永遠の桃花~三生三世~ 第5話 寄り添う心

第5話 寄り添う心永遠の桃花

永遠の桃花 第5話 あらすじ

離鏡りけい玄女げんじょの浮気現場を見てしまった司音しいんは、傷つき塞ぎ込んだ。墨淵ぼくえんは司音の気を紛らわせるため、霊宝天尊れいほうてんそんの法会に司音を連れていった。司音は天君の息子桑籍そうせきが狐帝の娘白浅はくせん(=司音)に縁談を申し込むことを知った。離鏡は玄女を翼界に連れ帰り婚礼を挙げた。しかし擎蒼けいそうは玄女を傷つけ崑崙虚こんろんきょに送り返した。すべては玄女の計略だった。

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感想(2件)

永遠の桃花 第5話 登場人物

司音青丘の白浅。身分と性別を偽り崑崙虚で墨淵に弟子入りした。
離鏡翼王擎蒼の次男。女好きの遊び人だが、司音に求婚した。
玄女親の決めた結婚が嫌で崑崙虚に逃げてきた。
墨淵崑崙虚で17人の弟子と暮らす武神。
擎蒼翼王。天族への謀反を企んでいる。
離怨擎蒼の長男。離鏡のことは良く思っていない様子。
疊風墨淵の一番弟子。

永遠の桃花 第5話 あらすじ【ネタバレ有】

絡み合っていた玄女げんじょ離鏡りけいは、司音しいんが入ってきたことに気づき、体を離し起き上がった。

司音しいんすまない。天族とよく族が結ばれることはない」
離鏡は気まずい表情で司音しいんに謝った。

「そうか。私たちは一緒になれないと言うんだな…こう言ったよな。“司音しいんだけを愛する”と」
傷ついた司音しいんは離鏡を責めた。

「俺は…あまりに浅はかだった」
離鏡は俯いた。

司音しいん 私たちを認めて。あなたと離鏡様には未来はないわ」
玄女げんじょは訴えたが司音しいんは玄女を黙らせた。

司音しいん、こんな俺がお前と釣り合うわけがない。墨淵ぼくえんと一緒になれ」
離鏡は悲痛な表情で話した。

「言ったじゃないか。“身分も地位も捨て一緒になりたい”と。あれは何だ」
司音しいんの目から涙がこぼれおちた。

「分かった。好きにしろ」
司音しいんは洞窟から駆け出していった。部屋に戻った司音しいんは崩れ落ち、声を抑えて泣き続けた。

司音しいんは、酒を飲みながら離鏡からの手紙や贈り物を燃やした。

離鏡は玄女げんじょを連れて翼界に帰っていった。

墨淵ぼくえんは修行を予定より早く切り上げ、苦しんでいる司音しいんを慰めにきた。

離鏡りけいの目は澄んでいるが惜しいことに眼識がない」
墨淵ぼくえんは全てを見透かしたように語り、離鏡りけい玄女げんじょが崑崙虚を去ったことを司音に伝えた。

司音しいんは少し考えこんでいたが、気分を切り替え墨淵ぼくえんの作った東皇鐘とうこうしょうをなぜ翼王が持っているのか尋ねた。

「天族が魔族との戦いで翼族と血盟した時、誠意の証として父神ふしん擎蒼けいそうに贈った…東皇鐘とうこうしょうは危うい神器だ。もし使えば四海八荒しかいはっこう(四方の海と八方の果て)の衆生が滅ぶ。阻止するには強い元神げんしん(肉体を超越した命の精髄)を生贄とし封印するしかない。(封印したら)元神げんしんの魂は離散し東皇鐘とうこうしょうの怒りは鎮まる」墨淵ぼくえんは静かに語った。

「では擎蒼けいそうが謀反を起こせば東皇鐘は最大の脅威に…話では、逆に東皇鐘で元神げんしんを封印できるとか?」
司音しいんは尋ねた。

「そうだ。だが封印できるのは天族ほう狐族こぞくのみ」
「ならばそれをできるのは、天君と折顔せつがん狐帝こていだけですね」
「それと私だ」
墨淵ぼくえんは力強く付け加えた。

霊宝天尊れいほうてんそんから墨淵へ法会の招待状が届いた。いつも墨淵ぼくえんは断るのだが、今回は司音しいんに気分転換をさせるため司音を連れて参加することにした。

翼界に戻った離鏡りけいは離怨に捕らえられ、擎蒼けいそうに引き渡された。

「お前は天族を追って翼界を捨て崑崙虚と通じた。生かしておけぬ」
擎蒼けいそうは怒り、刃を離鏡に向けている。

「私は死んでもいい。ただこの娘はこの件に関りがないのでお助けを」
離鏡りけい玄女げんじょの助命を願った。

離鏡りけいに向かって剣を振り上げた擎蒼けいそう玄女げんじょが止めた。

「離鏡様が崑崙虚へ行ったのは偵察のため。司音しいんがここにいる時よき友を装いつつ接近し、あの者が去ると機を逃さず後を追ったのです。…私は離鏡様に命を救われ愛してしまい望んで翼界に来ました。…天族を倒すため私をお使いください。…実を言うと私は青丘せいきゅう白玄はくげんの義妹です。ゆえに崑崙虚に住み上仙じょうせんの庇護を受けてきました。…話によれば崑崙虚にはとある陣法図が隠されてるとか」
機転の利く玄女げんじょは、離鏡りけいを守るために話し続けた。

「それは知っている。昔魔界との戦いで墨淵ぼくえんは天兵を率い49変化する陣法を敷いた。その巨大に威力で魔族を退けたのだ」
擎蒼けいそうは剣を下ろした。

「陣法図を手に入れるための策があります」
玄女げんじょは策を教える代わりに擎蒼に交換条件を持ち掛けた。条件は離鏡りけいを解き放ち、玄女げんじょ離鏡りけいの妻として大紫明宮だいしめいきゅうに迎えること。擎蒼けいそうは条件を飲んだ。

墨淵ぼくえんと共に霊宝天尊れいほうてんそんを訪ねた司音しいんは、桑籍そうせき殿下と連宋れんそう殿下に紹介された。

「天君は桑籍そうせき殿下のため、近く折顔せつがん上神に依頼し、青丘の白浅はくせんに縁談を申し込まれる」
霊宝天尊れいほうてんそんの紹介を聞き司音しいんはとても驚いた。

墨淵が霊宝天尊れいほうてんそんを訪ねたのは、傷に効く温泉を利用させてもらうためでもあった。墨淵ぼくえんは金蓮を守り、戦に備えるために傷の回復を急いでいた。

「先日崑崙虚こんろんきょへ行き、金蓮きんれんの息吹を感じました。間もなく大願が成就しますね」
霊宝天尊れいほうてんそんの言葉に墨淵ぼくえんも同意した。

離鏡りけいと玄女の婚礼の日。
玄女は真紅の花嫁衣裳をまとい離鏡りけいを待っていた。
離鏡りけいは泥酔した状態で玄女の前に現れた。

玄女のヴェールをめくった離鏡は玄女から顔をそむけた。

司音しいん、俺の願いはいつかお前を妻にすることだ」
離鏡の呟きを玄女は聞いていた。

「私は玄女です」
玄女は訴えた。

「そうだ。お前は玄女だ。司音じゃない。司音とは違う」
離鏡の言葉を聞いた玄女は俯いた。

「もし司音なら、自分の命を守るため友を犠牲にはしない…俺は女1人のためそんな司音しいんを裏切った。…玄女、そなたは愛する相手を間違えた。俺のここにいるのはそなたではない」
離鏡りけいは自分の胸を押さえて玄女に語った。

「司音、すまない。何もかもが俺の過ちだった」
遠くを見て離鏡は呟いている。

「婚礼の夜なのにそんな話はやめて」
玄女は涙を流して離鏡にすがった。

離鏡りけいは「婚礼?」と自嘲して言うと、グラスを床に叩きつけ部屋から出て行った。

離鏡りけいが外に出ると離怨りえんが手勢を連れて待っていた。
離鏡りけいを捕らえて出兵の日まで閉じ込めておけ」
離怨りえんが命じると配下の者が離鏡りけいを連れ去った。

「玄女を引きずり出せ」離怨りえんはさらに命じ、玄女は擎蒼けいそうの前に連れだされた。

その場には擎蒼けいそう離怨りえん・臙脂と翼族の兵士たちが集まっている。
玄女は血を流し傷ついた状態で木に縛り付けられていた。

「天族の墨淵ぼくえん大紫明宮だいしめいきゅうに侵入し、わが養子の令羽れいうを連れ去り翼界の将兵を虐殺した。翼界の王としてこの数々の侮辱は断じて許せぬ。…天君を九天から引きずり下ろせ。われら翼族が天下を統べるのだ」

擎蒼けいそうは演説した。

「その女を崑崙虚に捨ててこい。天族の者どもに翼族の挙兵の決意を見せつけよ」
擎蒼けいそうは命じた。

司音しいん墨淵ぼくえんと旅を続けていた。墨淵ぼくえんが休むというので司音しいんは少し離れた場所で休むことにした。

離鏡りけいには裏切られたけど1000万年後には忘れられるはず。たかが1度の恋だもの。師匠に心配させて本当に罰当たりだわ」
司音しいんが独り呟いていると、金色に輝く髭のない墨淵ぼくえんが現れ司音しいんの隣に座った。

「そう罰当たりだ。雷で傷を負った師匠が完治しないまま旅に出たのはお前のため。どれほど身を犠牲にしていることか」
金色の墨淵ぼくえんは話しているが司音しいんには聞こえていない。

白真はくしん兄上と折顔せつがんに知られる前でよかった。知れば私を笑ったはず。文を出さなくてよかった」
司音しいんは呟き続けている。

「師匠は私を(戦いに)連れていってくれるかな。2万年も修行して戦えないのは情けない」
司音しいん墨淵ぼくえんの様子を見るため振り返った。
すると金色の墨淵ぼくえんと間近で見つめ合う格好になった。司音しいんには金色の墨淵ぼくえんは見えていない。

「もし私が墨淵なら決してお前を…」
金色の墨淵ぼくえんは言いかけて消えた。

司音しいんが崑崙虚に帰り兄弟子たちに挨拶していると、「玄女げんじょが山門にいます」と報告が入った。
山門には血まみれで傷ついた玄女げんじょが倒れていた。

「何もかも私の過ちなのです。卑劣な離鏡りけいを信じたせいです。早く墨淵上神にお知らせを。翼族が挙兵しました…擎蒼けいそうは戦意を示すため別の女子おなご離鏡りけいの妻にし、私を痛めつけここに捨てました。墨淵ぼくえん上神を侮辱するための見せしめに」

玄女げんじょは息も絶え絶えに訴えた。

ちょうど崑崙虚には天君と帝君が戦について話し合うため来ていた。

天君は戦を気にしている様子だが、墨淵ぼくえんと帝君は茶器の話をして余裕を見せている。
そばで話を聞いていた子闌しらん疊風ちょうほうにそのことを報告した。

「(師匠が)余裕を見せるのは厳しい戦いになる証だ」
疊風ちょうほうは厳しい表情で子闌に語った。

深夜、玄女げんじょ司音しいんの部屋を訪ね跪いた。
司音しいん申し訳ないことをしたわ。心では恥じつつ自分を止められなくて。こうなったことも自業自得だと思ってるわ。どうすれば許してくれるか教えて」
玄女げんじょは泣いて許しを請うた。

「お前のような恩知らずに関わりたくない…私は顔も見たくない。いいか、傷が治ったらすぐに出ていけ。さもないとお前に因果応報を味わわせてやる」

司音しいん玄女げんじょに言い捨て部屋を出ると令羽れいうがいた。

令羽れいうは司音と令羽れいうの出陣が決まったことを教えに来たのだ。
司音しいんは急ぎ戦の準備に取り掛かった。

疊風ちょうほうは私を侮辱した。私を娶ることを拒んだ。司音しいんも私を侮辱した。私をひざまずかせた。いいのそれは気にしない。でも墨淵ぼくえん、私は今夜お前の軒轅剣けんえんけん(中国の神話に出てくる、黄帝が持っていたとされる伝説の剣)になり陣法図を盗み出す。無残な敗北を味わうがいい』
玄女げんじょは崑崙虚を練り歩きながら勝ち誇った表情をした。

感想

玄女げんじょはすごい女だと思います。
あの怖い顔の翼王擎蒼けいそうが離鏡を殺すと言っている場面で、止めに入った。
しかも理路整然と辻褄の合う嘘を並べ、擎蒼けいそうの気を変えさせた。

度胸があって頭の回転が速い。

それなのに離鏡様から新婚初夜にお前じゃないって言われてしまいました。
可哀想です。

何が言いたいかと言うと、冷静に考えて離鏡様って最低だと思います。
それなのに離鏡様を嫌いになれない、なぜなんだ、なぜ…。悔しい…。

金色の師匠は司音のことが好きみたいです。
そして金色の師匠は誰なんでしょうか。気になります。

戦は厳しいものになりそうですが、玄女げんじょのたくらみでますます悪い方向に行きそうです。この後の展開が心配です!

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