永遠の桃花~三生三世~第6話 東皇鐘の攻防戦

第6話 東皇鐘の攻防戦永遠の桃花

永遠の桃花 第6話 あらすじ

天族と翼族の戦いが幕を開けた。墨淵ぼくえんの敷いた陣は、翼族に破られていった。玄女げんじょ崑崙虚こんろんきょから陣法図を盗んでいたのだ。令羽れいうは戦死し、墨淵は東皇鐘とうこうしょう擎蒼けいそうを封じて元神が離散した。墨淵の死を信じたくない司音は、墨淵の仙体を崑崙虚に連れ帰った。天族は御しやすい離鏡りけいを翼界の次の王とするため、翼界に司命しめいを送った。



永遠の桃花 第6話 登場人物

司音青丘を統べる狐帝の娘白浅。身分と性別を偽り、崑崙虚で墨淵の弟子になり修行中。
令羽司音の兄弟子。
墨淵崑崙虚で17人の弟子と暮らす武神。
擎蒼翼族の王。天族に反旗を翻した。
離鏡翼王の次男。司音に求婚したが、玄女と浮気した。
瑤光墨淵のことが好きで、崑崙虚に住んでいた。司音を誘拐し崑崙虚を追い出された。
玄女司音の兄嫁の妹。親の決めた結婚から逃げ崑崙虚で暮らしていた。離鏡と結婚した。

永遠の桃花 第6話 あらすじ【ネタバレ有】

司音しいん令羽れいうが陣営に向かうと、墨淵ぼくえんのほか、瑤光ようこう央錯おうさく桑籍そうせき連宋れんそうが集まっていた。
天君の皇子たちは戦を経験するために来ていた。

「こたびは49変化が可能な七道ななどうの陣法を敷く。戦ったことのない方に前線は任せられない」
墨淵は言い、令羽れいうに兵1万を束ね前軍を率いさせ、司音しいんは中軍で控えさせることにした。

戦の前夜、司音しいんは一人、戦に想いを馳せていた。そこに墨淵ぼくえんが来て東皇鐘とうこうしょうを封印する術を授けた。

「この術が使える素質を持つのは、そなたのみ。さもなくばこの危険な術を教えたくはない」という墨淵の言葉に、『私が狐帝の娘だと師匠は気づいているのかも』と司音しいんは考えた。

戦いの幕が開き、墨淵ぼくえんは陣法を展開し強固な守りを固めた。
擎蒼けいそうは陣法を破り、戦いは乱闘状態になった。
離鏡りけいは「司音しいんを守る」と言って臙脂えんじが止めるのも聞かず前線に駆けて行った。

「勝ち戦なのにわざわざ行くなんて。離怨りえん兄上が言うように司音しいんさんを好きなの」
臙脂は離鏡の後ろ姿を見ながら考えた。

令羽れいう離怨りえんと戦闘中、背後から矢を浴びた。司音しいん令羽れいうの危機を察知し駆け付けたが、さらなる矢が令羽れいうを襲った。令羽れいうの身体には矢が何本も貫通している。

司音しいん早く去れ」
令羽れいうは一言いうと動かなくなった。

令羽れいうさん早くいきましょう」
司音しいん令羽れいう墨淵ぼくえんのもとへ連れて行こうとした。しかし離怨りえんの手勢が司音しいん令羽れいうを囲んだ。

司音しいん上仙、逃げられるかどうか、己の身を案じろ」
離怨りえんは一言いうと司音しいんに刃を向けた。その刃を離鏡りけいが薙ぎ払った。

離鏡りけい、寝返る気か」
「陣を破るため手柄を立てたのは俺の女だ。俺が敵1人くらい助けてもいいだろう」
「よかろう一理ある。玄女げんじょは確かによくやった。陣法図を盗みお前に手柄を立てさせた。だが敵をかばう気なら、この場で殺してやる」

離怨りえんの言葉を聞いた司音しいんは「玄女だと…お前が陣法図を盗ませたのか」と離鏡りけいを見た。

離鏡りけいが言い訳しようとすると白真はくしんが現れ、司音しいん令羽れいうを連れ去った。

司音しいんは動かなくなった令羽れいうについて幕の中にいた。
墨淵ぼくえんが駆け付け、司音しいんは令羽を助けてくれるよう墨淵ぼくえんにすがった。
令羽を診た墨淵ぼくえんは「疊風ちょうほうに文を出せ“令羽の亡骸を引き取りに来い”とな」と言い司音しいんは泣き崩れた。

「何もかも私のせいです。もっと早く賭けつければ令羽さんは死ななかった…陣が破られたのは玄女げんじょのせいです。陣法図を盗んだのです」
司音しいんは泣きながら話した。

陣法図が盗まれたということは、陣を立て直しても意味がない。
次々に陣が破られたと言う報告が入った。

白真はくしん司音しいんを外に連れ出した。
離鏡と関わらず玄女をかくまわなければ、こんなことにはならなかったと司音しいんは自分を責めている。

「玄女を崑崙虚こんろんきょに行かせたのは私だ。悪いのは私も同じだ。…義姉上は玄女げんじょの婚姻に満足でお前に感謝している。…すでに玄女は青丘せいきゅうと縁が切れた女だ。再び会うことがあれば殺せばいい。あの者に情けは無用だ」
白真はくしんは司音に語った。

墨淵ぼくえんは戦況を覆すための策を講じた。
策とは墨淵ぼくえんが敵陣に穴をあけ、その穴に1万の兵が飛び込み敵兵10万を引き付けるというものだ。
残りの兵を生かすため、兵1万には死んでもらう必要があると墨淵ぼくえんは言う。

名乗り出たのは素錦そきん族だった。素錦そきん族はちょうど兵1万で参戦していたのだ。
瑤光ようこう上神は、名の知れた自分が兵を率いれば、敵は必ず追ってくるだろうと言い、素錦族の兵1万を率いる将軍に立候補した。

「私が戻ったらまた勝負しましょう。勝敗は関係ない。それで私たちの間のいざこざは終わりよ」
墨淵ぼくえんにそう言うと、瑤光ようこうは出陣していった。

瑤光と令羽の抜け、指揮官が欠けた場所には司音しいん白真はくしんが入ることになった。

狙い通り擎蒼けいそうは陣形を変え瑤光ようこうを兵10万で追っていった。
天族の反撃が開始され、たちまち擎蒼けいそうを包囲した。

擎蒼けいそう、おとなしく捕らわれれば兵たちの命は助かる。だが拒めば亡き天兵のため敵を取る」
墨淵ぼくえん擎蒼けいそうに降伏を迫った。

「この擎蒼けいそうは翼族の王、降伏などせぬ。私の手で天地を変えてやる。お前たち神仙どもを道連れにすれば私も悔いはない」
言うと擎蒼けいそう東皇鐘とうこうしょうを取り出し天に向けて放った。

手のひらに乗るほどだった東皇鐘とうこうしょうは、天を覆うほどの大きさになり、天族も翼族もかまわず吸い込んでいく。

「見ておれ。作ったのが私であれば制御もできる」
墨淵ぼくえんは剣を構え東皇鐘とうこうしょうに向かっていった。
擎蒼けいそう墨淵ぼくえんを止めるため斬りかかっていき、2人の一騎打ちとなった。

激しい戦いが続く中、大地が揺れ、バランスを崩した擎蒼は東皇鐘とうこうしょうの中に吸い込まれていった。
墨淵ぼくえんは司音の目をみて「私を待て」と言うと東皇鐘とうこうしょうに向かって昇っていった。

墨淵ぼくえん東皇鐘とうこうしょうの中に入ると、青白い光が輝き、辺り一帯を覆った。
天から落ちてきた墨淵ぼくえん司音しいんは受け止めたが、墨淵ぼくえんは動かなくなっていた。

擎蒼けいそうは封印され、翼族は降伏した。
怒りの収まらない司音は「一生かけて皆殺しにしてやる」と翼族に向かい怨嗟の言葉を吐いた。

「墨淵上神の元神げんしん(肉体を超越した命の精髄)は生贄となり砕け散りました」
司命しめい星君は東華とうか帝君に報告した。

「なんだって?」
東華とうかは珍しく取り乱したが、ほどなくして落ち着きを取り戻した。

「ともかく擎蒼けいそうは封印された。すぐ大紫明宮だいしめいきゅうへ行き策を進めよ」
東華とうかは命を下した。

酒を飲んでいた離鏡は、果物を運んできた玄女げんじょを「邪魔だ」と言って張り倒した。

「あなたのために傷を負い、崑崙虚こんろんきょで陣法図も盗みました。負けたのは義父上の運命なのになぜ私に乱暴を?」
「戦の勝ち負けなど俺には関係ない。お前のしたことも俺には関係ない」
離鏡は冷たく言い放った。

玄女は陣法図を盗み崑崙虚こんろんきょの罪人となった自分には、離鏡りけいしか頼る者がいないとすがった。
離鏡は兄が即位したら自分は殺される、頼る相手を間違っていると玄女げんじょに告げた。
そこに司命しめいが訪ねてきた。

「あなたに王位を継がせるため来ました」
司命しめいの言葉を離鏡は興味がないと断った。

「離鏡様、もし兄上が即位すれば、あなたの命はない。母を殺された恨みは?敵を討つ気もないと?」
司命しめいは言葉をつづけ、離鏡りけいは考え込んだ。

崑崙虚こんろんきょでは金蓮きんれんが輝きを失った。

司音しいんが目覚めると墨淵ぼくえんの体のそばには折顔せつがんと白真がいた。
「師匠はいつ目を覚ますの」
司音しいん折顔せつがんの衣を掴み問いただした…。

感想

怒涛の展開でした。
翼族とてん族の戦いが始まり、令羽れいうさんと瑤光ようこう上神が亡くなり、擎蒼けいそうが封印され師匠は動かなくなり…。
それが1話で終わりました。
ラブ史劇ならではの展開の速さがいいです。この辺りはサクっと進めてラブを重点的に描いてくれるのでしょう!

そして、素錦そきん族が出てきました。
素錦族は戦で死ぬ役目を引き受けてくれました。英雄ですね。

素錦そきんという名を聞くと、頭がウッとなります。
なぜだか理由は分かりません。

金蓮きんれんは枯れたのか、茶色になってしまいました。どうなってしまうのか気になります。

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