運命の桃花~宸汐縁~第18話 守りたいもの

第18話 守りたいもの運命の桃花

運命の桃花 第18話 あらすじ

霊汐れいせきはなぜ自分が狙われ従極淵しょうきょくえんにかくまわれるのか、なぜ桃林に閉じ込められていたのか理由を知りたがったが、九宸きゅうしんは話さなかった。元瞳げんどう西王母せいおうぼの下に駆け込み、霊汐の居場所を話した。西王母は従極淵に押し入り、霊汐を魔の一味として連れ帰ろうとした。霊汐は紫雲台しうんだいで尋問をうけることになった。

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運命の桃花 第18話 登場人物

霊汐桃林出身の丹鳥族の娘。九宸を目覚めさせた。魔君の元神が霊汐の中にある。
九宸天族の戦神。神尊。
青瑶霊汐の姉弟子。薬王洞で働いている。
西王母崑崙山に住む神仙。
天雷賞罰を司る神仙。九宸不在の5万年間戦神代行していた。
元瞳九宸の配下だった元征の妹。元征が魔道に落ち名門元家は落ちぶれた。
仲昊九宸の配下だった烈夷の息子。魔君に忠誠を捧げた。
欽原仲昊の義理の息子。

運命の桃花 第18話 詳しいあらすじ【ネタバレ有】

雪の降る中、従極淵しょうきょくえん霊汐れいせき九宸きゅうしんを出迎えた。

霊汐の頬についた雪を九宸が指で拭うと、霊汐は嬉しそうに微笑んだ。

部屋に入り、九宸が霊汐を治療すると、霊汐の右耳の後ろから黒いもやが出た。

「楽になったか」
治療を終えた九宸は霊汐に尋ねた。

「とっても。ありがとうございます。神尊、私は何かの病に?」

「今後はこんなふうに治療を施し、私の許しなく外出を禁じるが構わないか?」

「はい」
「すまぬな」
「とんでもない」

霊汐はなぜ自分が狙われ、ここに閉じ込められているのか、楽伯らくはくはどうして自分を桃林に閉じ込めていたのか知りたがった。

九宸は黙っている。

「もし言いたくなければ結構です。ただ、たとえどんなことが起きても神尊や家族を巻き添えにしたくない。いざとなったら自分で向き合うので教えてください」

「私を信じろ」
しばらく考えてから九宸は言った。

「信じてます」
「では心配するな。私が守る」

九宸は霊汐の前にしゃがみ目線をそろえ、霊汐の手を握った。

「このあと少し出かけてくるが、戻ってきたらもう離れない」

「私と一緒にいてくれるんですか?」

「嫌か?」
「うれしい。夢みたいです。思ってもみませんでした。こんな幸せが自分に訪れるなんて」
霊汐はうれし涙を流している。

「父君に何か言づてはないか?」

「ありません。従極淵しょうきょくえんは最高です。六界でここよりいい所はありません。承晏しょうあんが私に会いたいわけないし、青瑶せいようさんも寂しくないはず。父は…どうせお酒に酔えば私を思ったりしません。私はここで神尊と修練します。10万年後上神になって承晏しょうあんを驚かせるんです」
霊汐が話すと九宸は少し笑った。

「もし父君が恋しければここに呼ぼう」
九宸が言うと、霊汐は微笑みうなずいた。

従極淵しょうきょくえんの扉の外、雪の降る中 霊汐は出かけようとする九宸の衣を掴み、名残惜しそうにしている。

「中に入れ。すぐ戻る」
九宸が言うと霊汐は衣を離し中に入っていった。

九宸は霊汐が中に入るのを見届けると従極淵しょうきょくえんを結界で覆い出かけていった。

元瞳げんどうは岩陰から見ていた。

九宸きゅうしんは天君に会いに行き、天雷てんらいを戦神に任じて欲しいと頼んでいた。

「九宸、分別がないのは雲風うんほうだけだと思っていた。戦神というのは、世の悪を威嚇する存在だ。功労があればなれるものではない」
天君はいつになく怒っている。

「私が長生海ちょうせいかいで目覚めなければ、真君は昇格の式典を終え戦神になっていました」

「そなたはいいかげんな男ではない。なぜそんな考えに至ったのだ」
天君は九宸を問い詰めた。

元瞳げんどう西王母せいおうぼに会いに行った。

西王母せいおうぼは天兵を引き連れ従極淵しょうきょくえんを訪ねた。

留守を守る小仙は、九宸は天宮にいると西王母せいおうぼに話した。

「聞くところでは、私と因縁浅からぬ者がここにいるとか」
西王母は従極淵しょうきょくえんに立ち入ろうとした。

従極淵しょうきょくえんに押し入れば、神尊の怒りを買いますぞ」
小仙は西王母を拒んだが、西王母は小仙を倒し従極淵しょうきょくえんに入ろうとした。

ところが従極淵しょうきょくえんには結界が張られていた。

「己の洞府に結界を張るなんて明らかに怪しい」
西王母は結界を破ろうと攻撃し始めた。

天君は天雷てんらいを呼び、九宸が戦神を譲りたがっている旨話していた。

九宸は異変を察知し話の途中で退出した。

天君は紫光しこうに九宸の後を追わせた。

結界を破った西王母は従極淵しょうきょくえんに押し入ってきて、天兵達に霊汐を捜させた。

霊汐は五椀ごわんを抱え、先日閉じ込められた寒い部屋に逃げ込んだ。

しかし西王母も部屋に入ってきた。

「出てきなさい」
西王母の言葉に従い、霊汐は西王母の前にひざまずいた。

「お前は私の宴をぶち壊した。吞天獣とんてんじゅうを放ち崑崙こんろん山の衛兵まで殺すとは。大した小娘だこと」
西王母は言った。

「私が崑崙山に行ったのは五椀ごわんを捜すためです。…宴を台無しにする気などありませんでした。呑天獣も放ってませんし、崑崙山の衛兵だって殺してません」
霊汐は訴えた。

「全くの潔白だと?弁解なら普化ふか仙君の前でして」

西王母に命じられ、天兵は霊汐を捕らえようとした。
すると五椀ごわんが天兵に噛み付いた。

天兵は五椀を投げ飛ばし、壁に打ち付けられた五椀は地面に転がった。
霊汐は天兵に攻撃し、西王母は霊汐に攻撃を放った。

霊汐は倒れ血を吐いている。
西王母がさらに霊汐を攻撃しようとした時、九宸が現れた。

西王母は攻撃の手を止めた。

「九宸、戦神のあなたには私も一目置いてる。邪魔立てせず妖女を渡してくれれば、あなたを隠匿の罪には問わない」
西王母は言った。

「私の侍女が従極淵しょうきょくえんにいるのは当然です。なぜ隠匿だと?この者への誤解については、私が天君の前で説明いたします」

「天族の戦神たる者が妖女などをかばえば、天君を怒らせ悲惨な末路をたどるわよ」

「ご心配なく」

「私は天君の顔を立ててあなたを尊重してる。調子に乗らないで。今日は絶対に妖女を連れていく」
西王母は天兵に霊汐を捕らえさせようとした。

「ここに押し入り私の侍女を傷つけるなど、少しも私を尊重していない」
九宸は言った。

「納得のいく説明を」
「必ずや」
九宸が西王母に約束すると、西王母は帰っていった。

九宸はすぐさま倒れている霊汐に駆け寄り助け起こした。

霊汐の口端には血がついている。
九宸は指で血をぬぐった。

紫光しこうは2人の様子を見た。

「私は天君の命で参りました。お申し付けがなければこれにて失礼を」
紫光は帰って天君に報告しようとしたが、すでに西王母が報告済みだった。

西王母から訴えを聞いた天君は百扇ひゃくせん従極淵しょうきょくえんに向かわせた。

従極淵しょうきょくえん百扇ひゃくせんが来て、九宸と霊汐は天宮へ向かうことになった。

九宸と霊汐は2人で話している。

「怖いか?」
九宸は霊汐に尋ねた。

「どうせ向き合うなら早いほうがいいです。それに私は潔白なので隠れる道理もありません」

「やはりここは嫌か」

「まさか。神尊と一緒ならどこにいても幸せです。ただ訳も分からず暮らしたくありません」

「私がいる。何も恐れるな」
九宸が言うと、霊汐はうなずいた。

「神尊はこの世で一番すごい神仙です。神尊がいれば何も怖くない。ところで西王母いわく、私をかばえば悲惨な末路をたどるって」

「私はこれから毎日そなたのおしゃべりを聞かされる」
九宸は真顔だ。

「じゃあおとなしくします」
霊汐はうつむいた。

「構わん。私ができるだけ我慢する」
九宸が笑うと霊汐も笑った。

九宸は仙力を込めておいた長生結ちょうせいけつを霊汐に贈った。

2人は百扇ひゃくせんと共に天宮に向かった。

霊汐れいせき紫雲台しうんだいで尋問を受けることになった。

周りには普化ふか仙君や西王母をはじめ、神仙達が集まっている。

霊汐は五椀ごわんを捜しに崑崙山へ行ったこと、天兵を見ていないこと、吞天獣とんてんじゅうが魔族に襲われていたことを話した。

「でたらめばかり。なぜ呑天獣はお前を乗せて崑崙山から逃げたの?お前は魔君の騎獣ととても親しいようね。間違いなく魔の一味よ」
西王母は言った。

「なぜ呑天獣が私を守ったかは存じません。でもそれだけの理由で私を魔の一味だと言うなんて理不尽です」

霊汐は言いにくそうにしながらも西王母に反論した。

「なにゆえ戦神はお前をかくまった」
天雷てんらいは霊汐を尋問した。

「神尊は事情を知らないんです。私は面倒を起こしたので神尊に助けを求めました。…従極淵しょうきょくえんは以前行ったことがある所なので、あそこで神尊を待ってました」

霊汐が話すと普化ふか仙君は笑い出した。

「こやつは口が達者だ。前にも見たことがある。これ以上尋問する必要はない。調べれば直ちに分かることだ。お前の身に魔気があるかこれではっきりする」

普化ふか仙君は霊汐に仙力を送り何やら調べ始めた。
霊汐の長生結が淡く光っている。

天君は九宸を凌霄殿りょうしょうでんに呼び、話を聞こうとしているが九宸は何も言わない。

「己の身分を忘れるな」
天君は九宸に忠告した。

「ご安心を。片ときも忘れていません」
九宸は退出し紫雲台しうんだいに向かった。

「戦神、調べがつくまでこの小仙を天宮から出さぬよう」

普化ふか仙君は九宸に霊汐を返した。

2人が扶雲殿ふうんでんに帰ると、九宸の冷えの病がぶり返し、九宸は凍りだした。

霊汐は夜通し九宸を看病した。

「近頃仙力を使いすぎた。休めばよくなる」
目覚めた九宸は言った。

「神尊、なぜ私の体にそれほど仙力を使うんですか。あの者いわく、魔君は私を捜してたと。聞いた話では、呑天獣は魔族の者しか守らないとか。だから私は魔なのか調べてるんですか?」
霊汐は九宸に尋ねた。

「己は魔だと?」
「いいえ」
霊汐は首を横に振った。

「だって私は桃林とうりんに生まれた神族の丹鳥たんちょうです。仙力は強くありませんが、これだけは断言できます。魔道には落ちません」

「では何が怖い」

「噂を立てられて、災いに見舞われ家族や神尊を巻き込むことです」

「案ずるな」
九宸は霊汐の涙をぬぐい、霊汐を抱きしめた。

最後の力を振り絞り、仲昊ちゅうこうは魔君の下に逃げ帰った。

仲昊が血を吐き地面を這っているのを見つけ、欽原きんげんは介抱した。

げんよ。私はあの女子おなごを見つけた。扶雲殿で仕えている小仙だ。腕に天恒神砂てんこうしんさが。しかし九宸にかくまわれている。…何としても捜し出せ。絶対に見つけろ」

仲昊はそれだけ言うと目を閉じた。

「義父上。目をお開けに。義父上。聞こえますか」
欽原きんげんは叫んだ。

扶雲殿では、霊汐が従極淵しょうきょくえんに引っ越すための荷造りをしていた。

五椀ごわんが駆け寄ってきて、霊汐は手を止め五椀に話しかけた。

「私が怖いか見てね」
霊汐は五椀ごわんを威嚇したが、五椀は逃げずに戸惑っている。

「お前さえ怖がらないの?情けない。自分のこと考えてみた。目は茶色で髪の色も変わりはない。無性に血を飲みたい衝動もないわ。でも昨日夢で追いかけてきた天雷神君と西王母をやっつけた。もしかして私の本性って凶暴?魔道に落ちた?魔になるとどうなるの。私は最近すごく肉が食べたい」

五椀はいたいけな瞳で霊汐の話に相槌を打っている。

「神尊に信じろと言われた。従極淵しょうきょくえんに行ったら全て解決するわよね」
霊汐は自分に言い聞かせるようにつぶやいた。

霊汐は荷造りをして、今必要な物も全て箱に詰めてしまった。

「かの地は暮らしに困らん。そなたは身ひとつで行けばよい。荷造りを続ければそなたも詰め込むぞ。このばか鳥め」
九宸は霊汐の額をつつくと笑って去った。

青瑶せいようは霊汐を訪ねた。

霊汐は紫雲台しうんだいで寄ってたかって魔だと言われたことを青瑶せいように話した。

青瑶は黙り込んでいる。

「青瑶さん、どうしたの」

「別に。神尊は何て?」

「調べが終わったら従極淵しょうきょくえんで修練しようって」

従極淵しょうきょくえん?悪くないわ。静かなところだし。戦神を好きでしょ。願ってもないことでは?」

「何を言い出すの」
「あなたの気持ちはお見通しよ」

「神尊と毎日一緒にいられるなんて、以前の私なら舞い上がってた。でも最近は不安でしょうがないの。これはどういうこと?」
霊汐は青瑶に相談した。

青瑶の頭に『戦神が霊汐を殺すことはない』という楽伯の言葉が蘇った。

「考えすぎないで。神尊に従ってればいいわ」
青瑶は霊汐に言った。

「分かった。でも青瑶さんや父さんと離れる。うれしくなれない」
霊汐は青瑶に抱き着いた。

「神尊の往診のついでにあなたにも会えるわ。師匠はあなたが元気なら安心するはず」

「神尊は近頃私に優しいの」
霊汐は青瑶に甘えた。

「おばかさんね」
青瑶は優しく微笑んだ…。

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感想

うわぁあ!いいな!霊汐いいな!羨ましい。
私も青瑶さんに「あなたの気持ちはお見通しよ」って言われたいし青瑶さんに甘えたい。
羨ましい。
青瑶さんって女神様ですか?

それに比べて…西王母様。
私は西王母様って本当にいい人って先入観を持っていました。

私が今まで見たお話の中に出てきた西王母様は、瀕死の麒麟を助けてくれたりと、すごく良い人だったので。
でもこの西王母様、霊汐を悪者だと決めつけてる。
ひどい。

足跡とか草の折れ具合とか調べれば、侵入者が複数だったと分かるのでは?
科学捜査しないの?鑑識班いないの?
化生池かせいちに監視カメラ仕込んどけばよかったのでは?と思いました。

戦報みたいなシステムがこの世界にはあるのだから、監視カメラも可能だと思います。
もっとよく調べて。

でも調べたら…。
霊汐の中に魔君の元神が入っていることが分かってしまい、それはそれで霊汐れいせきはピンチですね。
ばれたら殺されると神尊は言っていました。

今回も神尊の霊汐に対する態度がめためたに甘かったです。
何ですか?どうした?何があった?殺しかけたことで、大切さを認識した?
見ている私は急なことで動揺してしまい、動悸息切れ気つけの症状が出てしまってます。
いいぞ、もっとやれ。

ただ、霊汐も「最近では不安でしょうがない」言っているように、私も不安です。
不穏な空気が漂っています。
どうなってしまうのでしょうか。

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