永遠の桃花~三生三世~第46話 愛ゆえの犠牲

第46話 愛ゆえの犠牲永遠の桃花

永遠の桃花 第46話 あらすじ

西海せいかいにいる白浅はくせんの所に兄・白奕はくえきが訪ねてきた。疊風ちょうほう鳳九ほうきゅうの婿にしたいと考えてのことだった。白奕は鳳九に東華とうかを忘れさせたいと考え、婿を取らせようと思いついたのだ。疊風の提案で、鳳九の婿を四海八荒しかいはっこう(四方の海と八方の果て)から募集することになった。求婚者達から鳳九に贈り物が届けられる中、司命しめいが東華からの贈り物を持って鳳九を訪ねてきて…。

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永遠の桃花 第46話 登場人物

白浅青丘の東荒女帝。夜華と婚約している。別名:司音 素素(素素の記憶はない)
夜華天族の皇太子。白浅を愛しているが、白浅は墨淵を愛していると思っている。
鳳九白浅の姪。東華に命を助けられ、恩返しの一環で人間界で夫婦として過ごした。
東華最も尊い神仙。
疊風崑崙虚の1番弟子。白浅の兄弟子。西海の第二王子。
白奕白浅の兄で、鳳九の父。
司命人間の運命を司る神仙。
折顔十里桃林に暮らす上神。医術に関しては右に出る者がいない。
白真白浅の兄。
臙脂翼王・離鏡の妹。
子闌崑崙虚の16番弟子。

永遠の桃花 第46話 詳しいあらすじ【ネタバレ有】

火の番で疲れた白浅はくせんは、休もうと部屋に帰った。

『師匠の元神げんしんは固まった。次に瀛州えいしゅうへ行き神芝草しんしそうを手に入れるのよ。疊風ちょうほうさんを巻き込まないようにこっそり発たないと』
白浅は寝台に横になり今後のことを考えていた。

そこに疊風ちょうほう白奕はくえきを連れてやって来た。

「かつて西海せいかい水君すいくんは長子の病を治した者の娘を息子の嫁にすると誓った。…私の娘はどうだろうか」
白奕はくえきは言った。

「若すぎでは?」
疊風ちょうほうは驚き白浅と顔を見合わせた。

「確かに若いが娘の母親も早婚だった」
「その…年の差がありすぎると思うわ」
白浅は言った。

「私は無粋ゆえ、代わりに兄はいかがです?」
疊風が言うと、白奕は「私の娘を拒むのか?」と怖い顔をした。

「分かるわ。鳳九ほうきゅうに忘れさせたいのよね?あんなことを。でも無理強いするのはよくないと思う」
白浅は白奕をなだめた。

「では帝君を忘れさせる方法があれば言ってみろ」
白浅が言葉に詰まると、疊風が四海八荒しかいはっこう(四方の海と八方の果て)から婿を募れば良いと提案した。

「一理あるな」
白奕は言い、さっそく婿を募集することに決めた。

白浅は疲れているからと休むことにした。

『鳳九、あなたの父上には誰も逆らえない。言いつけに従っていい男を探してちょうだい』
白浅は寝台に横になり、心の中で鳳九にエールを送った。

東華とうかは人間界で皇帝として暮らした宮殿を見に行っていた。
帰ろうとした時、鳳九が足に着けていた鈴の音が聞こえた気がして東華とうかは振り返った。

すると赤い衣を着た鳳九が微笑んでいた。
「陛下、今日はいい天気です。お散歩はいかがですか?」
鳳九は東華に近づいていく。

東華は鳳九の頬に手を伸ばしたが、鳳九は消えてしまった。
東華は右手に握っていた矢じりの付いた鳳九の鈴を見つめた。

天宮に帰った東華に、司命は鳳九が婿を募っていることを話した。

「何が言いたい?」
東華は言った。

「他意はありません。鳳九様は帝君と関わりのあった方ですから」
司命が言うと、東華は1つの小箱を司命に差し出し、鳳九に届けるよう命じた。

「中身は何か教えていただけますか。お渡しする時に説明できますので」
「開いてみよ」

司命しめいが箱を開けてみると、中には矢じりの付いた鈴が入っていた。

「鳳九様への伝言は?」
「こう言うのだ。“人間界で命を救われ貸し借りはなくなった。不要な物は返すゆえ、知り合った記念にでもせよ”とな」

「それだけで?」
「何を言わせたい」

「私が推察するなど恐れ多いことです」
司命は西海せいかいに出かけて行った。

西海では、鳳九と白浅が庭で座り桃を食べながら話をしている。
そこに次々と求婚者からの贈り物が届けられていた。

3人の若者が鳳九への贈り物を持ってやってきた。

瀛州えいしゅうにいる窮奇きゅうきのうろこで作った品です」
1人の若者が持参した品を説明した。

瀛州えいしゅうなんて珍しくもない。私のおじい様は瀛州えいしゅうへ行き神芝草しんしそうを持ち帰ったわ」
鳳九は若者に言った。

狐帝こていは誠に偉大なお方。お一人で猛獣と戦われた。誰も狐帝には勝てぬかと…」
「東華帝君は?」

「帝君はご老体ゆえ…」
「年寄りだと?」
鳳九が返すと、白浅は笑った。

「まさか。長く天界にいても若々しく老人などとは言えません」
他の若者も贈り物を置いて鳳九の下を去った。

次に訪ねてきたのは司命しめいだった。
白浅は席を立った。

「今日はあなたの顔を見られてうれしいわ」
鳳九は笑顔を見せた。

「私の顔にそんな効用が?」
司命も笑顔だ。

「私にどんな用なの?」
「めでたくも、300年かけて恩返しを終えられました」

「そうね。恩返しが終わり九天と縁も切れた」

「帝君に預かった品を渡しに来ました。“人間界で命を救われ貸し借りはなくなった。不要な物は返すゆえ、知り合った記念にでもせよ”と仰せに」
司命は小箱を鳳九に差し出した。

鳳九は小箱を開き矢じりの付いた鈴を見た。
人間界で深手を負い、『生まれ変わっても私を覚えておいてください』と皇帝に願った日を鳳九は思い出した。

鳳九は鈴を手に取り眺めている。

「こんな物をわざわざ司命に持ってこさせて、帝君は本当に冷酷なお方ね」
鳳九は表情を失い呟いた。

鳳九は命を狙われた日、逃げ込んだ人間界の廃屋にやってきた。
そこには東華がいた。
二人はゆっくり近づいた。

「青丘の姫であれば並みの女子おなごとは違う。私が言わずとも理解できるはずだ」
東華は言った。

「分かってます。俗世の縁は俗世で尽きます」
「“俗世の縁は俗世で尽きる”か。なかなかよい言葉だ」

東華は立ち去ろうと歩きだした。
鳳九は東華を呼び止め東華の背中に語りかけた。

「俗世の縁が俗世で尽きるなら、なぜここへ来たんです?忘れられないことでも?」
鳳九は鈴を取り出した。

東華は振り返らないが、鈴の音がした。

「覚えてますか。陛下を救った九児きゅうじが口にした言葉を」
鳳九は涙ながらに話している。

『私は心から望んであの矢を受けたのです。褒美は要りません。でも生まれ変わっても私を覚えておいてください』という鳳九の言葉が東華の耳元で聞こえた。

「覚えている」
「それなら…」

「私が人間界へ来たのは六苦を味わうためゆえ、そなたとの愛の試練も私1人の苦にすぎん。よいか、わたしもそなたも人間ではない。縁があってもいずれ終わる時がくる。物事には終わりがある。断つべきを断たねば互いにとってよくない」

東華は立ち去り、鳳九は1人泣いた。

十里桃林で夜華やかは目覚めた。
折顔せつがんは義手を試すよう言った。

「感覚がない」
夜華は少し試し、言った。

「本物らしく作るだけでも苦労したのだぞ。数万年後には動くようになるかもしれん」
折顔が言うと、夜華は姿勢を正し折顔に感謝した。

「こたびは苦労したゆえ、感謝されて当然だな。それに皇太子が十里桃林じゅうりとうりんで命を落としでもすれば、とんだぬれぎぬだ」

「今日は何日です。白浅は西海せいかいに?」
夜華は立ち上がり尋ねた。

「今朝でちょうど3日だ」
白真はくしんは答えた。

夜華は自分の名を伏せ丹薬を白浅に渡すよう折顔に頼んだ。

「渡すのはいいが、どこで手に入れた丹薬だ」

「かつてあに弟子がくれた祝いの品です。このほど神芝草しんしそうを一掃しましたが、その時に採った何株かを加えました。墨淵ぼくえん上神に与えてください」

瀛州えいしゅうへ行ってきたのか。昔狐帝は深手を負ったが、そなたは右腕を失ったのだな」
「不慮の出来事です。実は翼王と王妃も来ていたのですが、2人を守ろうとして失いました」

神芝草しんしそうを採りに来た翼王を助けたと?大変な災難だったな。それともう1つ。名を伏せろとはどういうことだ。霊宝天尊れいほうてんそんの丹薬をそなたがくれたと知れば、白浅は感激するはずだ」

「白浅は恩を受けることを嫌います。私が与えたと知れば、墨淵を救うことをためらうはず。上神が採った神芝草しんしそうで作ったと言ってください。白浅は疑いません」

「わかった。そう話す」
折顔が言うと夜華は頭を下げ、天宮へ帰ろうと歩き出した。

「考えたことは?元神げんしんが集まり墨淵が目覚めたら東皇鐘とうこうしょうの封印が解ける恐れがある。そうなれば衆生はどうなる?」

擎蒼けいそうが衆生を葬ろうとすれば、それを守る者が必ず現れます。7万年前墨淵ぼくえんが擎蒼を東皇鐘とうこうしょうに封じ、300年前には白浅が命を懸けた。だから今後も誰かが守るでしょう」

夜華が外に出ると、伽昀かいん天数てんすうが迎えに来ていた。
夜華は二人と共に帰っていった。

白真はくしんが夜華に声をかけようとするのを折顔は止めた。

「なぜ止める。白浅と素直に向き合えと言いたいだけだ」
「縁が尽きるにも因果がある。私たちには何もできん」
折顔は言った。

天宮に着いた夜華は、苦しそうに足を止めた。

伽昀かいん成玉せいぎょくに伝えよ。“阿離ありを連れ霊山の法会に行け”と。…天枢てんすう、私に代わり正殿へ行き、“神芝草しんしそうを一掃し猛獣を殺し瀛州えいしゅうを沈めた”と知らせよ。ただそのせいで一生分の修為しゅういが尽きた。…よいか。十里桃林じゅうりとうりんに行ったことは口外するな」

言い終えると夜華は倒れた。

白浅が目覚めると、折顔せつがんが2日間待っていると侍女が報告した。
白浅が折顔に会いに行くと、「私が作った丹薬だ」と薬を手渡された。

「己の修為を使い作ったんでしょう?私が修為しゅういを渡すつもりだと知ってたの?体はどこも悪くない?瀛州えいしゅうで猛獣たちに傷つけられなかった?昔、父上でさえ大変な目に遭ったのよ」
丹薬を確かめた白浅は、折顔の身を案じた。

「墨淵に修為しゅういを渡すつもりとは知らなかった。私はただ丹薬を渡しに来ただけだ。お前は擎蒼けいそうを封じた時かなりの仙力を使った。そのうえ修為しゅういを渡せば仙力はいくらも残らん。“上神”の称号に似つかわしくない。私は父神ふしんに育てられた。今となってはその恩を返せないが、できることはしたいのだ」

「いくら師匠と親しくても大変な犠牲よ。感謝の礼を捧げさせて」
白浅がひざまずこうとするのを、折顔はやめさせた。

疊雍ちょうようの気分がいい時これを飲ませ、体が耐えきれるようしっかり面倒を見るのだ」
折顔は白浅に治療について指示を出すと、狐狸洞こりどうに向かった。

折顔せつがん迷谷めいこくに翼界へ行くよう指示を出した。

白浅が疊雍ちょうように丹薬を飲ませると、疊雍は気を失った。
白浅は想定の範囲内だと言って西海水君せいかいすいくん夫妻を納得させた。

白浅は庭で浮かない顔で膝を抱えている。

「どうしたのだ」
疊風は白浅に声をかけた。

「すべてが徒労に終わり、師匠を失うのが(怖い)」
白浅は言った。

「師匠とお前が姿を消してから7万年、私は休むことなくお前を捜してきた。司音しいん、私は思うのだ。ここで会えたのは天がくれた最高の恩恵だと。師匠のことも、再び崑崙虚こんろんきょに戻る日が必ず来ると信じている」
疊風の言葉を聞いて、白浅は顔を上げた。

臙脂は子供を抱え一人歩いている。
その後ろ姿を子闌しらんは見守っていた。

「子闌よ。ここまで見送れば無事なのは分かっただろう。もう後を追うな。この先にあるのは翼界だ。そしてこちら側は天族の地。これ以上はやめろ。決して踏み出してはならない」
子闌は自分に言い聞かせ、後ろを向いて歩き出した。

臙脂は立ち去る子闌の後姿を涙ぐんで見つめていた。

子闌しらんは崑崙虚に帰り、臙脂は大紫明宮だいしめいきゅうに帰った。

臙脂は自分の一生分の修為を使い、子供を目覚めさせたいと離鏡に話した。
離鏡は止めたが、臙脂の決意は固かった。

迷谷めいこく離鏡りけいを訪ねた。

「“翼王は瀛州えいしゅうで皇太子殿下に救われた。ゆえに恩返しをすべき”と仰せです」
迷谷は折顔からの伝言を話した。

疊雍ちょうようが目覚めず、折顔に指示を仰ぐため出かけようとしていた白浅の所に、迷谷めいこくが訪ねてきて玉魂ぎょくこんを渡した。

「どうして翼王は素直に渡したの?」
「先日翼王は皇太子殿下に命を救われたので、これはその恩返しとして当然のことだそうです」
迷谷は心配いらないと話した。

夜華やかがいつ翼王を?」
「私も知りませんが、折顔上神が言っていました」

「知らないなら聞いても無駄ね。いいわ。いずれ自分で聞く」
白浅が疊雍の部屋に行こうとすると、迷谷が呼び止めた。

「そうだもう1つ伝言が。折顔上神によると、もしも丹薬の仙気に王子が耐えられない時は、王子の体の上に玉魂ぎょくこんを置くといいそうです。3日後には目覚めるとか」
迷谷が言うと、白浅は迷谷を殴るそぶりをした。

「一番大切なことを最後に言うなんて。危うく聞きそびれるところだったわ。夜華のことは折顔に聞く。もう帰って」

白浅は疊雍ちょうようの体の上に玉魂ぎょくこんを置いた。

『ところで夜華はいつ離鏡を救ったの?』
白浅は考えた…。

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感想

鳳九と帝君、そして子闌さんと臙脂の切ない回です。
白奕兄上は、鳳九の婿を募集しているようですが、鳳九は帝君ではない誰かと結婚するのでしょうか。

ところで、鳳九は7万歳ですが、若すぎると言われていました。
( ゚д゚)
そうなの?
そしたら夜華どうなっちゃうの?5万歳だよ。

最初は、疊風さんの相手としては若すぎるという意味かと思いましたが、その後白奕パパが、私の妻も早婚だったと言っているので、結婚するには早いという意味ですよね。

そして疊風さんっていくつなんでしょうか。
白浅が14万歳なのでそれ以上ですね。

7万歳の鳳九が若すぎるというなら、5万歳の夜華って人間で言えば中学生くらいの感じでしょうか?
すごく大人っぽいな。

求婚者から年寄り呼ばわりされてる帝君には笑いました。

夜華は修為をすべて失い満身創痍です。
白浅が43話で、墨淵上神に修為を渡すから天后になる試練に耐えられないと言い出したので、夜華が全てを代行してくれたのでしょうか。

そして、この後の展開を見てしまっている身からすると、この時からすでに心に決めてたんだなぁと、切なくなりました。

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