運命の桃花~宸汐縁~第13話 因果応報の運命

第13話 因果応報の運命運命の桃花

運命の桃花 第13話 あらすじ

九宸きゅうしんにかけられていた九霊きゅうれいの術は解かれ、九宸に仙力が戻った。げん夫人は現実に耐えられず自害した。雲風うんほう青瑶せいように冷たくあしらわれている理由に思い悩み、奥の手を使うことにした。霊汐れいせきは九宸に、腕にはまって取れなくなった水月鼎すいげつていについて相談し、九宸と共に南極仙洲せんしゅうに向かった。欽原きんげん仲昊ちゅうこうの配下に加わった。

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運命の桃花 第13話 登場人物

霊汐桃林出身の丹鳥族の娘。九宸を目覚めさせた。扶雲殿の侍女になり九宸に仕えている。
九宸天族の戦神。神尊。冷えの病を患い、仙力を封じられている。
雲風上神。九宸の弟弟子。
青瑶薬王洞で働く霊汐の姉弟子。
十三扶雲殿の侍女。元は鮫人族の男だった。司命のことが好き。
花煙扶雲殿の侍女。元は人間だった。
司命人間の運命を司る神仙。
開陽九宸の配下
含章九宸の配下
元瞳5万年前魔道に落ちた元征の妹。
景休山霊族の国師。
仲昊滅んだ烈夷族の生き残り。烈夷の息子。魔君の配下になった。

運命の桃花 第13話 詳しいあらすじ【ネタバレ有】

楽伯らくはくは5万年間捜していた陌歓はくかんが亡くなっていたことを知り、湖のほとりで酒を飲んだ。

九宸きゅうしんは仙力のない不自由な生活をしていた。

眠くなるのでお茶で眠気を覚まし、ろうそくの火も1つ1つ消して回らなければならない。

九宸が散歩に行くというので霊汐れいせきは付いていこうとした。

「仙力を失っただけで私は健康だ。ついてくるな」
九宸は一人で出かけたが、霊汐は九宸の後をつけた。

九宸は背後に気配を感じ何度か振り返った。
そのたびに霊汐は仙術で姿を消した。

九宸が振り返り、霊汐は岩に変身した。

「早く立て」
九宸に言われ霊汐は姿を現した。

「奇遇ですね」
霊汐は気まずそうに言った。

雲風うんほう扶雲殿ふうんでんを訪ねると、中から十三が出てきた。

十三は九宸がいないので探しに行こうとしていたようだ。

「鳥や獣に連れ去られたら一大事ですよ」
十三は心配している。

「霊汐がいる」
「当てになりません。お粗末な腕前ですからね。花煙かえんより弱いんです。心配なので追いかけます」

十三が出かけようとするのを雲風うんほうは止めた。

「野暮なことはせず茶でも入れろ。戻れ」
雲風は十三と共に扶雲殿に入っていった。

九宸が望月泉ぼうげつせんを眺めているのを、霊汐は少し離れたところから見守っている。

急に雨が降ってきた。

「弱り切った体に冷たい雨は毒です。お帰りに」
霊汐は九宸に駆け寄り傘を差し出した。

「言いつけを守れ。ついてくるな」
九宸は傘を受け取らず、すたすたと歩いて行ってしまった。

扶雲殿。
九宸の前には開陽かいよう含章がんしょう紫光しこう方昇ほうしょう等武官が集まっている。
天雷てんらいの姿はない。

「天雷は?」
九宸は問うた。

「天雷真君は体調を崩ししばし休まれます。お許しを頂戴したく」
紫光しこうは話し、九宸は許可した。

「近年の働きぶりを調べた。戦の少ない太平の世にて安楽に過ごしたらしい。…元瞳げんどうの後任に含章がんしょうを据える。引き続き開陽かいようは練兵を。その補佐に紫光しこうを就けるゆえ、南海守将なんかいしゅしょうの任は副将に継がせる。方昇ほうしょう、魔族の残党を捜すため部隊を結成せよ。己の任を果たせ。怠る者は軍法に照らし罰する」

九宸は命じた。

「恐れながら、私を天宮に戻す理由とは?」
紫光しこうは九宸に尋ねた。

「どうした。私の配下に置かれるのが不服なのか」
開陽は言った。

「それは…喜んで」
紫光は揖礼ゆうれいした。

「異議がなくばげん家の処遇について討議する」
九宸は議事を進めた。

霊汐れいせきは廊下の柱の陰から、九宸の寝殿を見つめていた。
すると青瑶せいようがやってきた。

九霊きゅうれいの術を解くそうだ。

「もう解くのね」
霊汐は寂しそうだ。

会議が終わり、武官たちが出てくるのと入れ違いに霊汐は青瑶と共に九宸に対面した。

「もう治ったか?」
九宸は霊汐に声をかけた。

「もらった薬が効きました。紫気東来しきとうらいの丹を飲んだら、かえって仙力が高まりました」

「ならば働け。やることは?」
「あります」
霊汐は退出した。

「護法を施す間雲風上神も退席を」
青瑶せいようは九宸のそばに控えていた雲風にも下がるよう言った。

「私のことは空気とでも思え」
雲風が言うと青瑶せいようは目を逸らした。

雲風は景色を見ると言って席を立った。

「冷たい顔をしているが心は熱い女子おなごだ」
雲風は廊下でひとり呟き笑っている。

霊汐は雲風に話しかけた。

「1つご教示を賜りたく存じます」
「申せ」
雲風は快く引き受けた。

「雲風上神や神尊のような修為しゅういを持つ方には、一方的に近づこうとしてもはじかれますよね」

「当然のことを聞くな」
雲風は言った。

「近づくのも無理だったら口付けられないわ」
答えを聞いた霊汐は呟き、南極仙洲せんしゅうで見た自分の姿を思い出していた。

霊汐が九宸に口づける姿だ。

「神尊が受け入れるのね」
霊汐は呟き、にんまりと笑い立ち去った。

青瑶せいようは施術を終えた。
九宸の冷えの病はあと一歩で治りそうだ。

「快癒したと油断なさらずに仙力を使うのはお控えください」
青瑶せいようが部屋から出ると雲風が待っていた。

「いつもあに弟子のためにかたじけない。私の宮殿に招待しよう」

「結構です」
青瑶はすたすたと歩き去った。

「医官待ってくれ」
雲風は呼び止めたが、青瑶は立ち止まらなかった。

霊汐が仕事をしていると、怒った十三じゅうさんがやって来た。
元瞳げんどうを呼びに行くよう命じられたのだが、十三は恩知らずな元瞳が嫌いなようだ。

「あんな恩知らずの屋敷なんて木っ端みじんに砕きたい」
十三は怒って言った。

「変な気は起こさないでね」
花煙かえんは十三をなだめている。

「だって元瞳のせいで神尊は雷刑を受けたのに。腹の虫が治まらないわ」
「十三は使者に立たないで」

「じゃあ誰が行く?」
十三が言うと花煙かえんは俯いた。

「代わる?」
「私が?」
「花煙に決まり。お茶は任せて、そら行け」

十三は花煙かえんが持っていた茶器を奪い取り行ってしまった。

霊汐れいせき、一緒に行ってくれる?お願いだから付き添って。いいでしょ。血も凍るほど元瞳が怖い。だから一緒にね」

「私も怖い」
霊汐は言ったが、花煙は霊汐の腕をつかんだ。

「霊汐は優しいわ。行こう」
花煙は霊汐の腕を持って歩きだした。

げん家の霊廟ではげん夫人がぐったりと床に座っていた。

「母上、何日もお休みになっていません。いずれ倒れます」
元瞳は声をかけた。

どうや。母は間違えたわ」
げん夫人は言った。

「悪いのは母上ではなく私です。早くに…」

「おやめ。何も言わないで。もう疲れたわ。休みたい」
げん夫人は虚ろな表情をしていたが、ふいに元瞳を見て「下がって」と言った。

「はい」
元瞳が霊廟から出ると、扉が閉まった。

げん夫人は攢心釘さんしんていを両手で握った。

霊汐と花煙は扉の外にいる元瞳げんどうと目が合った。

用件を伝えるため2人は恐々元瞳に近づいた。

「何の用?これ以上何をするの?」
元瞳は言った。

「神尊がお呼びで…」
霊汐が言った時、中から皿が割れるような音が聞こえてきた。

元瞳が扉を開けると、げん夫人が倒れていた。

「母上、母上?」
元瞳はげん夫人の肩をゆすってみるが反応はない。

床には攢心釘さんしんていが転がっていた。

霊汐と花煙は扉のところから中の様子を見ている。

泣いていた元瞳はふいに霊汐れいせき花煙かえんを見た。

2人は慌てて立ち去った。

2人が去った後も元瞳は扉を睨み続けていた。

扶雲殿に帰った霊汐と花煙はうずくまっていた。

「元気がないみたいね。元瞳のせい?いじめられた?」
十三は2人を心配した。

「すぐに分かるわ。これから元瞳の目を避けて過ごさなきゃ」
花煙かえんは言った。

「肩身が狭くなるのは、あっちのほうでしょ」
十三は言った。

霊汐は俯いたまま立ち去った。

霊汐は膝を抱え廊下にうずくまっている。

霊汐を見つけた九宸は霊汐に近づいた。

「気に病むな」
九宸は声をかけた。

「何をおっしゃってるのか分かりません」
霊汐は俯いたままだ。

げん夫人は自ら死を選んだ」

「そうですよね。私は魔道に落ちてないし、殺してもいない。悪いのはげん家です。過ちを認めないばかりか神尊に罪を押しつけた。こうなったのも自分たちがまいた種です」

「では悲しむな。げん夫人は命よりも名声を大事に思っていた。栄誉と共に生きる気力も失ったのだ。そんな母によって育てられた元征げんせいと元瞳は、失敗を恐れるあまりたやすく魔に惑わされ、八方塞がりに。何事も因果応報なのだ。運命からは逃れられない」

九宸は語り終えると立ち去った。

「すべては運命だと?定められた運命から逃れるすべはないの?」
霊汐は呟いた。

雲風は手鏡に自分を映して見ている。

鏡を見終えると雲風は遠くを見つめた。

司命、含章、開陽は黄昏れている雲風を見つけ声をかけたが、雲風は3人に気づいていない。

「随分お悩みの様子だが珍しいな」
含章は言った。

雲風はやっと3人に気づいた。

「私を見よ」
雲風は3人に言った。

言われた3人は戸惑っている。

「見よ」
雲風は自分の顔を指さした。

3人は前のめりになって、じっくり雲風の顔を見た。

「修行にしくじったか毒にあたったので?」
司命は推察した。

「よく見ろ。どうだ。真剣に見てくれ」
雲風に言われ、3人は雲風に近づいた。

「私の顔だが、もしや老けたか。凛々しさが半減したのでは?」
雲風は恐ろしいものを見たような顔で言った。

3人はいっせいに雲風から離れ顔を見合わせた。

「上神の堂々たる男ぶりは、誰もが知るところです」
司命が言うと、開陽と含章も同意した。

「だろう?己の姿を鏡に映したが、わずかな衰えもない。相も変わらず端正な顔だちで嫌われる要素は皆無だ」

「上神、誰のことです?」
開陽は尋ねた。

「青瑶医官だろう」
司命が言うと開陽は驚いている。

「問題があるとすれば青瑶医官のほうだ」
雲風は言った。

「上神のお姿が好みに合わないのでは?」
司命は助言した。

「まさか」
雲風は言うと、しばらく思案して「分かった」と言った。

「何ですか?」

「わざと気のないふりをしている。気持ちを抑え込んで駆け引きを」
雲風はしたり顔で話している。

「医官を誤解なさっておるやも」
司命はまともなことを言った。

「いいや。お前たちは恋愛の修練が足りておらん」
雲風が言うと、開陽は真面目な顔でうなずいている。

「奥の手を出す時が来たようだ」
雲風は笑いながら走り出した。

残された3人は雲風の駆けていった方を見ている。

「どうなる?」
開陽は言った。

「青瑶医官の機嫌を損なうことになる」
司命は立ち去り、開陽と含章も司命の後を追った。

青瑶が仕事をしていると、同僚が駆けていくのが見えた。
外が騒がしいようだ。

薬王洞の外には雲に乗った雲風が現れ、集まった人々は雲風の見目麗しさにうっとりしている。

雲風は自分の背後に桃色のハートの雲を召喚した。

「好色な男ね」
雲風の姿を見た玉梨ぎょくりはあきれている。

「目の保養ね」「すてき」
集まった女性陣ははしゃいでいる。

「立派だ」「並ではない」
男性たちも雲風をたたえている。

ついに青瑶がやって来た。

「青瑶、気に入ったか。そなたが望む物は何でも与えよう」
雲風が青瑶に声をかけると、人々の視線は青瑶に集中した。

雲風は青瑶の方に雲で作った無数の桃色の花を向かわせた。

ふわふわと花が舞うのを人々は見ている。

青瑶は薬王洞の扉をバタンと閉めた。

花は雲風にはね返った。

人々は笑い、雲風は気まずそうに顔を隠して退散した。

霊汐は腕にはまったままの水月鼎すいげつていについて九宸に相談した。

「何の役にも立たないがらくたですよ。天恒神砂てんこうしんさだとしても要りません」

「なにゆえ南極仙翁せんおうの宝がそなたの腕に?」

「戦報を復元させようと訪れた南極仙洲せんしゅうで洞穴に入ったんです。水月鼎すいげつていを見つけました。戦報を復元したら水月鼎は形を変えたんです」
霊汐は経緯を説明した。

「南極仙翁せんおうは承知の上か」
「いいえ。いろいろ試しましたが、腕から外れません」

「そなたを主と認めたらしい」
「だけど使えませんよ」

「もともと自由気ままな神器だが、仙翁せんおうに守られていた。勝手に持ち出すな。主に選ばれようと、仙翁せんおうに知らせるのが筋だ」
「もう1度行くんですか」

恐ろしい上仙がいると言って、霊汐は気が進まない様子だ。

九宸が一緒に行くというと霊汐は笑顔になった。

2人が出かけようとすると、元瞳げんどうが南天門を守っていて2人に挨拶した。

霊汐は深く頭を下げた。

「雲に乗る」
九宸は言った。

「私の仙力はまだ回復してません。一緒に乗せてください」
霊汐は頼んだ。

「回復どころか高まったはず」
「そうでした?」
霊汐はとぼけた。

「丹鳥なら己の羽で飛べ」
2人のやり取りを元瞳げんどうは聞いていた。

2人が南極仙洲せんしゅうに着いて仙翁せんおうに面会を求めると、仙翁せんおうは南岳に籠もっていて留守だった。

しかし仙翁せんおうは2人が来ることを予見し、伝言を残していた。
“万事は巡り合わせにて、成り行きに任せるべし”

「私は物事の本質を見失っていた。“宝は有効に使う”と仙翁せんおうに伝えてくれ」
九宸は伝言を頼んだ。

南極仙翁せんおう欽原きんげんと共に南岳に籠っている。

「幼きお前が仲昊ちゅうこうの手でここに送り込まれた時、おのずと外界の因果は切れておるのだ。しかも私が進んで南岳に迎え入れたことで、仲昊とは何の関りもなくなった」
仙翁せんおう欽原きんげんに語り掛けている。

「残りたいのはやまやまなれど、養育の恩は捨てがたし。義父が養ってくれなければ野たれ死んでいました」
欽原きんげんは何度も仙翁せんおうに頭を下げた。

「お前を占ってみた。南岳を去れば前途多難となり、ささいなしくじりが身の破滅を招く。いま一度よく考えてみよ」
仙翁せんおう欽原きんげんを引き止めたが欽原きんげんの気は変わらなかった。

欽原きんげんが南極仙洲せんしゅうに戻ると、留守を守っていた者が九宸の来訪と九宸の言葉を欽原きんげんに伝えた。

景休けいきゅうが森で琴を弾いていると、欽原きんげんが攻撃を仕掛けて来た。

「お前か。…恨まれるいわれを伺っても?」
景休けいきゅうは琴の音色に仙力を乗せ欽原きんげんを弾き飛ばした。

「その神魂を霊前に供える」
欽原きんげんはさらに攻撃を仕掛けた。

景休の配下が駆けつけると、欽原きんげんは逃げた。

「やつは何の恨みがあって国師を?」
赤鷩せきべつは景休に尋ねた。

「私を見て驚いていた。南極仙洲せんしゅうの一件とは別の理由があるのだ。やつを調べよ。ひそかに後をつけるのだ」
景休けいきゅうは命じた。

欽原きんげんは傷を負い、砂漠に逃げて倒れた。
すると仲昊ちゅうこうが現れた。

「義父上?ご無事だったのですか」
欽原きんげんは嬉しそうに仲昊を見上げた。

仲昊ちゅうこう欽原きんげんに仙力を送り治療した。

「私は生きておるが、死んで当然の身だ。一族を守り切れなかった。神魂を滅する覚悟で幽都ゆうと山に身を投じて血路を開いた。今となっては、生者でも死者でも同じことだ」
仲昊は語った。

「義父上、魔道に?」

「さよう。魔道に落ちた。天族には追い払われ、山霊さんれい族からは命を狙われた。もはや六界に我が安寧の地はない。げんよ。お前は天族であろう。お前も私の敵となるか?」

欽原きんげんは仲昊の前にひざまずき揖礼ゆうれいした。

「とんでもない。義父上に生かされた命です。恩返しをするため南岳を離れました。たとえこの身が砕けようともお供いたします」

欽原きんげんが言うと仲昊は仙力を欽原きんげんに送りはじめた。

「私は魔刀を修復し水月鼎を捜し出す。景休けいきゅうの血肉を供物とし、今は亡き我が魂に捧げる。手を貸してくれるのか」

「この命に代えましても、義父上のため水月鼎を手に入れます」
欽原きんげんは誓った。

霊汐れいせきが天宮を歩いていると、青鸞せいらんが霊汐の衣に糞を落とした。

霊汐は丹鳥姿になって青鸞せいらんを追いかけた。

霊汐は青鸞せいらんを追い詰めた。

「隠れてるつもり?出ておいで。青鸞せいらんちゃん、いいこと。私を怒らせたからには覚悟しなさい」
霊汐が青鸞せいらんを捕まえようと右手を伸ばした時、何かが通り抜けた。

霊汐がハッと腕を見ていると、玉梨ぎょくりが現れた。

「ここがどこか知ってる?」
「いいえ」

「すぐ先に万霊苑ばんれいえんがある。一歩でも足を踏み入れたが最後、灞古獣はこじゅうの牙で粉砕されるわ。私でもかき集められなくてよ」
玉梨ぎょくりは霊汐に言った。

青鸞せいらんは隠れるのをやめて姿を現し鳴いている。

霊汐は立ち去ろうとしたが、玉梨ぎょくりに呼び止められた。

玉梨ぎょくり元君、無礼な鳥ですがこたびは見逃します」
霊汐は言った。

「見逃すって?霊汐、身の程をわきまえなさい。青鸞せいらんは私の鳥だわ。小仙に悪さをしたとして、騒ぐほどのことかしら。お仕置きは受けない。今日は神尊に免じて、頭を下げさえすれば勘弁してやるわ。それで恨みっこなしよ」

「冗談でしょ」
霊汐が帰ろうとすると玉梨ぎょくりは霊汐を攻撃し、霊汐は仙力で防いだ。

青鸞せいらんも霊汐に攻撃し、霊汐は右手の甲に傷を負った。

玉梨ぎょくり青鸞せいらんを連れて意気揚々と立ち去った…。

U-NEXT


感想

「何の用?これ以上何をするの?」
まず、元瞳げんどうのこのセリフにびっくりしました。
十三も言ってましたが、肩身の狭い思いをするのはげん家だと私も思ってたんです。

それなのに元瞳げんどう逆切れしてませんでした?
花煙も霊汐も怖がってましたが、私も怖かったし意味が分からなかった。

そしてその直後にげん夫人…。
元瞳げんどうが元征の手紙を母に見せなかったのは、こうなることを予見していたからなのでしょうか?
プライドの高い母は元征が魔道に落ちたという事実に耐えきれないと思ってのこと?

元瞳げんどうさん辛いのは分かる。
でもその後霊汐と花煙睨んでたのめちゃくちゃ怖かった。

今日のギャグパートは雲風上神が担当です。
面白すぎました。

一番まともだったのは司命で、開陽かいようは雲風上神が青瑶さん好きなことも気づいていなかったっぽくてかわいい反応してました。
なんですか?あれ。

私はギャグパートにニヤニヤするくらいで耐えていたのですが、雲風上神が雲に乗って薬王洞に現れた時点で声出して笑いました。
そして青瑶さんには司命の予想通り冷たくあしらわれた。
ちょっと可哀想。

9話の終わりで景休さんと戦ってた人は欽原ですね。
欽原は仲昊の義理の息子ということで、仲昊の仲間になりました。

欽原は留守を預かっていた者達から神尊の伝言を聞いて、宝を九宸達が持っていることに気づいたはずです。

玉梨ちゃん、あまり意地悪しない方がいいと思います。
今日のタイトルのようになるかもしれませんよ。

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