永遠の桃花~三生三世~第38話 玄女の怨念

第38話 玄女の怨念永遠の桃花

永遠の桃花 第38話 あらすじ

折顔せつがんは300年前、白浅はくせん擎蒼けいそうを封印した後何があったのか、本当のことを夜華やかに話した。極寒の地の牢にいる玄女げんじょは、上手く立ち回り牢から出ることに成功した。離怨りえんは玄女に自分を殺し、さらに人間界にいる臙脂えんじも殺すよう命じて…?

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永遠の桃花 第38話 登場人物

白浅青丘の女帝。夜華と婚約中。別名:司音 素素
夜華天族の皇太子。
玄女離鏡の妻。白浅の兄嫁の妹。天族と青丘を怒らせたことから極寒の地に投獄された。
離怨離鏡の兄。
離鏡翼王。玄女の夫だが玄女に冷たい。司音のことが7万年前からずっと好き。
臙脂離鏡の妹。優しい心の持ち主。人間界で暮らしている。
折顔十里桃林に暮らす上神。医術に長け、白家と懇意にしている。
子闌崑崙虚の16番弟子。司音の兄弟子。
鳳九白浅の姪。東華に命を助けられ、恩返しのために人間界で陳淑妃になっている。
東華最も尊い神仙。鳳九の願いをかなえるため、人間界で修練中。

永遠の桃花 第38話 詳しいあらすじ【ネタバレ有】

狐狸洞こりどうでは、折顔せつがん夜華やかを待っていた。
夜華が墨淵ぼくえんのことを知った以上、折顔は洗いざらい話すつもりだ。
夜華はずっと聞きたかったことを、折顔に尋ねた。

「300年前に白浅はくせん擎蒼けいそうを封じたのち長年眠っていたというのは誠ですか?」

「もちろん嘘だ。白浅は擎蒼を封じたのち失踪していた。そうだ、あの時はそなたに嘘をついた。他には?遠慮はいらん」

「白浅は記憶喪失に?」
「確かにそうだが、何を忘れたかは知らない。私の記憶では失踪して数年後に傷だらけで桃林に倒れていた。ひどい姿だった。私がそなたを救ったのと同じ日だ」
折顔の話を、夜華は痛ましそうな表情で聞いている。

「それで忘れ薬を?」
「私が飲ませたのではなく、白浅が欲しがったのだ。ひどく傷ついた様子を見て楽になるならと与えた」

「何を忘れたいのか言っていましたか?」
「白浅は何も言わなかった。だが見当はついている。私が天宮で会った素素そそは白浅なのだろう?」

「はい。素素は白浅です」
夜華はうなずいた。

「なぜ分かった?」
「東海で会った時しぐさが似ているのに気づき、腕の傷痕で確信しました。“素素だ”と。紅蓮業火ぐれんごうかによる傷は消えませんから」

「そうだったのか」
「折顔上神は、もしや私を気遣って明かさないのですか?白浅は墨淵上神のために私を忘れたかったのだと」

墨淵ぼくえん?」
『墨淵上神に比べたら、私と愛し合ったことはただの修練でしかない。覚えておく意味さえないどころか、邪魔なのだ』
夜華は話しながら考えた。

離鏡りけい狐狸洞こりどうの外で白浅を待ったが、白浅は来なかった。

極寒の地の牢にいる玄女げんじょは、明日病児と共に火刑に処されることになった。
玄女に世話になった獄吏は、玄女に食事を差し入れた。

玄女は獄吏に頼み、病児に会わせてくれるよう頼んだ。
獄吏が病児を連れてくると、玄女は獄吏の剣を奪って獄吏を殺し、牢の鍵を得ることに成功した。

玄女は目が見えないが、離怨りえんの声が聞こえる牢の鍵を開け、中に入った。

「どうしろと?」
玄女が尋ねると、離怨りえんは自分を殺すよう玄女に命じた。

「父上はわれら兄妹にまじないをかけた。もし子が死ねば、父上の仙力は増大する。ゆえに私が死ねば、父上は封印を破り四海八荒しかいはっこう(四方の海と八方の果て)を奪取できる。…白浅を殺したいだろう?あの者はすでに上神になっている。お前がここを出て、数万年修練してもかなう相手ではない。あの者を殺せるのはわが父上のみ。私は離鏡に監禁され死ぬこともできなかった。だが天はこの日を与えてくれた。昨日教えた小道からここを脱出するのだ。そして翼界と青丘の境にある林を越えると、西に進めば青丘だが、東へ行けば人間界だ。…人間界に着いたら臙脂えんじを捜すがいい。崑崙虚こんろんきょで同情を引き陣法図を盗んだように、臙脂をだますのだ。臙脂は善良ゆえきっとお前を助ける。だが忘れるな。私と同じように臙脂も殺せ。私の懐にあるぎょくが、お前を臙脂へと導くゆえ持っていくのだ。この玉はお前が臙脂に近づくと熱くなる。ゆえに目が見えなくても会うことができる」

離怨は語った。

離怨は擎蒼に、憎い離鏡を殺してもらうためにこの策を思いついたのだった。
玄女に他に道はない。

玄女はかんざしで離怨を刺し殺し、離怨の懐から玉を得た。

東皇鐘とうこうしょうの中にいる擎蒼けいそうは、離怨が死んだことで仙力が増し、高笑いをした。

若水じゃくすいを守る地仙は擎蒼の変化に気づき、東華とうかの所へ報告に向かったが、東華は人間界に行っていていなかった。
若水じゃくすいに戻り、東皇鐘の様子を見ると東皇鐘は穏やかさを取り戻していた。

地仙は東華が戻るのを待つことにした。

玄女は青丘にいる母に会いに行こうと決め、青丘に向かった。
人気のなくなった夜の市に向かうと、ちょうど玄女の母が歩いていた。

玄女は今の格好では会えないと思い、陰に隠れて母を見ていた。

「玄女の母さん、夜更けに何してるの」
年老いた玄女の母が一人で歩いているのを見て心配した女性が、玄女の母に声をかけた。

「“玄女の母さん”と呼ばないで。そんな娘はいない」
玄女の母は言った。

「でも何があろうと実の娘じゃないの」
「裏切者の話はごめんよ。墨淵上神は立派なお方で、疊風ちょうほう上仙も司音しいん上仙もあの子をかくまってくれた。なのにあの子は裏切ったのよ。あれは娘じゃない。あんな子は産まなければよかった」

玄女の母は興奮してせき込み、女性に介抱された。

「母さん、だけど私はあなたの娘よ。何もかも白浅のせいだわ。私は帰る家をなくし、母さんにも見捨てられた。お前を殺す、殺してやる」
玄女は病児を抱きながら泣き、決意して市を後にした。

玄女が青丘を歩いていると、離鏡が白浅を待っているのを見つけた。

『あなたに尽くした私には明日の刑を命じながら、自分は白浅に会うことしか考えてない』

離鏡の姿を見た玄女の頭に、離縁の言葉が蘇った。

人間界では大雨が降っている。
淑妃しゅくひとなった鳳九ほうきゅうと皇帝(東華)は大雨の中、供を引き連れ東屋にやって来たが、皇帝は供を帰らせた。

「この大雨では傘があっても履物もぬれてしまいます」
鳳九は皇帝の顔にかかった雨を拭きながら言った。

「朕を責めるのか」
皇帝は鳳九の手を握り、慈愛に満ちた表情で鳳九を見つめた。

「朕がおぶってやろう」
皇帝の言葉に、鳳九はとても驚いている。

「私が皇后様に叱られます」
鳳九は俯いた。

「朕に両親の話をしたな?そなたの父は厳格だが、妻をとても大切にしており、履物がぬれないよう妻をおぶったとか」
「ええそうです」

鳳九は微笑んだ。

「さあ、おぶってやろう」
皇帝は少しかがみ、鳳九に背中を向けた。

鳳九は皇帝の背におぶわれ傘を差し、大雨の中を歩いている。
歩くたび、鳳九の足首の鈴がチリンと音を立てた。

部屋に帰り着いた二人は全身ずぶ濡れで、上衣を脱ぎ寝台の上にいる。

「どうやらそなたの両親の話は作り話だな」
皇帝は鳳九に言った。

「なぜです」
「両親の話にならいそなたをおぶったが、衣だけでなく履物までぬれたではないか。よい方法ではないようだ」

「今夜は風と雨が強かったせいでしょう」
鳳九は皇帝を見つめた。

『父上は仙術を使ったからぬれなかっただけよ』
鳳九は心の中でつぶやいた。

「そなたを寵愛して長いが、まだ何の兆しもない」
皇帝は鳳九の髪を撫でている。

「兆し?」
「朕とそなたの子だ」

「それは私だけでは解決できません」
「なるほど。毎夜通ってもまだ寵愛が足らぬと?」

「悪い冗談はおやめを」
鳳九が照れると、皇帝は笑った。

「冗談を言うのもそなたにだけだ」
「私のもとにばかり通うと人に笑われるのでは?」
皇帝は首を横に振った。

「そなたは他の妃とは違う」
皇帝は鳳九の頬に触れ、あごを引き寄せ口付けた。

皇后の取り巻きたちは、皇帝が鳳九ばかり寵愛することに業を煮やし、皇后に意見を言っていた。
「この半年陛下は陳淑妃しゅくひばかり寵愛なさってます」
「陳淑妃しゅくひのため行宮あんぐうまで建てるそうです」

皇后は冷静に対応し、陳淑妃しゅくひが皇帝の命の恩人だから気を使っているのだろうと言って取り巻きたちをなだめた。

鳳九は風邪をひいてしまい、皇帝は手ずから薬を飲ませている。

「薬を調合するとき、わざと苦くさせたのだ。…苦い味をそなたに記憶させておけば、再び病になり朕が骨を折ることもない」
皇帝は言った。

「自分で飲みます」
鳳九は皇帝から薬の入った器を受け取ろうとしたが、皇帝は手を高く上げて鳳九から器を離した。

「皇帝たる者、始めたことは終わりまでやり抜く」
皇帝は鳳九に一口ずつ薬を飲ませ、鳳九はうっとりと皇帝の看護を受けた。

「ずっとこうして優しくしてくれますか」
鳳九が可愛く甘えると、皇帝は鳳九の頬を軽くつねり、「もちろんだ」と言った。

鳳九はにっこり笑った。

鳳九が皇帝と過ごした時間の余韻に浸りうっとりしていると、司命しめいがやってきた。

「すでに帝君を虜にしたので続いては、真心を踏みにじるのです」
司命は言った。

「待ってまだ虜にしてない」
鳳九は言った。

「幾月も愛されてまだ何を望むと?」
「帝君を好きな思いを少し取り戻したばかりよ。もう幾月も経った?」

鳳九は眉間にしわを寄せ俯いた。

「帝君とは楽しく過ごせましたか?」
「天宮の時と違い優しくしてくれたわ」

「よかった。恩返しとはいえ、楽しそうな姿を見て私も喜んでいました。これで望みもかなったでしょうし、続いては帝君の望む形で人生を終わらせなくては」
司命は鳳九を見た。

「それは分かってるけど、帝君を傷つけたくない」
鳳九は言った。

子闌しらんは人間界で臙脂えんじを見つけた。

「翼族の王女じゃないか。なぜここに?」
子闌しらんは近所の者に臙脂のことを尋ねた。

「(臙脂は)ここの店主さ。作る料理はうまいが口が利けないんだ」
「口が?」

「そうさ。美人だけど話せない。どうした、ほれたか?」

『人間界に来たが司音しいんの消息は不明だ。翼族の王女から何か聞き出せるかも。王女の兄は司音しいんと親しかったしな。だがどうやって近づけばいい?』

子闌しらんはかつて人間界で司音と占いをしながら話したことを思い出していた。

子闌
子闌

良家の娘は絡まれやすい

司音
司音

嫁入り前なら正義の味方が現れ

子闌
子闌

既婚なら夫が現れるのがお決まり

司音
司音

正義の味方でも

子闌
子闌

夫でも

司音と子闌
司音と子闌

衣は白と決まってる

「正義の味方のふりを?それとも…」
子闌が考えていると、タイミングよく臙脂は暴漢に襲われた。


『老いぼれの雌鶏に変えてやる』
臙脂が仙術を使おうとしたとき、子闌が助けに入った。

「ならず者め早くうせろ」
子闌が剣で男の顔に傷をつけると、男は逃げ去っていった。

子闌は男が投げて割った茶碗を片付けた。
『頭は悪そうだけどかわいい』
臙脂は話せないふりをしながら、子闌を見て思った。

白浅は、初めて九天に行くのだとウキウキ迷谷めいこくに話している。
白浅は折顔せつがんからもらった扇子を持って、夜華と九天に向かった。

途中、離鏡が白浅を待ち伏せしていた。

折顔せつがん上神は正しい。決着をつけたほうがいい。そなたの中では終わっても相手は違う」
夜華は言った。

「経験が豊富なようね」
白浅は夜華を見た。

「先で待っている」
夜華は白浅を置いて歩き出した。

離鏡は7万年前のことを謝り、玉魂ぎょくこんを差し出した。

「心の血を抜く必要もなくなる」
離鏡は言った。

「厚意はありがたいけど、師匠の仙体はもう心の血を必要としないの。持ち帰って大切にしまっておいたら?」

「俺たちは、もう戻れないのか?」
離鏡が切ない表情で言うと、白浅は歩き出した。

「この老体にご執心のようね。それは自分が捨てたはずの私が、自害もせず元気に生きてるからでしょう?私の心を自分のものにできなかったから、執着してるだけね?」
離鏡は白浅の後を追った。

「本当にそんなことを思っているのか?」

「あなたとゆっくり話す機会は二度とないから、はっきり言っておくわ。私は7万年前確かにあなたを愛した。初めての経験だったからぎごちなく、冷淡だったかもしれない。だけど愛は本物だった。当時は翼族と天族が対立してたし、あなたに嫁ぐため、両親をどう説得するか毎日考えてたわ。いい理由を思いつき、うきうきと書き出したこともある。今になって思い返すと笑い話ね。でもあなたは、それほど愛してた私に大きな打撃を与えた。私があっさり身を引いたのは見せかけよ。本当は苦しんだ。当時戦で師匠が逝き、私は惨めな心を奮い立たせその玉魂ぎょくこんを借りに行った。それがどれほどの勇気だったことか。そしてあなたにはとことん失望させられた」

白浅は離鏡を見た…。

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感想

夜華は白浅が墨淵を愛しているという仮説から抜け出せていないようです。
素素としての記憶を消したのは、墨淵を愛しているからだと思っています。


とりあえず、疑問に思ったら一人で考えず聞いてみてください。
特に一人で考えても結論の出ないことについては。


玄女は離怨を殺し、擎蒼の仙力を強めることに成功しました。離怨には人間界に行って臙脂を殺すよう言われましたが、玄女は人間界に行かず青丘へ母に会いに向かいました。

そこで、母が自分のことをもう娘だと思っていないという事実を知ってしまいました。
かなり切ないです。
ただ、その後の「何もかも白浅のせいだわ」という玄女のセリフ、意味が分かりません。

( ゚д゚)ポカーン となりました。

玄女は離鏡様が白浅を待ち続けている姿を見てしまって、離怨が言ったように離鏡様を殺そうと思ってしまったようです。人間界に行って臙脂を殺すのでしょうか?
臙脂は可愛くて好きなので、やめてほしいです。

子闌さんは、人間界で臙脂を見つけました。
臙脂は子闌さんを可愛いと思っているようです。
私も子闌さん好きです。
「夢幻の桃花」にも子闌さんと同じ顔の人が出てきて、その方が私は大好きなのです。
その関係で子闌さんも好きです。

白浅は離鏡様に恋していた頃の切ない気持ちを話しだしました。
今後の展開が気になります。


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