夢幻の桃花 三生三世枕上書 第10話 めぐる因果

第10話 めぐる因果夢幻の桃花

あらすじ

人間界。承虞国じょうぐこく崇安国すうあんこくの国境での戦いは、混戦になっていた。玄仁げんじん(人間として転生した東華とうか)も敵との大乱闘の最中にいた。その光景を見た鳳九ほうきゅうは、承虞国じょうぐこくの鎧を身につけ加勢した…。

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第10話 登場人物

鳳九100年前東華への恩返しに失敗したが、あきらめず人間界に転生した東華に恩返しをすると決意した。
玄仁人間界に転生した東華。承虞国の王太子。
青緹承虞国の葉家の若者。葉家は武勇の家系で青緹も勇猛な武将。
玄応玄仁の兄。
聶初寅魔尊緲落の封印を解くために、人間界で鎖魂玉を探している魔族。玄魔君。
姫蘅記憶を失い人間界に落ちてしまった魔族の公主。聶初寅に人間界で保護されている。

あらすじ【ネタバレ有】

承虞国じょうぐこく崇安国すうあんこくの国境での戦いは、敵味方入り乱れての混戦になっていた。
玄仁げんじん青緹せいていも敵と刃を交えている。

鳳九ほうきゅうが高台に現れた。
戦況をみた鳳九ほうきゅうは、すぐに承虞国じょうぐこくの鎧を身に付け加勢した。

玄仁げんじんに襲いかかる敵兵の剣を鳳九ほうきゅうは仙力で折った。
さっそく仙力が自分に跳ね返り、鳳九は苦しそうな表情を浮かべている。

鳳九ほうきゅうは仙力を使わずとも強く、敵を次々なぎ倒していった。

敵に囲まれた玄仁げんじんを助けるために再び仙力を使った鳳九ほうきゅうは、苦しそうに顔をゆがめた。

転倒した玄仁げんじんに敵の刃が襲いかかるが、鳳九ほうきゅうの剣が敵を排除した。

「お前の名は?」
玄仁げんじんに問われ、鳳九ほうきゅうは「小九しょうきゅう」と名乗った。

仙力を何度も使った鳳九ほうきゅうは、ついに膝をつき動けなくなってしまった。
玄仁げんじんが危ないが助けられない。

玄仁げんじんを守ったのは青緹せいていだった。

どうにか承虞国じょうぐこくが優勢になったのを見届けた鳳九ほうきゅうは、血を吐き苦しそうにしながら戦場を後にした。

玄仁げんじんは右脇のあたりを負傷したが無事だった。
青緹せいていは左目を包帯で覆っていて包帯は血まみれになっている。
幸い目は見えるのだとか。

玄仁げんじんを守るために青緹せいていはこのような傷を負った。
玄仁げんじんはその姿を見て感極まった様子だ。
今後は青緹せいていを自分の兄弟分にすると玄仁げんじん青緹せいていに誓った。

どうにか青丘に帰ってきた鳳九ほうきゅうだが、歩くのもままならず血を吐いている。

司命しめいの言うとおりね。己の身にはね返ってくる。大丈夫よ、養生すれば治る。帝君さえ無事ならそれでいいの』
鳳九ほうきゅうは自分に言い聞かせた。

玄仁げんじんは命の恩人である小九しょうきゅうを探すよう青緹せいていに命じたが、小九しょうきゅうという兵はいなかった。
「壮絶な戦いだったゆえ、残念ですが恐らく…」
青緹せいていが続けようとするのを、玄仁は遮った。

「あれほど腕が立つなら、きっと生きている」

玄仁げんじんは再度捜索を命じた。

玄仁げんじんが無事に凱旋したという報せが玄応げんおうのところに届いた。
「激戦で大勢の兵が死んだのに生きて戻るとはしぶとい奴だ」
玄応げんおうは顔を歪めている。

国王に呼ばれた玄仁げんじんは初陣で見事な勝利を収め、褒められた。
最近体が弱っていることを実感している王は、明日王陵へ付き添うよう玄仁げんじんに命じた。

王は玄仁げんじんを王陵の中の大切な場所に導いた。
そこは霊璧石れいへきせきが保管されている場所だった。

承虞国じょうぐこく軍が窮地に陥った時、天から敵軍に霊璧石れいへきせきが落ちてきて敵軍を混乱させ承虞国じょうぐこくを勝利に導いたという伝説。
あの伝説は本当だったのだ。
戦いの後霊璧石れいへきせきは国宝となり、先王は王陵を作った際ここに地下宮殿を作り霊璧石れいへきせきを隠した。

この話は玄仁げんじんも初めて聞いたことだった。
地下宮殿の存在を知るのは歴代の王のみ。
王は霊璧石れいへきせきを守る王としての仕事を玄仁げんじんに託そうと、この場所へ連れてきたのだった。

「何があっても霊璧石れいへきせきを守れ」
「命に代えても守り抜きます」
玄仁げんじんは答え霊璧石れいへきせきに手をかざした。

すると霊璧石れいへきせきが光った。
それを見た王は「どうやらこれは天意だ」と満足そうな表情を浮かべた。

そのころ城下では人々が集まり空を見上げていた。
雲間の空が青緑に光っている。
見上げる民衆の中に聶初寅じょうしょいんがいた。

聶初寅じょうしょいんはその光景を見て「やはり鎖魂玉さこんぎょく承虞国じょうぐこくにあるのだ」と確信した。

姫蘅きこうは今も記憶が戻らず聶初寅じょうしょいんが人間界で世話していた。
姫蘅きこうは命の恩人聶初寅じょうしょいんに感謝し、心を開いている様子だ。
聶初寅じょうしょいん姫蘅きこうに頭を下げ、頼みごとをすると姫蘅きこうは快く引き受けた。

その頼み事と言うのは、霊璧石れいへきせきを手に入れたいというものだった。

承虞国じょうぐこくでは王の命が尽きようとしていた。
王は玄仁げんじんを枕元に呼び、託したことをやり遂げよと言葉をかけた。
次に玄応げんおうを呼び、弟を補佐し、なんとしても承虞国じょうぐこくの安寧を保てと言った。
これで安心して玄仁げんじんの母に会えると呟くと王は亡くなった。

玄仁げんじんは即位して王になった。

崇安国すうあんこくでは聶初寅じょうしょいんが王に拝謁していた。
聶初寅じょうしょいん霊璧石れいへきせきを欲している崇安国すうあんこくを使って鎖魂玉さこんぎょくを手に入れようと計画している。
そのためにやってきたのだ。

聶初寅じょうしょいんは戦わずして霊璧石れいへきせきを手に入れる方法を王に提案した。

その方法とは、婚姻で承虞国じょうぐこくと和平を結ぶというものだ。
そのために聶初寅じょうしょいんは義理の妹楚宛そえん姫蘅きこう)を王に紹介した。

家臣を含め皆が楚宛そえんの美しさに息をのんだ。
聶初寅じょうしょいん楚宛そえんを王の養女にして輿入れさせ、承虞国じょうぐこくの奥深くを探らせてはどうかと提案した。

すると王は承虞国じょうぐこくのスパイだろうと怒り聶初寅じょうしょいんを牢に入れた。

王は楚宛そえんを部屋に連れ込み自分のものにしようと襲い掛かった。
すると楚宛そえんは柱に頭をぶつけて自殺してしまった。

聶初寅じょうしょいんは仕方なく仙力を使い牢を出て、楚宛そえんの死に動揺する王の前に現れた。

楚宛そえんを生き返らせてご覧に入れましょう」

聶初寅じょうしょいんは言った

「もし楚宛そえんを生き返らせれば、お前を国師にしてやる」

崇安国すうあんこく王は聶初寅を見た。

「次は正しい選択をするように」
聶初寅じょうしょいんが王に告げると、時間が巻き戻った。

王の前には再び楚宛そえんを養女にして承虞国じょうぐこくに輿入れさせてはどうかという聶初寅じょうしょいんがいた。
王は、楚宛そえん崇安国すうあんこく公主の身分を与え承虞国じょうぐこくへ輿入れさせると決定し、聶初寅じょうしょいんを国師に任じた。

王の判断に臣下が動揺する声を上げた時、聶初寅じょうしょいんは苦悶の表情を浮かべた。
仙力がはねかえったのだ。

承虞国じょうぐこくでは青緹せいていが先の戦いの功績で神武大将軍に任じられていた。

小九しょうきゅうはまだ見つかっていない。
玄仁げんじん小九しょうきゅうを見つけた者には褒美を出すことを全軍に号令した。

玄応げんおうは婚姻による和平を求める崇安国すうあんこくからの書簡を玄仁げんじんに渡した。
玄仁げんじんは臣下に意見を求めた。

青緹せいてい崇安国すうあんこくの策略であり拒むべきといい、玄応げんおうは和平のために結婚するべきと言った。
玄応げんおうに賛成する臣下も現れた。

玄仁げんじんは民の安寧のため結婚を受け入れると決定し、青緹せいていの発言にも理があるとして兵馬の増強を命じた。

聶初寅じょうしょいんは体調が回復しておらず、かなり苦しそうな様子で寝台から立ち上がることもできない。

本来は聶初寅じょうしょいん承虞国じょうぐこくへ付き添って行き、鎖魂玉さこんぎょくの捜索をするつもりだったがままならない。
代わりに凌香りょうこう姫蘅きこうに紹介した。

凌香りょうこうは女性の恰好をしているが、顔は閩酥びんそにそっくりだ。
凌香りょうこうの顔を見た姫蘅きこうは少しだけ反応をみせた。
その様子を聶初寅じょうしょいんは観察している。

くれぐれも気を付けるようにと聶初寅じょうしょいんが声をかけると、姫蘅きこう凌香りょうこうと共に承虞国じょうぐこくへ出発していった。

姫蘅きこうが出て行った部屋では聶初寅じょうしょいんの部下阿芒あぼうが、「体調が悪いのになぜ凌香りょうこうの顔を閩酥びんそに変えたのですか?」と聶初寅じょうしょいんに問いかけていた。
閩酥びんその指示ならば姫蘅きこうはなんでも従うからだと聶初寅じょうしょいんは答えた。

小九しょうきゅうという兵はまだ見つかっていなかった。
玄仁げんじん小九しょうきゅうの似顔絵を描き、それを模写して張り出させ命の恩人小九しょうきゅうを何としても見つけだそうとするのだった…。

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感想

物語がすごく動いた回のような気がします。これまでは鳳九ほうきゅうの元気がなく、鳳九ほうきゅうの心理描写が続いたのですが、今回は鳳九ほうきゅうも動き始め、物語も動き始めました。

人間に転生した帝君は全く同じ顔のはずなのに、表情が違うだけで全然違う人の様です。人間離れして無表情な帝君(よく考えたら神なので人間ではありません)と違い、玄仁げんじんは人間らしく(実際人間ですし)表情が変わります。屈託のない笑顔・傷ついた青緹を見て目元を赤く染め涙をこらえる表情など、絶対東華はしないです。同じ方が演じていても、こんなに違う人みたいに見えることに驚きときめきました!

玄応げんおうは悪い奴のようですね。馬を毒殺したのも玄応だと思いました。私は人に嫌がらせをするために動物を痛めつける人が許せないので、玄応げんおうにはきちんと罰を受けてもらいたいと思いました。玄応げんおうは、玄仁げんじんを殺したいなら、玄仁げんじんだけを狙ってもらいたいです。どうぞよろしくお願いします。

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