夢幻の桃花 三生三世枕上書 第7話 消えた花嫁

第7話 消えた花嫁夢幻の桃花

あらすじ

青丘に帰ることを決意した、全く元気のない鳳九ほうきゅうを見た成玉せいぎょくは冷たい仕打ちをした東華とうかに憤っていて…。

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第7話 登場人物

鳳九青丘の姫で尊い神仙だが、毛皮を取られて狐の姿になっている。東華の結婚が決まり元気がない。
東華四海八荒で最も尊い神仙。
成玉人間から神仙になった。鳳九の友達で協力者。
司命人間の運命を司る神仙。鳳九の協力者。
連宋天君の第三皇子。成玉のことが好き。
知鶴東華の義妹。東華のことが好きで近づく女を排除する。
折顔青丘の白家と親しい上神。隠居の身だが、医術に関しては右に出る者がいない。
白止鳳九と阿離の祖父。
白真鳳九の叔父で白止の息子。鳳九の味方をしてくれる。
阿離鳳九のいとこ。白浅の息子。
精衛鳳九の従者。
煦暘赤魔族のトップ、赤間君で 魔族のトップ、魔君。姫蘅の兄。
聶初寅玄魔族のトップ、玄魔君。鳳九の毛皮をだまし取った。
燕池悟青魔族のトップ、青魔君。
姫蘅東華に嫁いるするため太晨宮にきた魔族の公主。閩酥のことが好き。
閩酥姫蘅の護衛。

あらすじ【ネタバレ有】

鳳九ほうきゅうは打ちひしがれた様子で芋を焼いている。

司命しめいもっと早く教えてよ。知ってればああなる前に帰してた」
成玉せいぎょく鳳九ほうきゅうを見て心を痛め、司命しめいに詰め寄った。

「こんな屈辱は決して我慢できない。…帝君なら何をしても許されるわけ?」
成玉せいぎょく東華とうかを恨んだ。

司命しめいは神仙の婚姻を司る寒山真人かんざんしんじんに2人のことを尋ねたが、東華とうか鳳九ほうきゅうは縁がなく結ばれぬ運命だと言われてしまったことを話した。
「帝君を責めるのはお門違いですよ」
司命は成玉に言った。

哀れな鳳九ほうきゅうを見ていることしかできないのかと憤る成玉せいぎょくに、司命しめいは1つだけできることがあると提案した。

司命しめいの部屋で成玉せいぎょくはヤケ酒を飲み泥酔していた。
そこへ連宋れんそうが訪ねてきた。
酔った成玉せいぎょく連宋れんそう鳳九ほうきゅうと間違え、一緒に飲もうと連宋を誘い、抱き着き部屋に連れ込んだ。

翌朝成玉せいぎょくが目覚めると連宋れんそうが部屋にいた。
成玉は大声で叫び、何かあったのではと不安に駆られ、身体を確かめている。

「酔った隙につけ込みはしない」

連宋れんそうは言った。

「帝君に腹が立ってるの」
二日酔いか、成玉はこめかみを抑えている。

「帝君と姫蘅公主はお似合いだ。何の文句が…」
「帝君は冷たい愚か者よ」
成玉は連宋につかみかかった。

「帝君が望むなら反対する理由はない」
「あなたに話しても無駄ね」

成玉せいぎょくはふと、連宋れんそうの首筋にキスマークをみつけた。

「これは何よ?」
「なんだと?」
連宋はニヤリと笑った。

嫌な予感がした成玉せいぎょくは、大事な用があると言ってその場を逃げた。
連宋れんそうは帝君の婚儀より大事な用は何かと疑問に思った。

婚儀の前日、姫蘅きこうの所に閩酥びんそからの手紙が届いた。
手紙を読んだ姫蘅きこうはうれしそうな顔をして手紙を抱きしめた。

鳳九ほうきゅうは結婚祝いの焼き芋を東屋に置いた。
十悪蓮花境じゅうあくれんげきょうの中で東華とうかが芋を焼いてくれた思い出があるから、焼き芋を見たら狐を思い出してくれるのではないかと思ったのだ。

「帝君は何も悪くない。私が青丘の白鳳九で、あなたが好きで、必死に近づいたことをご存じないもの。縁がなかっただけ。帝君、愛されなくても私は力を尽くした。縁がないのなら諦めるだけ」

呟いた鳳九ほうきゅうは、悲しみに暮れた様子で立ち去った。

東華とうかは焼き芋を東屋で見つけ、持ち帰った。

聶初寅じょうしょいん鳳九ほうきゅうから奪った毛皮を撫でながら、どんな毛皮もお前にはかなわないと恍惚の表情を浮かべている。

そこに折顔せつがん成玉せいぎょく司命しめいの3人が入ってきた。
「奪った毛皮を返してもらう」
3人は聶初寅じょうしょいんに襲い掛かった。

白止はくし白真はくしんの所で鳳九ほうきゅうが帰ってこないと愚痴を言っていた。

「鳳九の悪さなど、昔の私と比べようもない」
白真はくしん鳳九ほうきゅうの味方をした。

白奕はくえきが戻ったら娘をよくしつけさせる。お前も叔父ならば鳳九に良縁を探してやれ」
「父親は何も言わぬのに、祖父が焦ってどうします?」
白真は言った。

「なんたることだ。鳳九に白浅はくせんの二の舞は演じさせぬ」
「父上ご案じなく」
白止はくしは焦っているが、白真はあくまで冷静に対応した。

息子にたしなめられてしょんぼり帰る白止は、帰り道で孫の阿離ありに会った。

阿離あり十里桃林じゅうりとうりんで桃の枝を取ってきた帰りだった。
それを挿し木にして育て、いつも失敗している鳳九ほうきゅうに褒めてもらうのだと嬉しそうにしている。

白浅はくせんに鳳九を任せたのが悪かった。白浅はくせんの影響を受けて鳳九は悪さばかりやらかす。白真の目を盗み、精衛せいえいの羽を全部抜いたことも」
阿離の顔を見ながら、白止は語った。
「鳳九ねえさんってすごい」

「私は二度と同じ間違いを犯せない。阿離ありよ。お前のことは悪党2匹に任せておけぬ。…お前だけはまともにしつけねば」
白止は決意し阿離ありを連れ去った。
阿離はとばっちりを受けた。

聶初寅じょうしょいんは3人の前に倒れた。
成玉せいぎょくは「もし再び悪事を働けば、この世の果てまで追いかけていく」と言って聶初寅じょうしょいんを見下ろした。
折顔せつがんは「再び鳳九ほうきゅうに近づけば一族もろとも滅ぼす」と宣言した。
司命しめい聶初寅じょうしょいんが部屋に飾っている毛皮コレクションを焼き払った。

太晨宮では東華とうかの婚儀を祝う宴が催されていた。
遅れて宴に出席した成玉せいぎょくは未だ東華とうかを恨む気持ちが晴れず、「ぜひ帝君の寵愛する狐に会いたい」と嫌味を言った。

連宋れんそうはあわてて成玉せいぎょくを連れ出し、「帝君の機嫌が悪ければ罰をつけていたぞ」と成玉せいぎょくに注意した。

わざと言ったのだと成玉せいぎょくは開き直り、その場を立ち去ろうとしたが振り返った。

「あなたはごうを経て神仙になる時助けてくれた。でもあれは女を口説く手段でしょ?二度と私に関わらないで」
成玉は立ち去った。

『なぜごうを受けることになったか知らないくせに』
連宋れんそうは心の中で呟いた。

鳳九ほうきゅう司命しめいに付き添われ十里桃林に帰り、従者の精衛せいえいに引き渡された。
人の姿に戻っている。

自分は青丘の恥さらしだと鳳九ほうきゅうはふさぎ込んでいる。
「恥をかくのは慣れっこでしょ、転べば起き上がれ」
精衛せいえいは、かつて鳳九ほうきゅうの教えた言葉を使って慰めた。

折顔せつがん鳳九ほうきゅうの傷を見て原因を尋ねた。
「誰のせいでもない。悪いのは私よ」

「では太晨宮のせいだな。私はあの者に勝てん。だが太晨宮の屋根くらいは壊せる。試してほしいか?」

折顔は言った。

「あの方は本当に何も知らないの。私がお嫌いなだけ。私のことを聞き分けの悪い狐と思っておられるだけよ」
鳳九ほうきゅうはしゃくりあげて泣き始めた。

「東華帝君は幸が薄いようだ」

折顔せつがん鳳九ほうきゅうの鳳羽花を戻し傷を治療した。

「泣くな。叔父が見たら心を痛めるぞ。もし叔母に見られたら、直ちに太晨宮を破壊しに行くだろう」

折顔は言った。

「青丘の面目を汚した」

泣き止んだ鳳九は言った。

「面目は少しずつ回復すればいい」

「どうやって?」

「たやすいさ」

折顔はニヤリと笑った。

聶初寅じょうしょいんは封印されている緲落びょうらくに会いに来ていた。
封印を解くために私をお使いくださいという聶初寅じょうしょいんに、緲落びょうらくは何が本当の目的なのだと問いただした。

聶初寅じょうしょいんは天族の顔色を窺ってばかりいる煦暘くように代わり、魔族を再興したいと話した。
緲落びょうらく聶初寅じょうしょいんの答えを気に入り、結界を破りたければ鎖魂玉さこんぎょくを手にいれよと命じた。

鎖魂玉さこんぎょく符禹山ふうさんで粉々になったが、符禹山ふうさんは人間界との境界にある。
粉々になった鎖魂玉さこんぎょくは人間界に落ち、乱世の邪気を吸い再び集まり鎖魂玉さこんぎょくになる。
鎖魂玉さこんぎょくを見つけたら再び来るようにと緲落びょうらく聶初寅じょうしょいんに命じた。

婚儀の当日、出迎える東華とうかの前に金色の輿が到着し、中から花嫁衣裳を着た人物が出てきた。
すると上空から黒衣の賊が侵入し、花嫁の手を取り逃げようとした。

連宋れんそうが行く手を阻むと、風で花嫁のヴェールがひらりと上がった。
花嫁衣装を着ていた人物は知鶴ちかくで、黒衣の賊は燕池悟えんちごだった。
天君の命で婚儀は中止され、婚儀の責任者連宋れんそうと欺いた知鶴ちかくは牢に入れられた。

知鶴ちかくは昨日のことを思い出していた。
東華とうかの婚姻の話を聞き、急いで帰ってきた知鶴ちかく姫蘅きこうの部屋を訪ねた。
そこには閩酥びんそがいた。

姫蘅きこうはこっそり太晨宮を去らせてほしいと知鶴ちかくに頼んだ。
花嫁衣裳の美しさに目を奪われた知鶴ちかくは、花嫁衣裳は私がもらうと決意した。

天族の議会に煦暘くようが呼ばれ、そこに捕らえられた燕池悟えんちごが連れてこられた。
「これは両族に関わること。まずは真相をお調べください」
煦暘くようの申し出が東華とうかに認められ、燕池悟えんちご煦暘くようと共に議場を出て行った。

「帝君、このような処置は適切と思えぬが」

天君は東華とうかに意見した。

「太晨宮での面倒ゆえ私が片付けます。どうぞご案じなく」
東華は返した。

煦暘くようの所に閩酥びんそが姿を消したという報告が入った。
偶然とは思えないタイミングに、煦暘くようは示し合わせたのかもしれないと考えた。

閩酥びんそには聶初寅じょうしょいんの命令で追魂香ついこんこうがふりかけてあるため行方は分かるようになっている。
すぐに後を追うようにと命令がなされた。

牢の中にいる連宋れんそう重霖ちょうりんを通じて、「婚儀をぶち壊す計画があるなら、なぜ先に私に言わなかったのだ」と東華とうかに抗議した。

東華とうかはその抗議はとりあえず無視して、重霖ちょうりんに「命じた通り進めよ、あとは運命に任せるしかない」と言った。

山道の木陰の中で閩酥びんそが隠れていると、1台の美しい馬車が止まった。
御者は重霖ちょうりんで、中からは姫蘅きこうが出てきた。

「帝君の助けがなければ二度と会えなかった」

姫蘅は嬉しそうに閩酥びんそに抱き着いた。

東華とうかは自分の修為を使って秋水の毒に冒された姫蘅きこうの身体を治療した。
そして、梵音谷ぼんおんこくで治療するようにと言って姫蘅きこうを送り出してくれた。
話があるという閩酥びんそに、話は後にして先を急ごうと言うと姫蘅きこうは歩き出した。

東華とうかは咳をした。
十悪蓮花境じゅうあくれんげきょうでの傷が治っていないのに、戦った上に、姫蘅公主の毒を制すため修為しゅういを使ったせいです。しばし静養なさっては?」
「よいのだ」

東華は答えた。

休憩する姫蘅きこうに、閩酥びんそは体の状態を尋ねた。
姫蘅きこうの毒は完全に解毒できていない。
解毒する手段がないので、東華とうか修為しゅういを使い毒を抑え、療養に最適な梵音谷ぼんおんこくを勧めた。

姫蘅きこう孟昊もうこうとの約束を守り娘である自分を助けてくれた東華とうかに感謝している。

先を急ぐ姫蘅きこう閩酥びんそが通った場所に、ほんのりと赤い光が宿った…。

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感想

今回は連宋れんそう成玉せいぎょくの2人が大活躍した回でした。
成玉せいぎょくは元は人間だったのですが、ごうを受けて神仙になりました。
ごうを受けることになった理由を連宋れんそうは知っているようです。
2人の過去にも何かあるみたいで、知りたくなりました。

愛する毛皮を焼かれた聶初寅じょうしょいんが魔尊・緲落びょうらくに協力することを誓いました。
コレクターのコレクションを焼くのは絶対にいけないと思いました。

絶対にすごく恨まれると思います。
よくSNSにもコレクションの価値を知らない家族がコレクションを売ってしまった、捨ててしまったという嘆きの投稿があるので心配になりました。

そしてやはり帝君は姫蘅きこうを助けるために結婚を決めたのでした。
姫蘅きこうが幸せになってくれるといいですが、前途多難な雰囲気が漂っています。

ちなみに、私はWOWOWで夢幻の桃花を見ています。ただいま月曜日~木曜日の午前9時30分から放送されています。見逃した場合もメンバーズオンデマンドで、放送完了したお話は全話見られるようになっています。

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