夢幻の桃花 三生三世枕上書 第37話 仮面夫婦の対面

第37話 仮面夫婦の対面夢幻の桃花

夢幻の桃花 第37話 あらすじ

王后・傾画けいがの誕生祝の宴に東華は息澤として出席した。陌葉は東華が息澤に成り代わっていること、東華は橘諾の体内に鳳九の元神が眠っていると考えているらしいことを知った。陌葉は鳳九の元神が阿蘭若の中にあることを隠し、鳳九を利用しようと考えた。鳳九は阿蘭若と息澤が名ばかりの夫婦であることを知った。

神楽坂 ル コキヤージュ 絶対スベらない鉄板ギフト!テリーヌ ドゥ ショコラ


夢幻の桃花 第37話 登場人物

鳳九青丘の姫。阿蘭若の夢の中に入り、阿蘭若になっている。記憶を失っていたが、陌葉に白鳳九だと教えられた。
東華最も尊い神仙。阿蘭若の夢に鳳九と入り、息澤になった。鳳九の元神を探している。
阿蘭若比翼鳥族の公主。蛇に育てられ非業の死を遂げた人物と言われている。
沈曄阿蘭若の夢を作った人物。阿蘭若の従兄弟。
陌葉鳳九と東華を助けるため、連宋が阿蘭若の夢に送り込んだ。西海の第二王子。
息澤阿蘭若の夫。
橘諾阿蘭若の姉。
嫦棣阿蘭若の妹
青殿下阿蘭若と一緒に育った大蛇。

夢幻の桃花 第37話 あらすじ【ネタバレ有】

息澤そくたくになりかわった東華とうか橘諾きつだくの診察をしている。
橘諾きつだくはあと数日で良くなりそうだ。

東華が帰ろうとすると、嫦棣じょうていに呼び止められ、姉妹の母・王后傾画けいがの誕生祝の宴に招かれた。

「実はずっと阿蘭若あらんじゃくを羨んでたんです。あんな卑しい身分で息澤そくたく様に嫁げた」
嫦棣じょうてい公主、どうか自重してくれ」
嫦棣じょうていの言葉を東華とうかは遮り、退出した。

阿蘭若あらんじゃくになっている鳳九ほうきゅうは、船旅の準備をしていた。
茶茶ちゃちゃせい殿下もいるのに荷物が多すぎると苦言を言った。

「なんですって。あの蛇も行くの?」

「こたび大王が特別にお許しくださったんです。公主は幼いころからせい殿下と絆が強いため同行させてよいと。せい殿下と過ごせる小船まで賜りました」
茶茶は嬉しそうに話し、鳳九は途方に暮れた。

宴当日、東華とうかが席に着き、せい殿下が運ばれてきたが、東華の隣に用意されている阿蘭若あらんじゃくの席は未だ空席だった。

鳳九の気配を感じた東華とうかは席を立ち、1人の娘の後を追っていった。

鳳九ほうきゅう陌葉はくようは、少し高い位置から宴を見渡している。

陌葉はくよう阿蘭若あらんじゃくの姉妹や両親について鳳九に説明した。

「(阿蘭若あらんじゃくの母は)傾画けいがといい、そなたを産み落とすと捨てた。最も醜く恐ろしい女だ」

陌葉はくようは怒りを露わにして話している。

鳳九は陌葉はくようをなだめた。

鳳九が席に向かおうとすると、席の近くにせい殿下がいるのが見えた。
鳳九は後ずさり、宴に出るのをやめたいと言い出した。

阿蘭若あらんじゃくの母の宴だぞ。必ず出ろ」
「蛇と一緒にいたら私が偽物の阿蘭若あらんじゃくだとばれる。宴にはあなたが出て。お願いね」
鳳九は陌葉はくように頼み逃げ出した。

東華が鳳九だと思い追っていった女子おなごは別人で、東華は宴に戻った。
傾画けいがは、なぜ阿蘭若あらんじゃくがいないのかと東華に声をかけた。

「旅の疲れで気分が優れぬのです。すぐに参ります」
東華の代わりに陌葉はくようが答えた。

息澤そくたく殿は橘諾きつだくの傷のために山を下りた。でも阿蘭若あらんじゃくは妻でしょう。久しぶりゆえ話をしては?」
傾画けいがは東華に声をかけ、陌葉はくようは東華帝君が息澤そくたく役をしていることに気づいた。

宴から逃げた鳳九は、船尾に設えられた林の中でクルミを割って食べていた。
そこに陌葉はくようが来た。

「私のこと誰かに聞かれた?」
鳳九は尋ねた。
「皆が怪しんでいたぞ。そなたの姉妹や母親から夫までな」

鳳九はクルミを賄賂に、阿蘭若の夫について陌葉に尋ねた。

梵音谷ぼんおんこくには岐南きなん神宮があり、神官長が統べている。神官長は古来、天意によって決まるが、日頃は政に関わらない。だが王が道を誤れば、神官長は九天に上奏し廃位させる。梵音谷の太平を末永く保つためだ。つまり神官長は梵音谷において、王の行いを見張り九天に直訴もできる。歴代の神官長は、王にとって必ず抱き込むべき相手だ。今の神官長は沈曄しんようで前任は息澤そくたくだった。ゆえに王の相里闕しょうりけつは阿蘭若を息澤そくたくに嫁がせた。…阿蘭若は息澤そくたくを牽制するための駒にすぎん。幸いまだ若かったため、嫁いでも同居はしなかった。2年後息澤そくたくは病を患い神官長の職を辞すると沈曄しんようを後任とし、岐南きなん山に隠棲した。それでも阿蘭若あらんじゃくに関心を示すことはなく、同居もしなかったゆえ、この婚姻は誰も口にせず、なきに等しかったのだ。夫婦とは名ばかりで、阿蘭若が死ぬまで息澤そくたくは山を下りなかった」
陌葉はくようは話した。

陌葉はくようは今まで息澤そくたくに会ったことはなく、今日初めて姿を見たのだそうだ。
陌葉はくようは、帰れば蛇と寝ることになるのでまだ帰りたくないと言う鳳九を置いて、一人帰っていった。

陌葉はくようは部屋で一人酒を飲んでいる。

『まさか帝君は息澤そくたくになったのか?比翼鳥ひよくちょう族の記憶の中の息澤そくたくを帝君の姿に変える。帝君が修正術を使えばたやすいことだ。夢に支障をきたすほどの術でもない。息澤そくたくの姿になるのを嫌がり修正術を?あの方らしいな。鳳九は重い傷を負い元神げんしん(肉体を超越した命の精髄)を修復しているのか。なるほど元神げんしんを修復するのであれば妊婦の胎内が一番よい。帝君が橘諾きつだくを熱心に診ているのは、鳳九の元神げんしん橘諾きつだくの胎内にあると考えたせいか。しかし図らずも元神げんしんは阿蘭若の体に入った。この芝居はなかなか面白い。私の願いをかなえるには鳳九の手助けが必要だ。鳳九には帝君のことをしばらく隠そう』
陌葉はくようは考えた。

碧蓮春へきれんしゅんだ。雨上がりの蓮の香りがほのかに漂う。阿蘭若あらんじゃく、飲んでみよ。そなたが飲み慣れた味か?」

陌葉はくようは呟いて酒を床にまいた。

鳳九が木の上にいると、橘諾きつだく嫦棣じょうていがきて話し始めた。

東華は芋を焼いて振舞ったようで、2人は息澤そくたく様は芋を焼くのがうまいと話している。

嫦棣じょうていは阿蘭若を野蛮な女だと言い、息澤そくたくは早く離婚すればいいのにと言った。

鳳九は木から降りて2人の前に姿を見せた。
「久しぶりに会った実の姉妹が私の夫を狙ってるなんて“壁に耳あり”なのよ」
鳳九は言った。

息澤そくたく様は今、姉上に関心があるから嫉妬してるんでしょ」
嫦棣じょうていは言い、阿蘭若は蛇穴で育ち自分達とは身分が違うのだと見下した。
「そんな言い方は親に失礼よ。私と違ってあなたは親に育てられたけど礼儀を知らない」
鳳九は平然と言い返した。

「争えば己をおとしめるだけ」
橘諾きつだく嫦棣じょうていを諫め帰っていった。

部屋に帰って蛇と寝たくない鳳九は、陌葉はくようの部屋に向かい泊めて欲しいと頼んだ。
「鳳九殿、そなたは阿蘭若なのだぞ。私はそなたの師匠だ。こんな真似はよくない」
陌葉はくようは一計を案じ、鳳九に手刀を食らわせ気絶させて部屋に運んだ。

陌葉はくようが鳳九を抱きかかえ運んでいるところを、嫦棣じょうてい橘諾きつだくは見ていた。
2人は顔を見合わせてニヤリと笑った。

鳳九が目覚めると、隣でせい殿下が寝ていた。
鳳九は叫びだしそうになる口を押え、逃げた。

鳳九は橘諾きつだくから朝餉に招かれた。

茶茶ちゃちゃは嫌がらせをする気だろうから、断った方がいいと助言したけれど、鳳九は出かけていった。

橘諾きつだくは診察に来ていた東華とうかを朝餉に招いた。
橘諾きつだく嫦棣じょうてい・東華が席に着くと、鳳九がやってきた。
東華は鳳九を見ている。

東華を見た鳳九は『この方が息澤そくたくね。気品があってすこぶる美形だわ。でも阿蘭若あらんじゃくとは縁がなかった』と考えた。

鳳九が席に着き、嫦棣じょうていが阿蘭若に文句を言い始めてからも東華とうかは鳳九を見続けている。

息澤そくたく様が私を診に来るから不愉快なの?」
橘諾きつだくは鳳九に尋ねた。

「まさか。どうぞお好きに。ただ……息澤そくたく様は治療できてるだけ。姉上の傷が治ればもう来ないわ。もしや傷が治らないことを願ってる?」

鳳九は食事を少し口にすると、帰ろうとした。

「待て」
東華は鳳九を呼び止めた。

「うっかりしてた。今朝師匠と会う約束をしてたのに」
呼び止められた鳳九はそう言うと去り、東華とうかは後を追った。

『これは一体?阿蘭若あらんじゃく小白しょうはくと瓜二つだ。まさか小白しょうはく元神げんしんは阿蘭若の身に?だが私を見ても全く反応がなかった』

東華とうかは考えた。

鳳九が陌葉はくようを探すと、陌葉はくようは林の中でお茶を飲んでいた。

「今夜船は断腸だんちょう山に接岸する。あそこの月令花げつれいかが見たいの。でももし私がいなければ、きっとあの蛇はすごく怒るわ」

鳳九は陌葉はくように相談を持ち掛けた。

せい殿下は匂いで阿蘭若を探している。
そこで、息澤そくたくに想いを寄せている嫦棣じょうていを偽の恋文で誘い出し、掘っておいた穴に落とす。

穴には水をためておき、仙術で息澤そくたくに化けた陌葉はくようが鳳九の服に着替えるよう嫦棣じょうていを仕向ける。

鳳九は作戦を語った。

「かつて何度も耳にした“白鳳九はありとあらゆるいたずらが得意。甘え上手でどんな面倒でも起こす。”以前は信じなかったが、噂は本当だった」
鳳九の悪だくみを聞いた陌葉はくようは、独り納得している。

「後ろ盾があるから面倒を起こせるの。ただの無鉄砲じゃない。もしこの件が成功したら恩返しとして、一緒に月令花げつれいかを見る」

鳳九は陌葉はくようを誘った。

もし息澤そくたくに知られたら面倒だと陌葉はくようは言ったが、別に怖くないと鳳九は返した。

2人の作戦会議を東華は聞いていた。

部屋に帰った鳳九と陌葉はくようは、2人で恋文を考え、嫦棣じょうていの部屋に置いた。

鳳九は陌葉はくようを誘い仙術で穴を掘り隠した…。

みずみずしい輝き コーセー



感想

はい、また穴を掘ってます。
今度は誰が落ちるんでしょうか?落ちないんでしょうか、楽しみです。

今回は普通に嫦棣じょうていが落ちるのではないかと予想しておきます。

意地悪な姉妹なので、シンデレラを思い浮かべたのですが、鳳九が強すぎてあまり嫌な感情がわきません。楽しいです。

師匠は阿蘭若の死の原因を知りたいから、帝君にも鳳九にも話さないと決めたようです。
一体だれが犯人なのでしょうか。
でも鳳九が阿蘭若の中に入ったことで、ズレも生じているようなので、同じように再現されないのかも…??

せい殿下が思ってたよりもすごくかわいい寝顔で、ちょっと好きになってしまいました。

夢幻の桃花~三生三世枕上書~ DVD-BOX2 [ ディリラバ ]

価格:19,800円
(2021/4/26 11:51時点)
感想(2件)

コメント

タイトルとURLをコピーしました