夢幻の桃花 三生三世枕上書 第27話 因縁の決闘

第27話 因縁の決闘夢幻の桃花

夢幻の桃花 第27話 あらすじ

東華とうかは、手巾に化けた鳳九の化けの皮を剥がそうとしていた。しかし鳳九ほうきゅうは、青丘の面目のためにも簡単に姿を現すわけにはいかず意地を張って手巾に化け続けた。東華は燕池悟えんちごとの決闘に鳳九手巾を連れて行った。鳳九は戦いに巻き込まれ人の姿に戻り離れた場所で2人の戦いを見守った。鳳九は燕池悟と共に竜巻に巻き込まれ、梵音谷ぼんおんこくに落ちた。

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夢幻の桃花 第27話 登場人物

鳳九青丘の姫。九天に滞在中だが、訳あって手巾に変化中。
東華最も尊い神仙。
連宋天君の第三皇子。
阿離白浅と夜華の息子。鳳九のいとこ。
折顔十里桃林で隠棲している上神。
重霖東華の側仕え。
燕池悟青魔君。姫蘅のことが好きな乱暴者。

夢幻の桃花 第27話 あらすじ【ネタバレ有】

東華とうか連宋れんそうは蓮が咲く湖の上に船を浮かべ、碁を打っていた。
手巾に変化中の鳳九は、茶器の下に敷かれている。

連宋が鳳九を白浅はくせんに次ぐ美女だと話した。

「美女ではあるが、賢いかは…」
東華は言った。

聞いていた鳳九は、手巾の中で文句を言った。

連宋は、滄夷そういとの縁談を破談にした話を持ち出して、何をしでかすかわからない姫だと鳳九を評している。

「つまり白鳳九はくほうきゅうは、青丘の面目を潰すことに長けているのだな」
東華は一言でまとめた。

悪口を言われた鳳九ほうきゅうは、正体を現そうかと思ったけれど、ここで正体を明かしたら、それこそ青丘の面目を潰すことに気づき思いとどまった。

連宋が茶を飲もうとすると、手巾が水の中に落ちた。

東華はすぐさま仙力を使い手巾を手中に戻し、濡れている手巾を袖の中にしまうと、先に帰った。

「加虐役と被虐役か。なかなかお似合いだ」
連宋は独り言ちた。

太晨宮に戻った東華とうかは手巾を香炉の上にかぶせた。

鳳九は冷たいやら熱いやら、地獄の責め苦だと手巾の中で文句を言っている。

香は湿気を取り安眠を助ける蘅蕪こうぶが使われていた。

「私が好む香りではないが、この者には有益だろう」
東華とうかは微笑した。

阿離あり十里桃林じゅうりとうりん折顔せつがんを訪ね事情を話し、鳳九手巾を東華とうかから取り返してほしいと頼んだ。

お腹を空かせた鳳九手巾を包丁置き場に乗せ、東華とうかは魚の甘酢煮を作っていた。

鳳九はどんなに空腹でも、東華の作った魚の甘酢煮だけは食べちゃダメだと自分に言い聞かせた。

ちょうど甘酢煮が完成した時、重霖が東華とうかを呼びに来た。
連宋が訪ねてきたそうだ。

厨房から東華とうかが出て行ったのを確認した鳳九は、人の姿に戻り、東華とうかの作った甘酢煮を一口食べ、あまりの不味さに吐き出し、自分で調理し始めた。

折顔せつがん上神の九黎壺きゅうれいこに勝てるはず」
連宋は東華の前で改良した昊天塔こうてんとうを使った。

すると、茶を運んできた重霖が昊天塔の中に吸い込まれてしまった。

東華は連宋に向かって親指を立てた。

連宋はあわてて手元に昊天塔を戻した。

重霖ちょうりん
連宋は呼びかけながら、昊天塔を叩いたり揺すったりしている。

分解してみても重霖ちょうりんは出てこなかった。

お手上げ状態の連宋は、東華とうかの前に分解された昊天塔を置いた。

東華は頭に手を当て、困った様子を見せている。

連宋は東華とうかの袖をクイッと引っ張った。

東華が仕掛けを組みなおすと、やっと重霖ちょうりんが戻ってきた。

安心した連宋は、厨房から良い匂いがしていることに気づいた。

「誰が厨房に?」

東華は何も答えない。

察しの良い連宋は、「ある手を使えば正体を現します」と言って東華とうかと共に厨房に入った。

鳳九が出来上がった魚の甘酢煮を味見していると、人の気配がした。
鳳九はあわてて手巾に戻った。

魚の甘酢煮を食べた連宋は絶品だと言い、東華とうかはソースの香りから小九しょうきゅうの作った魚の甘酢煮を思い出していた。

完食した連宋は、大きな声で芝居を始めた。

「(成玉は)近頃体調がすぐれません。ただの頭痛でしたがここ数日悪化して、立つこともできずしょっちゅう昏睡を。白鳳九はくほうきゅうに付き添わせたいのですが、見つかりません」

連宋は成玉に薬を届けると言って厨房から出て行った。

鳳九は成玉のことが心配になった。

東華は手巾になった鳳九を持ち、東屋にいた。

折顔せつがんと阿離が訪ねてきたので、東華とうかは手巾を右袖の中に入れた。

阿離ありに急かされ、折顔は単刀直入に用件を言った。

昨日折顔せつがんが寝ている間に阿離は折顔せつがんの手巾で遊んでいたが、なくしてしまった。
あの手巾は阿離ありの祖母が織った特別なものなので、東華とうかが拾ったなら返して欲しい。

話を聞いていた鳳九は、さすが折顔は年の功で作り話がうまい、これなら帰れると喜び、神位の高い折顔せつがんに頼みに行った阿離ありを誉めた。

折顔せつがんの話を聞いた東華とうかは、「昨日九天でこの手巾を拾った」と言って左袖から手巾を出し、折顔に手渡した。

鳳九手巾には鳳羽花ほううかの刺繍がされているが、この手巾には百合の花のような刺繍がしてある。

「これじゃない」
阿離ありは言った。

「それならば、連宋が拾ったのかもしれぬ」
東華に言われ、折顔せつがんは渡された手巾を持って帰ることにした。

「この手巾じゃない。帰っちゃだめ」
阿離ありは駄々をこね続けたけれど、折顔せつがんは阿離を抱いて退散した。

折顔せつがん阿離ありがいなくなると、東華とうかはテーブルの上に鳳九手巾を置いた。

阿離ありは全力を尽くさなかった折顔せつがんに腹を立てている。

「上神はもう友達じゃない」
阿離はそっぽを向いた。

白真はくしんを奪われたわけじゃあるまいし、帝君に盾つけん」
折顔せつがんもそっぽを向いた。

折顔せつがんは阿離と目線を合わせた。

「去年鳳九ほうきゅうの運勢を占ったら、吉と出た。すべて鳳九にまかせよう。これは、よいことかも」
折顔は阿離ありの肩をたたいた。

「まだ手巾のフリを?…ちょうど剣を拭く手巾が欲しかった。この先、頼むぞ」
東華は鳳九手巾を撫でながら声をかけた。

鳳九が考えるに、剣とは燕池悟えんちごとの決闘で使う太古の十大神器の1つ蒼何そうか剣のことだ。

鳳九は、面目を保つため東華とうかが飽きるまで手巾のフリをしていようと思っていたけれど、今夜逃げ出そうと決意した。

東華は手巾を手に持って寝ている。
鳳九は人の姿に戻り、東華とうかの隣に顔を向かい合わせて横たわった。

ちょうど東華とうかに腕枕されている格好だ。
少しだけ東華とうかの寝顔を堪能し、鳳九は立ち去ろうとした。

しかし、香炉を倒して大きな音を立ててしまった。

幸い東華とうかはまだ目を覚まさない。

念のため鳳九は昏睡訣こんすいけつ東華とうかにかけた。
ところが鳳九はしっかり学ばなかったので上手くかけられているか分からない。

念のため3度昏睡訣こんすいけつをかけ、鳳九は部屋を出て行った。

東華はもちろん起きていた。

太晨宮の庭に出た鳳九は、狐の時に埋めた寒石草かんせきそうの種が芽吹き、花を咲かせているのを見つけた。

以前立ち去ると決めた時は悲しくて持ち帰るのを忘れたけれど、今からでも遅くないと思い、鳳九は寒石草かんせきそうを根元から抜き取った。

東屋に鳳九は座っている。

「昔太晨宮たいしんきゅうにいた頃、つらいことのほうが多かった。でも今思い出すのはいいことばかり。だったらこれ以上気にすることはないわ」
鳳九は呟いた。

狐だった頃東華とうかとこの東屋で過ごした時を鳳九は思い出している。

狐の鳳九は思っていた。
『話せるようになったら帝君にこう言って――青丘に連れていくの』「いつか青丘で星を見ません?」
今の鳳九がつぶやいた。

東屋にいる鳳九を、東華とうかは木陰から見ていた。
東華は鳳九の背中に、昏睡訣こんすいけつを跳ね返し、鳳九は眠った。

東屋で眠る鳳九の隣に、東華とうかは座った。

「仙術が身に跳ね返っても全く気付かぬのはそなたしかおらぬ。どうりで白奕はくえき上神は有能な婿を探していたわけだ」
東華は鳳九を手巾に戻し持ち帰った。

符禹ふう山では、燕池悟えんちご東華とうかを待っていた。

姫蘅きこうを俺から引き離し、人間界で苦しませたな。姫蘅きこうは悲しみのあまり黙って去ったんだぞ。今日こそ決着をつける」

燕池悟えんちごは、剣を振りながら東華への恨み事を呟いている。

現れた東華とうかは腰に手巾を結んでいた。

燕池悟えんちごは、自ら編み出した魘魔えんま陣を召喚した。

「人間界の命7千で作った。全て悪霊だが俺も心血を注いだ。少しでも傷つければ悪霊は永遠に輪廻できなくなる。神族は善良なんだろ。さてどうやって俺の魘魔えんま陣を破る」

燕池悟えんちごは説明を終えると攻撃を開始した。

東華は蒼何そうか剣を無数に分裂させ、魘魔えんま陣を破壊し尽くした。

「7千の悪霊だぞ。天罰を与えるとしても改心する機会はやるべきだ。済度さいどこそ神族の役目では?お前の剣は血に染まった…殺戮の罪で罰せられてもいいのか」
燕池悟えんちご東華とうかをなじった。

「殺戮の罪?私は長年戦に関わっていないが、昔は六界の生殺与奪の権を握っていた」
東華は返した。

2人は剣を交えた。

燕池悟えんちごの剣が東華とうかの腰をかすめ、鳳九手巾が舞い落ちていく。

人の形に戻った鳳九は東華とうかに助けを求めた。
東華とうかは鳳九を天罡罩てんこうとうで守った。

「その中にいろ」
東華は戦いに戻っていった。

東華に危険を知らせようとした鳳九は、すぐに天罡罩てんこうとうから出てしまった。

鳳九の近くに東華とうかに叩き落された燕池悟えんちごが倒れた。
そこに巨大な竜巻が迫った。

小白しょうはく
東華は鳳九を呼んだが、燕池悟えんちごと鳳九は竜巻にさらわれてしまった。

鳳九が目を覚ますと、細く深い谷底にいた。

燕池悟は鳳九の下敷きになっている。

しばらくすると燕池悟えんちごも目を覚ました。

燕池悟えんちごが言うには、符禹ふう山の頂の梵音谷ぼんおんこくが開いた時に、2人は谷底に落ちたらしい。

梵音谷ぼんおんこくには比翼鳥ひよくちょう族が住み、60年に1度ほんの少しだけ開く。

立ち上がった燕池悟えんちごは体の痛みを感じ、寝ている間に殴ったかと鳳九に詰め寄った。

「青丘の者は汚い真似をしない、小燕しょうえん考えすぎよ」
本当は鳳九は燕池悟を蹴っていたのだが、嘘をついた。

燕池悟えんちごは鳳九の嘘を疑わず納得した。

しかし燕池悟は「小燕しょうえん」という呼び方が気に食わなかった。
代わりに鳳九が「燕侠客えんきょうかく」と呼ぶと、燕池悟えんちごはご満悦の様子だ。

鳳九はどうして東華とうかに戦いを挑むのかと燕池悟えんちごに聞いてみた。

燕池悟えんちごは、最愛の女を守るためだと話した。

「俺は奴の最愛の女を知っている。誰か知りたいか」
燕池悟は鳳九に聞いた。

姫蘅きこう?」
「なぜそれを?」
燕池悟えんちごは鳳九が言い当てたことに驚いている。

『やっぱりそうなのね』
鳳九は落胆したけれど、「そうとは限らないわ」と言ってみた。

燕池悟えんちご姫蘅きこうを誉め始め、鳳九は耳をふさいだ。

燕池悟えんちごは鳳九に見覚えがあると言い、「太晨宮の侍女か?」と図星を突いた。

「太晨宮とは関係ない。青丘の白鳳九よ」

鳳九は名乗った。

「やぼったい名だな」
燕池悟えんちごは感想を述べ、ふてくされた様子の鳳九は、木からもいだチェリーを食べた。

みずみずしい輝き コーセー



感想

今回も可愛い癒し回で楽しかったです。

東華が親指を立てた場面とか、連宋の袖クイの所は、何度もリピートしたくなる可愛さでした。

そして、そして、私はなんて鈍感なのかと自分を責めたのですが、折顔せつがん白真はくしんを(?)愛(?)ラブ(?)なんですね(?)

いや、全く気付いてなくて、よく2人で一緒にいるのは単に仲がいいのだと思っていました。東華と連宋みたいな感じで。そしたら、今回の折顔せつがんのセリフで「ギョエッ!?(嬉)」と思い、そういえば…と考えてみたら全ての点が線でつながりました。

もう1話の時点からちゃんと描かれていたのに、私はよく意味が分からないとスルーしていたのです。

1話で鳳九は東華とうかについて折顔せつがんに教えてもらうために、白真はくしんが作ったかんざしを手土産(わいろ?)にしていて、かんざしを見た折顔せつがんは木から降りてきました。白真はくしんは私の作った簪はぜんぶ折顔せつがんにもってかれてしまう~使わないくせに~みたいなこと言ってました。

これはあれなんですね?白真はくしんの全部を独占したいっていう独占欲の表れだったわけですね!?ありがとうございます。ありがとうございます。

そんな感じで楽しみが増えました(喜)

そしてやっぱり燕池悟えんちごかわええ。すべてのストレスが解ける可愛さです。本当に、ありがとうございました!

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