永遠の桃花~三生三世~第9話 白鳳九と東華帝君

第9話 白鳳九と東華帝君永遠の桃花

永遠の桃花 第9話 登場人物

白浅青丘の女帝。司音という名で崑崙虚で修行していた。
白止白浅の父。青丘を治める狐帝。
折顔白家と親しい上神。十里桃林に住んでいる。
天君天族のトップ。
央錯天君の第一皇子。
桑籍天君の第二皇子。
連宋天君の第三皇子。
楽胥央錯の妻。
夜華央錯と楽胥の息子で天族の皇太子。
少辛同族にいじめられているところを白浅が助け、侍女にした。
素錦素錦族の生き残り。央錯と楽胥の養女。

永遠の桃花 第9話 あらすじ

桑籍は白浅と婚約中の身でありながら、少辛を天宮に連れ帰り、少辛との婚姻を望んだが、天君は激怒した。少辛は鎖妖塔に閉じ込められた。夜華は金猊獣を討伐するため、人間界に行くよう命じられた。鳳九は東華に命を助けられ、恩返しをしようと東華の後をついていった。

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永遠の桃花 第9話 あらすじ【ネタバレ有】

天宮の蓮池に着いた桑籍そうせきは、袂に隠していた少辛しょうしんを人の姿に戻した。
青丘せいきゅうと比べてここはどうだ」
「美しいです」
少辛しょうしんは顔を輝かせた。

「こっそり連れてきたのは本意ではない。時をくれ。お前を正式な身分とし皆をひざまずかせる」
桑籍そうせき少辛しょうしんに約束した。

桑籍そうせきは連宋に少辛しょうしんを侍女と紹介したが、連宋は狐狸洞こりどうにいた白浅はくせんの侍女だろうと言い、青丘に帰すよう話した。
「連れてきたからには帰さない」
「よりによって許嫁の侍女を見初めるとは。…墨淵ぼくえんが逝ってから父上に逆らう者も増えている。父上は君主の座を守るため青丘と縁戚に…」
連宋は兄を説得した。

青丘せいきゅうを敵には回さない。…白浅はくせんを娶ってもいいが、この少辛しょうしんも宮中に入れる」
桑籍そうせきは宣言した。

白浅はくせんを世の笑い者にする気か」
連宋は兄をなじった。
桑籍そうせき殿下、私は青丘せいきゅうへ帰ります」
連宋の言葉を聞いた少辛しょうしんはハッとして桑籍そうせきに言った。

少辛しょうしん、恐れるな」
桑籍そうせきは少辛に微笑みかけた。

「確かにその通りだ。…父上に話して白浅はくせんとは破談にしてもらう。そして正式に少辛しょうしんを娶る」
桑籍そうせきは言い、天君に願い出た。

天君は怒り桑籍そうせきを殴った。

桑籍そうせき少辛しょうしんのことを隠し白浅はくせんとの婚約を破棄してもらおうとしたが、天君は少辛しょうしんのことをすでに知っていた。
「天宮に侵入した巴蛇はだを連れて参れ」
天君の言葉で、兵士が少辛しょうしんを連れてきた。

少辛しょうしんは乱暴に天君の前にひざまずかされた。
「この桑籍そうせきとどのように出会った」
天君は少辛しょうしんに下問した。

「お会いしたこともありません」
少辛しょうしんは答えたが、天君は聞く耳を持たなかった。

「この巴蛇はだ誅仙台ちゅうせんだいに捨てて参れ」
兵士は少辛しょうしんを連れていこうとした。

少辛しょうしんに罪はありません。白浅はくせんの侍女を愛してしまいました。父上お願いです。白浅はくせんとは破談にし少辛しょうしんを娶らせてください。…私の妻は少辛しょうしんしかおりません」
桑籍そうせきは訴えたが、天君は桑籍そうせきの頬を殴った。

巴蛇はだ鎖妖塔さようとうに閉じ込めよ。私の許しなく誰も近づくな」
天君の命令で少辛しょうしんは連れていかれた。

鎖妖塔さようとうは恐ろしい場所です」
桑籍そうせきは訴えたが、天君は去り、桑籍そうせきはその場に崩れ落ちた。

夜華やか…叔父のようになるな。未来の天君のそなたに私は期待しているのだ。この天宮に何人の側室を置いても構わぬが、そなたを惑わす女はいかん。四海八荒しかいはっこう(四方の海と八方の果て)のため生まれたことを自覚せよ」
桑籍そうせきと天君の話を聞いていた夜華やかに、天君は声をかけた。

天君は人間界の中栄国に金猊獣きんげいじゅうが出たことを話し、その討伐を夜華やかに任せた。
金猊獣きんげいじゅうは中栄国に干ばつをもたらし、王后を拉致し皇帝を自害に追いやった。
その皇帝は東華とうか帝君の仙官で、被害を訴え出たそうだ。

「人間界では人間の運命に関わらぬように。神仙と人間が交われば天数てんすうが乱れます」
司命しめいは任務を受けた夜華やかに助言した。

「人間界のことに干渉する気はない」
夜華やかは冷静に答えた。

夜華やかは寝台に横になり、幼い日のことを思い出していた。

幼い夜華やかは母と離れ天君に育てられていた。
出来のいい夜華やかに、天君は褒美を与えようとし、夜華やかは母に会いたいと願った。
しかし天君は甘い母に会わせることは夜華やかのためにならないと言い、願いを却下した。

「母に会いたいのなら、いち早く上仙じょうせんになってみせよ」
夜華やかは2万歳で天劫てんごうを受け上仙になり、母・楽胥らくしょと会うことができた。

傷だらけの夜華やかに、楽胥らくしょは2万年にぶりに会うことができた。
「もし天君になっても不幸であれば、水君すいくんにでも封じられるほうがいい。その方が幸せです」
ひどい傷を負った夜華やかを見た楽胥らくしょは、夫・央錯おうさくに涙ながらに訴えた。

天劫てんごうの日に薄い色の衣を着てしまいました。これからは黒い衣を着ます。そうすれば血が見えず母上を悲しませません」
夜華やか楽胥らくしょに言い、父を責めないよう頼んだ。

「黒い衣を着れば血が出ないとでも?ただ血痕が色に紛れ見えなくなるだけなのよ。何もかも耐え忍ぶだけでは、自分が苦しい思いをするわ」
楽胥らくしょ夜華やかに話し、泣いた。

寝台に横たわったまま寝てしまった夜華やかは、金蓮きんれんの夢を見ている。
夢の中では司音しいんの後姿が見える。

素錦そきんは食べ物を持って夜華やかの部屋に来て、夜華やかを起こした。
『このところ夢に見るあの影は誰だ。凶事の兆しだろうか』
準備をしながら夜華やかは考えた。

桑籍そうせき殿下は巴蛇はだを娶ればいいと思うわ。だって白浅はくせんは女帝だし私たちにとって目上の方よ。世代だって違うし。そんな方が天宮に来れば暮らしにくくなる」
甲斐甲斐しく夜華やかに服を着せながら、素錦そきんは話している。

支度を終えた夜華やかは、素錦そきんを無視し部屋を出た。

夜華やかが天君と碁を打っていると、桑籍そうせきが訪ねてきた。
桑籍そうせき少辛しょうしん鎖妖塔さようとうから出して欲しいと天君に頼んだが、天君は桑籍そうせきの願いを一蹴した。

「お考えが変わらないなら、後を追い私も死にます。…天族の皇子でありながら、女子おなご1人も守れないなら死んだほうがましです」
「そなたが死にたくば、私は止めぬ」
天君は言い、桑籍そうせきは側室を持ちたいだけだと訴えた。

女子おなごのために死ぬというそなたが許せん。天族の皇子なら恩情は平等であるべき。1人の女子おなごにかまけてはならぬ…あの者を苦しめるのは、私でなくそなただ」
天君は桑籍そうせきを下がらせた。

夜華やかは側で全てを聞いていた。

十里桃林じゅうりとうりんでは、折顔せつがん白止はくし桑籍そうせきについて話していた。
白止はくしは白浅の顔に泥を塗った桑籍そうせきを許せないと言っている。

「(白浅は)嫁ぐのをいやがっているのだから、この機にこちらから縁談を断っては?…断るだけでなく天族に謝罪させるのです」
折顔は白止はくしに提案し、二人出かけていった。

白浅は桃の木の上で5日間寝ていたが、白真はくしんに起こされた。
『明後日には擎蒼けいそうが出てくる。私が二度と戻れなければこの景色も見納めだわ』
白浅は感慨深く桃林を見た。

白浅は擎蒼けいそうが封印されてなかったら、今頃どうなっていただろうかと白真はくしんに尋ねた。
「封印していなければ墨淵ぼくえんは存命だった。墨淵さえ存命であれば四海は太平だ」
白真はくしんは答え、白浅は同意した。

今日は白浅の誕生日だ。
そろそろ鳳九ほうきゅうが来る頃だろうと2人は話した。

鳳九は、九尾紅狐姿で十里桃林じゅうりとうりんに向かう途中、金猊獣きんげいじゅうに出くわしてしまった。
鳳九は逃げるが、金猊獣きんげいじゅうは追ってくる。
危うく木にぶつかりそうになった鳳九は、東華に助けられた。

金猊獣きんげいじゅうは東華をみると逃げ出した。

鳳九は初めて東華に会った。
折顔せつがんのところで絵姿を見たけど、まったく違う」
鳳九は言った。

折顔せつがんの名を聞いて、東華は鳳九に身分を訪ねた。
青丘せいきゅうの北荒帝君の娘白鳳九です」
「白家の者でありながら金猊獣きんげいじゅうを恐れるとは。上仙じょうせんではないようだな」

東華は言い、立ち去った。

「命を救っていただいたので恩返しを」
鳳九は断られたが、あきらめずに東華の後をついていった。

「叔母に教わりました“因果は巡るものだから受けた恩は必ず返せ”と」
「叔母とは白浅のことか…白浅は天族との縁が深いようだな…いつまでついてくる」

東華は鳳九に言ったが、鳳九はめげずに後をついていった。

着いた場所は東皇鐘とうこうしょうのある川のほとりだった。
「7万年見張っていますが東皇鐘に異変はありません」
この地を守る地仙は東華に報告した。

「だが最近の星象せいしょうでは擎蒼けいそうの動きを感じる。…もしも10日以内に異変が起これば鈴を鳴らせ。私が駆けつける。…わずかな異変であっても鈴を鳴らすのだぞ」
東華は地仙に鈴を与えると、立ち去ろうとした。

鳳九はさらに付いていこうとしている。
青丘せいきゅうの姫ゆえ、これまでの無礼は許すが、まだついてくるなら容赦しない」
東華は鳳九を見ずに言い、立ち去った。

臙脂えんじは父に会いに、東皇鐘のある川のほとりに来ている。
「父上、戦が終わってから離怨りえん兄上は行方知れずに。離鏡りけい兄上は人が変わってしまった。お母上のことでまだ父上を恨んでいます。7万年経ってもまだ父上に会いに来ない。父上、どうか離怨りえん兄上を見つけて」
臙脂えんじは父に話しかけ、川に酒を流した。

天宮では、夜華やかと連宋が連れ立って歩いている。
「今の桑籍そうせき叔父上を見てどう考える?」
連宋は夜華やかに尋ねた。

「自業自得かと」
夜華やかは静かに言った。

「ではもし自分が見知らぬ娘を娶るとすればどう思う?」
「相手が白浅でも誰でも変わりはありません。天君の命なら娶ります」

夜華やかの答えを聞いた連宋は、桑籍そうせきを助けるため白浅を娶るよう夜華やかに頼んだ。
夜華やかはあっさりと承諾した。

「白浅は9万歳も年上だぞ」
「寝床に人が増えるだけのことです」

夜華やかは言った。

白止はくし折顔せつがんは、破談にしてはどうかと天君に話した。
しかし天君は、破談にはしないと言って…?

感想

鳳九が出てきました。
私は夢幻の桃花を10話くらいまで見てハマってしまい、「これは世界観を知るためにも永遠の桃花を見た方がいいのでは!?」と永遠の桃花を全話見ました。

なので鳳九と帝君には思い入れがあります。
こちらでの鳳九はもう7万歳ですね!大人!

夜華やかはとてもクールです。
「寝床に人が増えるだけのことです」というセリフがとても気に入りました(笑)

少辛と桑籍殿下には幸せになってもらいたいです!

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