夢幻の桃花 三生三世枕上書 第11話 運命の転機

第11話 運命の転機夢幻の桃花

あらすじ

人間界に玄仁げんじんを見に行ったことが司命しめいにバレてしまった。しかし意外にも司命しめいから人間界での任務を与えられた鳳九ほうきゅうは…。

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第11話 登場人物

鳳九東華に2度命を助けてもらい恩返しをしようと頑張っている青丘の尊い姫。
玄仁東華が修為を回復するために転生した姿。承虞国の大王。
玄応玄仁の兄。
青緹玄仁の義兄弟で、承虞国の将軍。
聶初寅魔尊緲落の封印を解くために人間界で鎖魂玉を探している魔族。
楚苑記憶を失い聶初寅に保護された魔族の公主姫蘅の人間界での名前。崇安国の公主となり承虞国に輿入れすることが決まった。
凌香聶初寅が閩酥の顔に変え楚苑に付き添わせている侍女。
司命鳳九のことを色々と気にかけてくれている神族。人間の運命を司る神仙。

あらすじ【ネタバレ有】

青丘へ司命しめいが訪ねてきた。
「こっそり人間界へ行きましたね?」
司命しめいの問いかけを鳳九ほうきゅうはとぼけようとした。

しかし鳳九ほうきゅうの脈を診た司命しめいは、仙力が反発しているのを感じ取った。
正直に話すよう司命しめいに詰め寄られ、鳳九ほうきゅう東華とうかを見に行ったことを告白した。

司命しめいは、東華とうかごうの最中で、ごうを邪魔されると修為しゅういが回復しない、修為しゅういが回復しないと緲落びょうらくを封印できないと鳳九ほうきゅうに教えた。

それを聞いた鳳九ほうきゅうは驚いた。
東華とうかが人間界へ行ったのは八苦を悟るためだと思っていたからだ。

重大なことなので内密にしていたが、東華とうか修為しゅういを失いそれを回復するために人間界に行ったのだと司命しめい鳳九ほうきゅうに告げた。

「私は危機を救ったけれど、修練を妨げてないわ」
鳳九は言い訳した。

「それを〝邪魔”と言うんです」

司命しめいは言った。

今回東華とうか情劫じょうごう(愛の苦しみ)を受ける予定だ。
玄仁げんじんは瀕死の重傷を負い、それを宮女周夢渓しゅうむけいの手当てで回復し恋に落ちるはずだった。
周夢渓しゅうむけい東華とうか情劫じょうごうだった。

しかし鳳九ほうきゅうが助けたせいで、玄仁は周夢渓しゅうむけいと出会えなくなってしまっていた。

玄仁げんじん周夢渓しゅうむけいが出会えるよう、運命を修正する役目を司命しめい鳳九ほうきゅうに与えた。

「人間界で仙術を使えば苦しむばかりか、死ぬこともあります。お分かりですね?繰り返しますが、何があろうと仙術は使わぬように」
司命しめいは念を押した。

鳳九ほうきゅうは懲りたから絶対に使わないと言って駆け出して行った。

男装して人間界に来た鳳九ほうきゅうは、どうやって王宮に入ろうかと考えていた。
周夢渓しゅうむけいは宮女なので王宮の中にいるはずだからだ。

そこへ崇安国すうあんこくの公主の花嫁行列がやってきた。
青緹せいていは花嫁行列を先導していた。

鳳九ほうきゅうが見物に行くと、花嫁行列は襲われた。
前方から攻められ櫓から矢が放たれる。

「葉将軍、危ない」
鳳九ほうきゅうはとっさに叫び、鳳九ほうきゅう青緹せいていの目が合った。

楚宛そえん凌香りょうこうのいる輿の中にも矢が入ってきた。
「軽々しく動けば元も子もなくなる。腕が立つのは隠しておくの」
打って出ようとする凌香りょうこうを、楚宛そえんは止めた。

青緹せいていが敵を追い詰めると、敵は次々と自害して果てた。
青緹せいていは怪しき者は捕らえ、骸は持ち帰り検分すると部下に指示を出した。

楚宛そえんは事態を治めた青緹せいていに、ねぎらいの言葉をかけた。

鳳九ほうきゅうは怪しい者として青緹せいていの部下にとらえられ、青緹せいていの前に連れてこられた。
青緹せいていはすぐさま鳳九ほうきゅうの縄を解き、小九しょうきゅうは大王の恩人だと言って、持ち歩いている似顔絵を見せた。

鳳九ほうきゅう青緹せいていと共に玄仁げんじんの所へ向かうことになった。

刺客を放ったのは玄応げんおうだった。
逃げ戻った刺客は玄応げんおうに失敗したが足はつかないと報告した。

玄応げんおうは刺客に労いの言葉をかけ、酒をふるまった。その酒を飲んだ刺客は絶命した。

楚宛そえん承明殿しょうめいでん承虞国じょうぐこくの王宮)に到着し輿から降りた。
鳳九ほうきゅう楚宛そえんの顔を見ることができなかった。
楚宛そえん玄仁げんじんに拝謁し、宛雲宮えんうんきゅうを与えられた。

次に鳳九ほうきゅうが呼ばれた。
進む途中、鳳九ほうきゅう楚宛そえん姫蘅きこうであることに気づいた。

姫蘅きこう
呼んでみるが楚宛そえんは振り返らない。
人間界に修練に来たのか、それとも東華とうかを助けに来たのかと鳳九ほうきゅうは考えを巡らせた。

鳳九ほうきゅうは戦場で玄仁げんじんの命を救い、今日も青緹せいていを助けた。
玄仁げんじんは褒美を与えるので望みはあるかと鳳九ほうきゅうに問いかけた。

「褒美は不要です。承虞国じょうぐこくの民なら大王を救うのは当然のこと」
鳳九ほうきゅうは答えた。

玄仁も青緹も鳳九の答えを聞いて、満足そうに微笑んでいる。

「だが礼をしないと余は気が済まぬのだ。官位でも財宝でも構わん。豪邸や美女でもよい。お前が望めば何でも与える。よく考えよ」

玄仁げんじんは促した。

「ならば1つだけお願いが。…王宮に残りたいです。…親と縁の薄い私ですが、なぜか大王を見たとたん…親しみが。そのお姿が脳裏に焼き付いてしまいました。できれば侍衛となって、常におそばでお守りしたいのです」
鳳九ほうきゅうは願いを言った。

「そのような望みは、褒美とは呼べぬな。しかし望むなら侍衛にしてやろう。褒美は改めて考える」

玄仁げんじん鳳九ほうきゅうの願いを聞き入れた。

楚宛そえんは与えられた部屋の掛け軸に聶初寅じょうしょいんが描いた霊璧石れいへきせきの絵を隠した。
凌香りょうこう楚宛そえんは刺客を放った黒幕が誰なのか話し合った。
刺客は楚宛そえんを狙っていた。

崇安国すうあんこく聶初寅じょうしょいんの出世を妬んだ者の仕業かもしれないと考えた楚宛そえんは、身辺に注意するようにとの手紙を聶初寅じょうしょいんに出した。
そして、凌香りょうこうには宮女と仲良くなり、王宮の見取り図を描くようにと命じた。

青緹せいていが調べても刺客の黒幕がだれなのか分からなかった。
玄仁げんじんは引き続き警戒をして、特に楚宛そえんの住む宛雲宮えんうんきゅうを厳重に警備するようにと青緹せいていに命じた。

鳳九ほうきゅうは大王の寝殿に近い偏殿を与えられて住むことになった。
青緹せいていがやってきて鳳九ほうきゅうの官職を統領にしようと思うがどうか、と打診した。
統領は毎日王宮の中を巡回する気楽な役職だというので、鳳九ほうきゅうは自分にぴったりだと話を受けた。

青緹せいていは60年物の古酒をお礼にと持ってきて鳳九ほうきゅうと酌み交わした。
お互いに酒と武術が好きで気が合う2人。

青緹せいていが先の戦で負った左目の上の傷は、太医の見立てでは消えないと言われたそうだ。
鳳九ほうきゅうは良い処方を知っていると言ってみたが、青緹せいていは男の勲章だからいいのだと言った。

青緹せいてい鳳九ほうきゅうを義兄弟にしたいと思うほど気に入った。

鳳九ほうきゅうは頃合いを見て、王宮内に周夢渓しゅうむけいという宮女はいるだろうかと青緹せいていに聞いてみた。
青緹せいていは聞いたことがないと答えた。

「遠い親戚だが、王宮に入ってから消息が途絶えた」
鳳九ほうきゅうがいうと、青緹せいていは自分ならば宮女の名簿を見ることができるので、探してやろうと請け負ってくれた。

鳳九ほうきゅうはふらふらと千鳥足で王宮の庭を散歩している。
青緹せいていが持ってきた古酒は後から酔いが回るものだったらしく、いつも以上に酔ってしまったようだ。

玄仁げんじんは部下を引き連れ鳳九ほうきゅうの偏殿へ行こうとしていた。
父の代から仕えている大内官は、近々お子様も誕生するだろう、そうしたら王陵で先王と先皇后に報告したいと嬉しそうな様子だ。
玄仁げんじんはそれならば長生きするようにと声をかけた。

千鳥足の鳳九ほうきゅう玄仁げんじんとぶつかり、玄仁げんじんの身体を掴んで倒れた。
倒れた先は王宮の池。
鳳九ほうきゅう玄仁げんじんは池に落ちてしまった。

水の冷たさで我に返った鳳九ほうきゅうは、とっさに池に潜り逃げた。

王の側近たちは何者かが王を突き落としたと大騒ぎになり、青緹せいていにも報告がいった。
玄仁げんじん女子おなごが池にいるはずなので、救うようにと指示を出した。

部屋に戻った玄仁げんじんは一瞬だけ見た水に濡れた鳳九ほうきゅうの美しさに心を奪われていた。
「世にあれほど美しい女子おなごがいるとは」
玄仁げんじんは呟いた。

青緹せいていは夜通し探したが、疑わしい女は見つからなかったと玄仁げんじんに報告した。
鳳九ほうきゅうが呼ばれ、今日から青緹せいていの配下として女を探すようにと命じられた。

「怪しい女だ」という青緹せいていの言葉を、玄仁げんじんは「仙女だ」と訂正し、一目見て忘れられなくなったと付け加えた。
そして仙女を探せと鳳九ほうきゅうに命じた。

もしや玄仁げんじん周夢渓しゅうむけいと出会ったのではないかと考えた鳳九ほうきゅうだったが、「昨夜の」という言葉にその女は自分だと気づき、困ったことになったと頭を抱えた。

禁衛兵舎に鳳九ほうきゅうと青緹は向っている。
常に慎重な大王が怪しい女に惚れてしまったことを心配する青緹せいていは、大王に怪しい女を近づける訳にはいかないと息巻いている。

鳳九ほうきゅうも不審な女を大王に合わせられない、と同意し、不注意だったと昨日の行動を反省した。
鳳九ほうきゅうが任務に同行し周夢渓しゅうむけいを探したいと青緹せいていに願うと、青緹せいていは快諾した。

禁衛兵舎では青緹せいていの部下たちが、昨日の女の正体について話し合っていた。
敵国の間者か、野心に燃える宮女というのが彼らの推測だった。

青緹せいていは部下に鳳九ほうきゅうを統領にしたと紹介するが、「弱そうだ」「腕前を確かめたい」と言って、部下たちは鳳九を認めようとしなかった。

鳳九ほうきゅうは手合わせをすることになった。

剣術勝負で鳳九ほうきゅうは片手で勝利し、弓術勝負では、飛んでいるトンボの羽を射抜きつつ的の真ん中に当てるという神技を披露した。

青緹せいていの部下たちは鳳九ほうきゅうの腕前に感服し、「これからは禁衛軍が味方だ」と請け負った。

青緹せいていが昨晩の騒ぎを調べながら宮女の名簿を調べたところ、ここ5年間の名簿の中に周夢渓しゅうむけいの名はなかった…。

AQUA STYLE



感想

いい感じの展開になってまいりました!!

玄仁げんじん鳳九ほうきゅうの美しさに一目惚れしてしまいました。
…というかですね?戦場で会った時から同じ顔ですよ!最初からずっと絶世の美女ですよ!と突っ込みを入れたいです。

玄応げんおうはなぜ楚宛そえん姫蘅きこう)を襲ったのでしょうか。
承虞国じょうぐこく崇安国すうあんこくの間に戦争を起こさせ、そのどさくさに玄仁げんじんに死んでもらう作戦でしょうか?
迷惑極まりないのでやめていただきたいです。

鳳九ほうきゅうは剣と弓の神業を披露して、青緹せいていの部下たちの信頼を勝ち取りました。
鳳九ほうきゅうは実際神仙ですから神業は当然なのでしょう。さすがの一言です。

鳳九ほうきゅうは3万歳を超えたと第4話で言っていました。
そして神仙の世界の1日が人間界の1年です。
ということは、鳳九ほうきゅうにとっての1年は人間界での365年なわけで、人間界換算だと鳳九ほうきゅうは3万×365=1095万歳です。
人類が誕生する前から生きている方です。

WIkipediaさんで聞いてみたところ、1000万年前に「ヒト亜科がヒト族とゴリラ族に分岐したと推定されている」と書いてありました。
それだけ長い間生きて、武術をやってきたからこそできる神業ですね。

特にトンボの翅を射て、さらに的の真ん中にあてた場面は本当にすごかったです。
トンボさんも生きていました。

そして年齢の計算をしていて気づいたのですが、「夢幻の桃花~三生三世枕上書」が始まってから現時点で100年が経過しています。ということは、人間界では3万6500年が経過しています。

私は桃花シリーズの中では、「永遠の桃花」を視聴済みです。
「永遠の桃花」のヒロインも人間界に行っていたのですが、その時の人間界の文明レベルと、今回「夢幻の桃花」での人間界の文明レベルがほとんど同じです。

夢幻の桃花が始まった時点で、永遠の桃花が完結した後の時間設定だと思われる描写がされてました。
…ということは、この物語世界の人間界は、少なくとも3万6500年以上同じような文明レベルのまま時が止まっています。

調べてみたところ、日本列島に人類が現れたのが、3万5000年前くらいだそうです…。
ここはきっと突っ込んだら負けの所ですね!

玄仁げんじんが恋に落ちる予定の周夢渓しゅうむけいがどこにいるのかが気になります。なかなか見つかりません。次回第12回のタイトルは「忘れ得ぬ美女」です!とても気になります!

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