夢幻の桃花 三生三世枕上書 第46話 二人の初夜

第46話 二人の初夜夢幻の桃花

夢幻の桃花 第46話 あらすじ

3日後橘諾きつだくが都を去るため、陌葉はくようは橘諾と沈曄しんようが会えるよう取り計らった。阿蘭若あらんじゃくがしたことだからだ。鳳九ほうきゅうは付いていって二人を遠くから見守った。鳳九は沈曄が阿蘭若への思いを打ち明けられるよう芝居をし沈曄に抱きしめられた。その現場を東華とうかに見られてしまった。東華は深夜、ずぶぬれで帰ってきた。

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夢幻の桃花 第46話 登場人物

鳳九青丘の姫。阿蘭若の夢に入り阿蘭若の役をしている。
東華最も尊い神仙。鳳九を救うため阿蘭若の夢に入り、息澤の役をしている。
陌葉連宋が鳳九と東華を救うため派遣した西海の第二王子。阿蘭若の師匠。
沈曄阿蘭若の夢を作った比翼鳥族の神官長。阿蘭若の従兄。
阿蘭若比翼鳥族の第二公主。蛇に育てられ、非業の死を遂げた人物とされている。
橘諾比翼鳥族の第一公主。死罪になるところを沈曄と阿蘭若に救われ流罪になった。
茶茶阿蘭若の侍女。

夢幻の桃花 第46話 あらすじ【ネタバレ有】

陌葉はくよう岐南きなん神宮に戻ると言うので、鳳九ほうきゅうは作っておいて狐の飴を届けに陌葉の部屋へ向かった。
鳳九は下働きの者にも飴を贈り、沈曄しんようには前回と違う味の飴を贈った。

陌葉はくようは飴を手作りし皆に振舞ったことは内密にするよう鳳九に言った。
阿蘭若あらんじゃくはしなかったし、公主たるものするべきではないからだ。

「ところで3日後橘諾きつだくは都を出る。そこで阿蘭若は沈曄と会えるよう計らった。こたびは私が手を回し郊外の川辺で沈曄たちが会えるようにした」
「阿蘭若も川辺へ?」

「同行はしなかった。…暇なら見に行ってもいいだろう」
「そうする」
鳳九は笑顔を見せた。

鳳九は陌葉に、今後のことを相談した。
阿蘭若と息澤そくたくは別居していたが、今回は東華とうかが引っ越してきている。
大きく変更があるからだ。

「ああ私もそれを考えていた。犬因獣けんいんじゅうの一件も起こらないはず。他の方法で沈曄が好意を示すよう仕向けねば」
陌葉は飴を持って神宮に帰っていった。

鳳九は沈曄に会いに孟春院もうしゅんいんにやってきた。
『阿蘭若の運命を知ってから沈曄を見ると胸が潰れる思いだわ』
鳳九は木陰で碁を射る打っている沈曄を見て思った。

「明日橘諾きつだくが都を出る。最後に一度会ってきては?」
「分かった。場所は?」
「郊外の川辺よ。私が案内する」

「お前が?」
沈曄は顔をあげ鳳九を見た。

「ええ だめなの?」

「いいや。これはお前の計らいだ好きにしろ」

「ええあなたが嫌がっても私は行くわ」

沈曄は再び顔をあげ、鳳九の目を見た。

「お前らしくもない」

「いいえ私は好奇心が旺盛よ。他のことはともかく、こたびはあなたに関することだからぜひ見たい。昨日母が来たとか」

「剣作りを見に」

「剣に関心があるなんて。母は他にも用があったんでしょ」
「橘諾を救った件で礼を言った」
「私だってひと肌脱いだのに、なぜ母は私に会いにも来ないわけ?」

「幼い頃から冷たくされているだろう。以前は耐えていたのに急にどうした」
「以前は耐えてたから今も耐えろと?」
鳳九は立ち去った。

当日、橘諾きつだく沈曄しんようは川辺に二人佇んでいる。
鳳九は二人を遠くの東屋から見守っていた。

「私は兄上の気持ちを裏切ってしまった。兄上には釣り合わない。ここで来世の契りを結びましょう。来世があれば必ず兄上の思いに応えるわ」

橘諾は言った。
「私がお前を救ったのは愛ゆえだとでも?」

「兄上は言った。私は共に育った従妹だからわずかな望みがあれば救うと。兄上はお節介な方ではない。私を救えば破滅すると分かっていながら危険を冒した。それは私のことを…」
「救ったのはお前の父のためだ。感謝するなら、私に大恩を施した父親にしろ」

「ではなぜ今日は私の見送りに?」
「外に出たかっただけだ」
「兄上。昔から嫦棣じょうていや阿蘭若を嫌い私には優しかったのに」

橘諾きつだく、お前の母の血は汚らわしい。お前も嫦棣もふしだらで母親と何ら変わらない。当初は気づかなかった」

「私も汚らわしいと?阿蘭若も同じ母を持つわ。夫のある身であなたに絡んでる。私より汚らわしい女にあなたは軟禁されてるのよ」

橘諾きつだくは興奮し語気荒く言った。

「私は望んで軟禁されたのだ」
橘諾きつだくは護送官に連れられて行った。

鳳九は沈曄を東屋に呼び、お茶に誘った。

「お前は師匠と仲むつまじく夫婦の鑑と言われる。今日はなぜここへ?」
「あなたが橘諾きつだくを好きなのか知りたくて。やはり特別な思いはなかった」

鳳九は熱い茶を足にこぼしてしまった。

「何と不注意な」
沈曄は急いで鳳九に駆け寄り、火傷していないか確かめている。

鳳九は沈曄の表情を観察していた。
視線に気づいた沈曄は、零れた茶を確かめた。

「水よ だまされたわね」
沈曄は立ち上がり鳳九から離れた。

「沈曄、私はある言葉を聞きたくてずっと待ってるのよ」

「何だ」
「分からない?」

橘諾きつだくを助け、私を屋敷に置いてくれた。礼を言う」
「別の言葉よ」

「では何だ」
二人は見つめ合った。

「沈曄、口に出すことがそれほど難しい?」
沈曄は黙っている。

「あなたが好き」
鳳九は沈曄を見ずに言った。

「今何と?」

鳳九は東屋から出て、深呼吸をした。

「あなたが好きなの。ずっと前からよ。知ってたでしょ」
鳳九は沈曄に背を向けたまま言った。

「公主冗談はよせ」

「沈曄、ここには私たちしかいない。だから打ち明けたの。私はもう夫のある身よ。だけど自分の心は欺けない」

「やめろそれ以上言うな」

鳳九は沈曄に向かい合った。

「私が今日来たのはあなたの本心を聞くためなの。私が嫌いならそう言って。ならば今後、私はもう二度とあなたに関わらないし、苦しむこともない」

沈曄は鳳九に近づいた。
「阿蘭若愛している」

沈曄は阿蘭若を抱きしめた。

「行くな。いつまでもそばにいてくれ」
沈曄は鳳九の耳元でささやいた。

東華は鳳九に会うため、茶茶と共に川辺に向かっていた。
道々東華とうかは花を摘み、鳳九のために花束を作り持参した。

川辺に着き、東華は沈曄が鳳九を抱いているのを見てしまった。

「阿蘭若は死ぬまでその言葉を聞けなかった」
鳳九が言うと、沈曄は鳳九を突き放した。

「偽物の私に思いを告げ、本物には愛してることを認めないなんて。沈曄、非情すぎる」
鳳九は面と向かって沈曄に言った。

「お前は一体何者なのだ」

鳳九は東華がいることに気づいた。
東華は鳳九と視線が合うと、後ろを向き去ってしまった。

鳳九は沈曄から離れ茶茶の所に向かった。

「茶茶なぜここへ?」

「公主。息澤そくたく様は全て見ましたよ」
茶茶は心配そうにしている。

鳳九は東華の後を追っていった。
東華は山中に花束を落とし、そのまま歩き去った。
鳳九は東華を見失ってしまい、花束を見つけ拾い上げた。

雷が響き雨が降り出した。
東華は水月潭すいげつたんのほとりで夜になるまで雨の中佇んでいた。

孟春院もうしゅんいんに帰った沈曄は、鳳九に言われたセリフを思い出しながら、阿蘭若とのことを振り返った。

沈曄が書物を読む隣で、阿蘭若は花を生けている。

「この花はどうかしら?」
阿蘭若は沈曄の視線を花で遮り意見を求めたが、沈曄は微動だにせず書物を読み続けている。

「私の読書を邪魔しに来たのか」
「読書など面白い?」
阿蘭若は花の茎を沈曄のあごに当て、自分の方を向かせた。

「私は沈曄様のためにおそばにいるのに」
沈曄は阿蘭若から花を取り上げ、茎と葉を切り整えた。

「私にできるのは沈曄様の心を読むことだけ」
「今度沈曄様と言えばお前を放り出すぞ」
「何度もそう言ったけど実際にやったことはない」

「こっちを向け」
「ほんの冗談なのに本当に放り出すつもり?」
沈曄は小さな花を取り、阿蘭若の髪に飾った。

「物足りないようでこれでいいとも思う」
阿蘭若は言った。

「何のことだ?」
阿蘭若は沈曄の飾った花に触れ、沈曄を見た。

「阿蘭若。物足りないとはこのことだったのか」
沈曄は思い出の中の阿蘭若が座っていた場所に触れ、花を生け始めた。

深夜。
東華とうかはずぶ濡れで帰ってきて、眠る鳳九の隣に横になった。
鳳九は目を覚まし部屋の明かりをつけた。

「ここで何をしている」
「それは私の台詞よ。帝君の寝台はあっちでしょ」
東華は動こうとしない。

「とうに帰ってたのでは。どうりで見つからないわけね。寝床を間違えるなんて寝ぼけてるの?」
「時を忘れて散歩し、うっかり寝床を間違えた」
「顔が濡れてるわ」

鳳九は東華の状態に気付いた。
「雨に打たれてたわけ?どうして雨宿りしなかったの。でなきゃ仙術で雨を避ければいい」
「雨にも気づかず考え事を」

「やきもちを焼いたのね」
鳳九は寝台から出ようとした。
東華は鳳九を引き止めた。

小白しょうはく、なぜ慌てて逃げる。怖いのか?今の私が何かするとでも?変なまねはしない。めまいがする。そばにいてくれ」
東華は横になったまま鳳九に言った。

「雨に濡れればめまいがして当然だわ。湯あみの支度を。動けるなら衣を脱いでて。無理ならそのままで」
鳳九が支度に行こうとするのを、東華は手を引いて止めた。

「動けない」
「じゃあ衣を着たまま湯あみを」
鳳九が言うと、東華は起き上がった。

「動けるようだ」
鳳九は風呂の用意をして東華とうかを迎えに行った。

「湯あみをしてきて」
東華は捨てられた子犬の顔で咳をしている。
鳳九は東華の具合を見た。

「熱いわ。やっぱり風邪ね。…来て」
鳳九は東華を連れて浴室に向かった。

「くらくらする」
東華は鳳九の肩に腕を回し、もたれかかりながら浴室に向かった。

鳳九は衝立の外で東華とうかの湯あみが終わるのを待っていた。

小白しょうはく。散歩しながら過去を思い出した」
「過去って?」

「そなたへの借りは多い。だからそなたが何をしても何を言っても私は許す。どうか正直に打ち明けてくれ。私は怒らぬし責める気もない」
「何を言ってるの?」

「今日はただの芝居には見えなかった」
「阿蘭若の一生を歩むために真剣に演じただけよ」
「言っていたな。阿蘭若の沈曄への愛に感動したと。…役に入り込みすぎて沈曄に心が動いたのでは?」

「何て?」
「そなたは芝居ではなく本当に沈曄を好きになった。いつからだ。火事が起こり奴に救われた時か?そなたが怖い思いをした時すぐに助けた。それが沈曄だな」

「妄想せずに湯船につかって。訳が分からない」

東華は風呂にもぐった。
急に話さなくなった東華とうかが気を失ったのではと心配になり、鳳九は様子を見に行った。
すると東華とうかが湯船の中から姿を現した。

「何をしてるの?」
「考え事だ。そなたはやかましい」
「じゃあゆっくり考えて。風呂を出たら衣を着るのよ」
目を泳がせ去ろうとする鳳九の手を引き、東華は鳳九と向き合った。

「私より奴がいいか」
「比べたことがない」
東華は鳳九を湯船に引き込んだ。

鳳九は頭からドボンと湯船に浸かり、ずぶ濡れになってしまった。
湯船から顔を出した鳳九は、浴槽に追い詰められ、逃げられないように東華とうかの腕に閉じ込められた。

「沈曄は甘い言葉を?そなたは顔も性格もよく有能だと?そういう言葉はとても面と向かって言えぬ。だが私の心が本当に分からぬのか?」
「やっぱり嫉妬してる」

「そなたが心変わりするとは思わなかった」
「嫉妬したから外をさまよってたの?」
「どうすべきか考えていたが答えは出なかった」

東華は鳳九を腕から開放し、二人湯船に浸かって話し始めた。

「沈曄を始末すればよいのだろうが、そなたが悲しむ」
「私の気持ちを考えて凶行を思いとどまったのね」
「私は男として女を悲しませるような真似はできない」

「十分甘い言葉だわ」
「こんな言葉が?」

湯船から出ようとする鳳九の肩を東華は引き寄せた。

「やきもちを焼くのもほどほどにして。こんなに好きなのに、他の男を好きになる?」
鳳九は東華の頬に口づけをし、湯船に沈んだ。

東華は嬉しそうな表情をして、鳳九と一緒に湯船に沈んだ。

風呂から出た二人は、今日同じ寝台で寝るようで、鳳九は東華を寝かしつけている。

「よく寝て」
鳳九は東華の掛け布団を直しながら言った。

東華は鳳九を自分の隣に押し倒した。

「沈曄を好きでないならなぜ奴と抱き合った」
「まだ嫉妬してる。それは…もう寝るわ」

「寝たフリをすればどうなると思う」
「沈曄とは芝居をしただけよ。それさえ耐えられないの?私が他の男と話すだけでも嫉妬を?」
東華は頷いた。

「忍耐は大切よ。しっかり学んで」
東華はじっと鳳九を見ている。

「まだ疑ってるの?」
鳳九は東華と向かい合った。東華は再び頷いた。

「あなたをしばらく捜したあと帰ってきたのは、私まで雨に濡れたらあなたが心配するからよ。あなたのために冷えを除く薬風呂も用意した」
東華とうかは鳳九の手に自分の手を重ねた。

「私が悪かった」
東華は鳳九の頬を撫でている。

『帝君はどうしたの今夜はやけに優しい』

鳳九は東華を見た。

東華とうかは鳳九に口づけ、カメラは二人から離れ…るかと思ったら再び二人を映した。
鳳九は東華の体を押した。

「どうした」
「めまいがするのでは?」
「構わぬ」
二人は布団にもぐった。

翌朝、鳳九は寝ている東華とうかの唇を指で少し触って寝たフリをした。

片目を開けて確認すると、東華はまだ寝ている。

鳳九は鼻や瞼を触ってみて再び寝たフリをした。

「なぜ寝ない」
東華は言った。

「そうだ紫芋の菓子を作らないと」
鳳九は飛び起きた。

「腹は減っていない」
「でもしきたりだと、その…床入りの翌朝は菓子を」
「ようやく床入りしたと皆に知らしめたいか」

「いいえまさか」
「形式的なことにこだわるな。もう少し寝よう」
東華は鳳九を胸に抱いて横になった。

東華が起きると、鳳九は紫芋の菓子を作り上げていて、東華に1つ渡した。

皆に内緒で作ったらしい。

「甘さも固さも絶妙だ。とてもよい出来だな」

「他の言葉で私を褒めて」
「それは難しい。私は口下手だ。ただそなたがしきたりを重んじるとは」

「普段なら気にしない。でもこれは作らなきゃ」

「その理由は私にも分かる。なぜなら我らはついに結ばれたからだ」
二人は一緒に1つの菓子を食べた。

陌葉は懸命に神器作りをつづけ、ついに最終仕上げの段階に入った。
東華とうかの力が必要になったため、陌葉は東華に手紙を書いた。
手紙を読んだ東華は手紙を燃やした…。

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感想(68件)

感想

今回は〝とにかく映像を見よう”〝見て叫ぼう”回です。

今日は興奮しすぎて変な声が出ました。
ふぉっ!?ひょええええ!にょわーー!これが無料!いいんですか!!(無料ではない)などです。

帝君は鳳九と沈曄の問題の現場を見てショックを受けていましたが、私は鳳九が沈曄を見ずに「好き」と言っていたのに気づきました。
帝君は鳳九と沈曄が抱き合っていたと言っていましたが、沈曄が抱き着いてただけで、鳳九は腕を回していませんでした。
帝君はショックを受けすぎてよく見ていなかったのでしょう。帝君ってば可愛い。

お風呂のシーンはとても素晴らしかった。

何も言うことがありません。

あ、1つだけ疑問だったのは、鳳九がアナログ(?)な感じでお風呂の用意をしていたのですが、あそこは仙術を使って楽できないんですね?謎です。

さらにまさかの床入り。

今日のタイトルが「二人の初夜」なのに私は全くこうなることを考えていませんで、すごくびっくりすると同時に小躍りしました。

感無量です。

最後になりましたが、陌葉師匠、強く生きて。

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