したこともありません」

司命は山霊さんれい界と景休について話した。

「5万年も眠ると、新参者が世に出ている。…知恵の回る国師らしい。くれぐれも用心せよ」
九宸は開陽に言った。

仲昊ちゅうこう烈夷れついの子か」
九宸は尋ねた。

烈夷れついの死後、山霊さんれい界で生まれました。父に似て怒りっぽく反抗的な男で、一族を連れ十万大じゅうばんだい山に身を隠しています」
含章がんしょうは言った。

「腰の低い景休けいきゅうですが、実は暴政を敷いています。しかし仲昊ちゅうこうは抑えきれず、反目し合うようになりました」
司命は付け加えた。

そこに雲風うんほうが駆け込んできた。
天雷てんらいが九宸の帰還を祝う宴を開くと言っているそうで、裏で陰謀を企んでいるのではと雲風は心配している。

「逃げても意味はない。行こう」
雲風は欠席することを勧めたが、九宸は天雷の宴に参加することにした。

宴当日、霊汐れいせきは宴の開かれている凌霄殿りょうしょうでんにいる九宸に、薬を届けるよう十三に命じられた。
霊汐が凌霄殿りょうしょうでんに向かうと、宮女は薬王の娘、玉梨ぎょくりの隣の席に霊汐を案内した。

玉梨は「再び巡り合う日が来るなんて夢のよう」と嬉しそうに九宸を見て顔を輝かせていた。

天君も来場し、戦神の帰還を祝う宴が幕を開いた。

霊汐が九宸を見ていると玉梨に話しかけられた。
「神尊を?」
「知らない」
「なぜ見つめてるの?」
「それは…物珍しくて」

「私もそうだった。一度の好奇心が一生を誤らせることもある。高望みしないでね。小仙なんか相手にされないわ。最後に傷つくのは自分よ」
玉梨は霊汐に釘を刺した。

「もっともです」
霊汐は玉梨に返した。

霊汐が玉梨と話していると、方昇ほうしょう紫光しこうが九宸に難癖つけて始め、開陽と含章、雲風がやり返していた。

「殺気がみなぎってる。長居は無用ね」
霊汐は呟いた。

霊汐が九宸を見ると、九宸は酒を飲んでいた。

「開陽の治療でへとへとなのに、薬じゃなくて酒を飲んでる。だめよ」
霊汐は席を立つと、九宸の下へ向かい「お酒はほどほどに」と言って薬を差し出した。

九宸は「帰れ」と言って薬を受け取らなかった。

その時天雷てんらいが立ち上がり、長年行方不明になっていた元征げんせいの神器・攢心釘さんしんてい幽都ゆうと山で見つけたと言って取り出し、元瞳げんどうげん夫人に本物かどうか確認させた。

攢心釘さんしんていは本物で、元夫人が手を触れると急に箱から飛び出し動き出した。
九宸は天君に仙障せんしょうを張り、天君の前で攢心釘さんしんていに仙力を送った。

「危ない」
霊汐は九宸の前に飛び出し、攢心釘さんしんていに仙力を送った。
しかし攢心釘さんしんていは止まらず、飛んできた。

九宸は攢心釘さんしんていを右手で掴んで動きを止め、元瞳げんどう攢心釘さんしんていを返した。
九宸の右手は凍り、霊汐は周りに気づかれないよう九宸の右手に仙力を送った。

「天雷、何の真似だ」
天君は天雷てんらいに言った。

「恐れながら私にも分かりません。元征げんせい将軍の命とも言える武器ゆえ、困惑しております。なにゆえ九宸きゅうしんを襲ったのか。よもや九宸は元征げんせい将軍に恨まれて…」

「まさか」
天雷の言葉を遮ったのは、元瞳だった。

「生前兄は神尊を慕い、尊敬していましたし、神尊の右腕として重用されたのです」
「では攢心釘さんしんていの動きをどう説明する?」
天雷が言うと、元瞳げんどうは言葉に詰まった。

すると雲風うんほうが立ち上がった。

「自明の理だ。今や幽都ゆうと山は魔族の墓も同じ。陰気や魔気や殺気に満ち、草一本生えない不毛の地です。5万年もの間捨て置かれ、異常をきたしたのだ」
雲風は言った。

「他の者には目もくれず、九宸を襲った理由は?」
天雷は詰め寄った。

「私ではなく攢心釘さんしんていに聞け」
雲風は笑顔で言った。

「その口先に翻弄されまいぞ。天族は厳格な掟により六界を統一しておる。事の是非をうやむやにするな。私心にとらわれる者を上神とは呼べん」

天雷てんらい、何を…」

雲風が戸惑っていると、天雷は九宸に向かって話し始めた。

「九宸よ、私の問いに答える覚悟はあるか」
「問うてみよ」

「5万年前、幽都ゆうと山の戦いで元征げんせい将軍の率いる軍勢が全滅した。そなたが手にかけたのか」
天雷が言うと、全員の視線が九宸に集まった。

げん夫人は天君の前にひざまずき、発言の許可を求めた。
天君が許可すると、元夫人は九宸の前に移動した。

「神尊、代々げん家の男は出征し、古代から今に至るまで戦死者の数は1000近くにも達する。ずっと疑問だったのです。天族は戦場で息絶えても、その骸は腐らず神魂が離散することもない。なれど幽都ゆうと山の戦いでは、天兵10万もの神魂が消滅しました。虚空に消えたのです。なにゆえ総大将のみが生き残り、なにゆえ5万年物長き眠りから突然目覚めたのか、どう考えても分かりません」

「無礼な」
雲風は言い、元瞳は息子を失った母の妄言だと言ってひざまずき許しごいをした。

「お黙り」
元夫人は元瞳げんどうを黙らせると、再び話し始めた。

雲風うんほう上神、疑問が解けるのを願うことが罪に当たるのですか」
元夫人が言うと、雲風は言葉を失った。

「私が魔族との戦いに恐れをなしたと?それとも私が天兵たちを魂もろとも葬り去ったと?はたまた私が魔道に落ちたとでも?」
九宸が言うと、集まった者たちは息を飲んだ。

九宸きゅうしん口を慎め」
天君は言った。

霊汐はずっと九宸の手に仙力を送り続けていて辛そうだ。

「私は黙りません」
元夫人は九宸に答えを迫った。

「5万年前、私は将兵と肩を並べて戦い、魔君まくん幽都ゆうと山に封印した。魔族を食らった魔君に沖天の勢いで攻められ、神魂を燃やし尽くすほどの死闘を繰り広げた。ついには魔君まくんを封じたが、10万の天兵は力尽きて命を散らしたのだ」
九宸は話した。

「証しは?」
げん夫人は九宸を見た。

「私の言葉が証しである」
九宸が言うと元夫人は納得していない様子を見せたが、「もうよい」という天君の一言で皆沈黙した。

「元夫人よ、そなたは答えを得た。これ以上騒ぎ立てるなら厳罰に処すぞ。九宸、疲れたろう。早く帰って休むがよい」

天君が言うと、九宸は霊汐の手を引いて凌霄殿りょうしょうでんを後にした…。

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感想

前回、唐突に出てきた景休さんは、山霊界の国師でした。
山霊界の国主・翎月れいげつは国政の興味がないということで、実質的な山霊界のトップのようです。

開陽かいようが襲われたのは、景休さんが仕組んだのでしょうか?
わざと景休さんの馬車に開陽を乗せて、襲われるよう仕向けた?

まだまだ謎が多く分からないことだらけです。
私的には景休さんの見た目がいかつすぎて、疑わずにはいられません 笑

司命は「暴政を敷いています」と言っていたし、景休さんの見た目は、どう見ても悪い人のビジュアルでは!?

そして九宸派vs天雷派+元夫人の対立が明らかになりました。
元夫人の娘の元瞳は、九宸派のようです。
天雷や元夫人は、九宸が元征を殺したと思っていて、そのことを九宸に問い詰めました。

2話の最後の方の九宸の夢?記憶?の中で九宸は確かに元征を刺していました。
やっぱり殺したのでしょうか?
そうだとしたら、きっと何か理由がありますね。

霊汐は九宸の火の番になったことで、九宸と過ごす時間が長くなっています。
最後は九宸と手をつないで凌霄殿から退出してました。

ラブな展開になっていくのを楽しみにしています。

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