永遠の桃花~三生三世~第36話 思いがけない因果

第36話 思いがけない因果永遠の桃花

永遠の桃花 第36話 あらすじ

人間界で皇帝になった東華とうかへの恩返しをしている鳳九ほうきゅうは、皇帝を助けたことで皇帝の歓心を買い、淑妃しゅくひという地位を賜り、九児きゅうじと呼ばれることになった。司命しめいによれば、鳳九は東華の運命を変えてしまった。そのため鳳九が東華の愛の試練を作らなければならないらしく…?

—–
独自の製法と品質にこだわる食パン専門店
食パン専門店「高匠」公式オンラインショップ
高匠の高級食パンで作ったラスクも販売♪
—–



永遠の桃花 第36話 登場人物

白浅青丘の女帝。少辛の頼みで少辛の息子・元貞を救うため、人間界で元貞の師匠になった。
夜華天族の皇太子。白浅の許嫁。
元貞桑籍と少辛の息子。素錦を辱めようとした罰で、人間界に落とされた。
鳳九白浅の姪。人間界にいる東華に恩返しするため、人間界で陳貴人になっている。
東華最も尊い神仙。人間界で修練と称し、鳳九の願いをかなえている。人間界では皇帝。
使命人間の運命を司る神仙。
素錦夜華の側室。
繆清東海水君の妹。夜華に憧れ天宮で侍女となった。
離鏡翼王。7万年前から司音(白浅)のことが好き。
玄女離鏡の妻。白浅の兄嫁の妹。天族を裏切った過去がある。

永遠の桃花 第36話 詳しいあらすじ【ネタバレ有】

人間界にいる白浅はくせんは、無事に役割を終えた桑籍そうせきを帰すことにした。
いずれ今回の恩返しをしたいと言う桑籍に、白浅は恩返しは不要だと返した。

今回のことは少辛しょうしんとの主従のよしみでしたことで、もし桑籍が青丘へ来ても会うつもりはないと告げると、桑籍は北海に帰っていった。

皇帝(東華とうか)を助けた鳳九ほうきゅうは、皇帝に付き添っていた。
日が暮れると両生呪りょうせいじゅが解け、鳳九は自己嫌悪に陥った。

正気に戻り皇帝から離れようとした鳳九を皇帝は引き留めた。

「そなたを“淑妃しゅくひ”としよう」
皇帝は鳳九に言った。

「陛下、それは掟に背きます」
皇后は意見した。

「朕の後宮は掟に背くことばかりでは?」
皇帝は皇后を黙らせると、鳳九に名を問うた。

きゅうです」
「では今後そなたを“九児きゅうじ”と呼ぼう」
皇帝は言い、鳳九は俯いた。

白浅が鳳九の所へ向かおうとすると、元貞に呼び止められた。
元貞は小鳥をつかまえて飼いたいと思っている。
その相談をするために白浅はくせんを呼び止めたのだ。

白浅が元貞と話していると、夜華やか司命しめいが現れた。
二人は浮いている。

白浅を鳳九の所へ案内しようと待機していた宮女は気を失った。

元貞は本物の神仙を見るのは初めてだと喜んでいる。

「お二人がいらしたのは、天が父上の善政を知ったからですか?」
元貞は興奮した様子で夜華に尋ねた。

「残念だがそうではない。私は妻に会いに来たのだ」
夜華は白浅の隣に立った。

「私に会いに来たと?ところで私はじきにさります」
白浅は元貞を見た。

「なぜですか?」
不思議がる元貞を司命しめいは気絶させた。

「ご心配なく。記憶を消しただけです。これで元貞は災いを免れるも、帝君の運命が変わりました」
司命は鳳九の所へ案内してくれるよう白浅に頼んだ。

白浅はくせんに案内させてもたどり着けない。土地の神に頼め」
夜華が言うと司命は土地の神を呼び出し案内を頼んだ。

白浅は仙力が封じられているため、倒れた元貞を仙力で送るよう司命に頼んだ。
夜華は白浅の仙力を戻した。

「私の従弟に親切だな」
夜華は言った。

「私の弟子だもの」
「では元貞に私を“師匠の旦那様”と呼ばせる」
夜華は白浅を見た。

「調子に乗らないでよ。あなたの側室を辱めたから憎い?」
白浅は夜華に言った。

「側室とも言えぬ女のために元貞は人間界で60年も修練する。では私の妻の手を握ったら、どう罰するべきか」
夜華が白浅の手を握ると、白浅は視線をさまよわせた。

司命は気を利かせて先に行き、白浅も「行こう」と言って、夜華の手をほどいた。
夜華はクスリと笑って白浅の後を追った。

司命は鳳九に用があって来たが、夜華は白浅を心配して人間界に来たそうだ。

「殿下は白浅上神のことを案じたのです。どう帝君を川に落とすのかと。私も一枚かんだので、帝君に恨まれます」
司命は言った。

「夜華様が助けてくれるわ」
白浅が言うと、司命は笑った。

「今回のことで、鳳九様と帝君の運命が交わることになりました」
司命は真面目な顔で白浅に話した。

「どういうこと?」
司命は来れば分かると言って、白浅を鳳九のところに連れていった。

鳳九は白浅に気づくと、白浅に抱き着いた。

「叔母上、また恥をかきました」

「あなたは陳貴人ちんきじんの体を借りてる。青丘の顔は潰してないから大丈夫よ」

白浅は言った。

「でも帝君の運命を変えてしまった」

鳳九は悲痛な表情で白浅に訴えた。

「それもまた運命よ」
鳳九は夜華がいることに気づき、父にバレたのかと心配した。

「不測の事態が生じたため来ただけだ。他の者は知らぬゆえ安心せよ」
夜華は鳳九に言い、鳳九はひとまず安心した。

「帝君ったら、昏睡してた時私の手を離さず、目覚めると潤んだ瞳で私を見つめてました」
鳳九は白浅に報告した。

「瞳が潤んでたのは、川に落ちて水に浸ってたからでは?」
白浅が言うと、鳳九は首を横に振った。

「でも私を淑妃しゅくひにすると」

「あなたは命の恩人だもの」

白浅は鳳九を見た。

「帝君は鳳九様を愛したと?」
司命は二人の話に口をはさんだ。

「司命、どんな運命を書いたわけ?」
鳳九は司命に詰め寄った。

「帝君が鳳九様を愛した以上、そのまま芝居を続けてもらいます」
「芝居?」
「川に落ちた美女に代わって、鳳九様が帝君の愛の試練を作るのです」
司命が言うと、鳳九は息を飲んだ。

「何か逃れる方法はないの?私に帝君の試練を作らせるって何なのよ」
「鳳九様が運命を変えたのですよ」

「とにかくこの芝居はもう続けたくない」
鳳九は司命から視線を逸らせた。

「こんな事態になったのは、私が元貞の運命を変えたせいよ」
白浅は言った。

「しかし鳳九様が帝君を救ったことで、帝君の運命は大きく変わった。鳳九様が天罰を逃れるには、自ら愛の試練を作るしかありません」
司命は説明した。

「他に手がないようね」
白浅が言うと、鳳九はどうすればいいのか司命に質問した。

「簡単です。まず帝君にいい思いをさせて虜にする。心から愛されたら帝君の真心を何度も踏みにじるのです」

「真心を踏みにじれと?」

鳳九は唖然とした。

「その時が来たら、台本を何巻かお渡しします」
鳳九は言葉を失い、白浅と夜華に助けを求めた。
しかし白浅は視線を逸らし、夜華も首を横に振った。

「これが恩返しだなんて」
鳳九は項垂れている。

そこに皇帝がやって来た。
白浅は鳳九の両生呪りょうせいじゅを解き、消えた。
鳳九は部屋に1人だけになり皇帝を出迎えた。

「眠れずそなたに会いに来た。そなたが寝ていたらここを眺めていようと」
皇帝は出迎えた鳳九に言った。

「お体が冷えます。中にどうぞ」

鳳九は囲碁の用意をして部屋を行ったり来たりしている。
皇帝は鳳九に触れたいが、なかなか触れられずにいた。
皇帝は鳳九の腕を握り鳳九を座らせた。

九児きゅうじ、まだ寝ないのか」
「今日は動揺したせいか眠れません」

「では夜通し碁に付き合おう」
皇帝は鳳九の手を両手で握り、鳳九を見つめた。

「私は碁が苦手です」
鳳九は握られた手を引き抜いた。

「好きにせよ。何でも聞き入れる」
皇帝は鷹揚に鳳九を見た。

『いい思いをさせて虜にする。心から愛されたら帝君の真心を何度も踏みにじるのです』
司命の言葉が鳳九の頭に浮かんだ。

『いい思い?私の愛は天宮で少しも報われなかった。一体どうすればいいの』
鳳九は途方に暮れている。

「九児、いつ後宮に入った」
「17歳の時です」

「記憶をたどってみたが、そなたに初めて会った時のことが思い出せぬ。そなたはすでに貴人となり夜伽もした。だが、初めて召した夜のことさえ覚えておらぬ。朕が憎いか?」
皇帝は言った。

「いいえ。陛下はお忙しいので、にくいなど」
鳳九は白い碁石を並べ始めた。
皇帝は鳳九の様子を見て少し笑った。

「皇后によれば、そなたは碁が得意ゆえ朕は召したそうだ。まさか川に飛び込んだら、碁の打ち方すら忘れたか?」

「皇后様の記憶違いです。私が得意なのは料理で碁ではありません」
「では明日の朝から朕に手料理を作ってほしい」

皇帝は黒い碁石を手に取り、碁盤に置いた。

「本当にここに泊まると?」
「何か問題でも?」
「いいえ」
鳳九は首を横に振った。

「冷遇した朕のことがまだ憎いか?」
「陛下はお忙しいので憎いなど…」
「また同じことを」
皇帝は鳳九を見た。

『どうしよう。青丘では男と女が思い合えば一緒になるけど、こんなこと父上に知られたら…』
鳳九は碁石を見ながら悩んでいる。

「夫婦の儀を行おう。民のやり方でもう一度な」
鳳九はあまりの驚きに、碁石の入った入れ物を落としてしまった。

皇帝は赤に金の刺繍がびっしりとされた衣を着て、祭壇の前で鳳九を待っている。
鳳九も赤地に金の刺繍が施された衣装を着て皇帝の所へ向かった。
鳳九の右足首には、東華にもらった鈴がついていて、鳳九が歩くとシャリンと音が鳴る。

皇帝は笑顔で鳳九を見た。
皇帝は鳳九の顔に赤い布をかぶせた。

「今後はもう誰もそなたを困らせない」
皇帝は鳳九に言った。

二人は寝台の上で見つめ合っている。
二人の影がゆっくりと重なった。

蟠桃会ばんとうえを抜け出していた夜華と司命は蟠桃会ばんとうえに戻った。

「そなたと白鳳九の話は妙だった。何か私に隠しているな」
夜華は司命に言った。

「こたび帝君が修練するのは、白鳳九の願いをかなえるためなのです」
「願い?」

「白鳳九は帝君を深く愛していますが、お二人には縁がありません。そこで帝君は人間界で縁を結ぶことに。しかしこの縁は、人間界での一世で終わり実りません」
司命は夜華に話した。

「つまり白鳳九に愛の試練を作らせるのは、あの2人の縁を結ぶためなのだな」
「幸い白浅様のおかげで、人間界の帝君が白鳳九にほれてくれました」

そこに疊風ちょうほうがやってきて、夜華に調査報告をした。
「襲われた神仙たちの共通点はただ1つ。皆上仙でした」
報告を聞いた夜華やかは、離鏡りけいの病児のためにやっていることだろうと見当をつけた。

「実に邪悪な術です。上古の時代、接虞せつぐという女は、罪業の深さゆえ続けて病児を産んだ。すると上仙を殺し、その仙体を丹薬にしたあと病児に飲ませ、回復させたとか。…多くの傀儡を操り、上仙を殺す度胸があるのは、離鏡ではなく、7万年前崑崙虚こんろんきょと天族を裏切った玄女げんじょのはず」
夜華は推理した。

玄女げんじょの仕業なら離鏡りけいも責めを免れない」
天君に知らせようとする連宋れんそうを夜華は止めた。
まだ推理段階に過ぎないので、翼界に行き確かめてから報告しようと思ってのことだ。

連宋は納得し、蟠桃会ばんとうえが終了次第、翼界に行くことにした。

白浅が青丘に戻ると、迷谷めいこくが出迎えた。
迷谷の様子はおかしい。

「変だな確か昨日狐狸洞こりどうにじっとしていろと命じられました」
迷谷は話している。

迷魂めいこん術をかけられた?」
迷谷の様子を見て白浅は気付き、術を解除した。

迷谷めいこくは、玄女げんじょ墨淵ぼくえん上神の仙体と阿離ありをさらったことを話した。

白浅は湖の底から玉清崑崙扇ぎょくせいこんろんせんを取り出した。

「玄女め。今日こそお前を痛い目に遭わせてやる」
白浅は一人で翼界に向かった。

迷谷は天宮に向かい、夜華に事情を話した。
夜華はすぐに翼界に向かった。

「木の精は何様のつもり?蟠桃会に押し入るなんて言語道断よ。夜華様はあの女のためなら天族の掟さえ顧みない。あなたはあのようにならないよう気をつけて」
素錦そきん繆清きゅうせいに天族の掟を教えた。

翼界に1人乗り込んだ白浅は、多くの兵に囲まれていた。
玉清崑崙扇ぎょくせいこんろんせんの放つ光を見た離鏡りけいは、急ぎ光の方向へ向かった。

白浅は兵を退け、玄女に近づいた。

「白浅、7万年ぶりだけど元気だった?司音しいん狐族こぞくの女だと聞き、すぐあなただと分かった。崑崙虚で初めて司音しいんを見た時驚いたわ。私より白浅に似た者がいるなんてとね」
玄女は白浅に言った。

「お前が私に似てる?自分の本当の顔を忘れたの?十里桃林じゅうりとうりん折顔せつがん上神をここに呼んで、思い出させてもらう?」
白浅は玉清崑崙扇ぎょくせいこんろんせんを閉じ、余裕の表情で玄女を見た。

「とにかく今日あなたの命を取れば、私は白浅の顔を独占できる。昨日墨淵の仙体とあなたの息子を手に入れた。あなたが来ることは分かってたから、ずっと待ってたのよ。墨淵の仙体がよい状態に保たれててうれしいわ。おかげで私の息子は墨淵の精気を得られる。あなたの功労に免じて、2人とも楽に死なせてあげるわ」

「お前に殺せるとでも?」
白浅は玉清崑崙扇ぎょくせいこんろんせんを剣の姿にし、玄女を守る翼族の兵士に斬りかかった。

玄女は白浅が光に弱いことに気づき、光を放つ球を部屋に放った。
白浅の目を玄光げんこうの目隠しが覆った。

しかし兵士の剣が目隠しを斬り、白浅は光に悩まされることになった。

「満身創痍なんて本当に痛々しい。誰か助けに来るのかしら」
玄女は変貌術を使い、白浅の顔になった。

「今だから話すけど、かつて私はあなたの顔を借りて、翼王を惑わし情を通じたの」

玄女は言った。

「その顔になったから何?偽りの姿にすぎない」

「翼王は数万年経ってもお前を忘れられない。今日お前の命を奪えば、今後この顔の者は私しかいなくなり、翼王から永遠に愛されるわ」

玄女はうっとりと自分の頬に触れている。

「よくお聞き。私は目を閉じていようと、こやつらを皆殺しにできる」
白浅と翼族の兵士との斬り合いが始まった。

白浅の剣が玄女を貫こうと襲い掛かった時、玄女は阿離と墨淵を盾にして、自分の身を守った。
白浅は慌てて剣を戻した。

そこに夜華が助けに駆けつけた。

「あと半刻早く来てくれたらよかったのに」
白浅は夜華に言った。

「遅くなってすまない」
夜華は光を放つ球を消し去った。

「誰がそなたを傷つけたのだ」
夜華は傷だらけの白浅を見た。

「私を傷つけた者はほとんど殺した。残るはあの女だけよ」
白浅は玄女を見た。

「私が助太刀しようか?」
「玄女は私の師匠と阿離を辱めた。私に始末させて」
白浅が玄女に向けて放った玉清崑崙扇ぎょくせいこんろんせんを、離鏡りけいがはじいた。

離鏡りけいは玄女を司音だと思って助けたのだった。

「今ここで白浅を殺せば、この顔を持つ者は私だけになります。お好きなら毎日ご覧ください。私は生涯おそばにいます」
玄女は離鏡に身体を密着させて言った。

「一体何が?」
状況が分からず困惑する離鏡に、白浅と夜華は玄女のしたことを話した。
玄女は息子を守るために墨淵と阿離の体で丹薬を作るのだと離鏡に話している。

「翼王は墨淵に嫉妬してたでしょう。もう嫉妬せずに済むし、息子は墨淵の精気を得られます」
玄女は離鏡に言った。

「馬鹿なことを言うな」
「あなたは昔、墨淵に嫉妬し、玉魂ぎょくこんを白浅に渡さなかった。まだご存じないでしょ。あの者がかつての司音しいんですよ」
玄女と離鏡は白浅を見た。

「師匠の仙体は私のしんの血を7万年も飲んだ。その仙体で丹薬を?病児の体では耐えられない」
白浅の言葉を、夜華は神妙な表情で聞いている。

「“しんの血”だと?つまり…」
離鏡の言葉を夜華が遮った。

「離鏡、そなたらの過去はさておき1つ聞きたい。今日の借りはどう返す。己で決着をつけるか?…身の程知らずの王妃をそなたが八つ裂きにして、私の恨みを晴らすか。もしくは、天族の兵は久しく戦をしていない。この機にどちらの兵がよく鍛えられているか見る」

夜華が言うと、離鏡は玄女をみた。

玄女は震えて離鏡の足にすがった。

「私を罰するのですか。そんなことしませんよね。私はあなたに尽くしてきました。私なくして翼王に即位できましたか?戦なんてただの脅しです。天族の皇太子ごときに大した権力はない。女1人のために出兵するなんて天君は承知しないわ」
玄女は言った。

「女1人だけのためではない。墨淵上神は天族の武神で白浅上神は未来の天后。阿離は将来の天族の皇太子だ。3人はこたびこの上ない辱めを受けた。天族の兵はこの屈辱に耐えられるだろうか」
夜華は言った。

「玄女は正気を失っており、過ちを犯しました。…何とぞお許しください」
離鏡は言った。

「白浅、許すべきだろうか」
夜華は白浅を見た。

玄女は高笑いした。

「天族の皇太子、そんな女狐を大事にするとはね。その女は己の師匠と…」
何か言おうとする玄女に向け、夜華は攻撃を放った。

玄女は倒れた。

「お前が白浅に似ているだと?一体どこが似ているのだ」
夜華は言った。

「私の顔をお前にあげたことは、あまり気にしてなかった。でも今はお前がその顔でいると、不快で仕方ないわ」
白浅は玄女に近づいた。

「何なの。どうするつもり?私はもともとこの顔よ。私の美貌を奪わないで。折顔が来ても怖くないわ」
白浅はニヤリと笑い、玄女に視線を合わせるべくしゃがんだ。

「折顔を呼ぶまでもない。さっきの話はただの冗談よ。変貌術を操れるのは折顔だけだと思った?私は7万年間やることがなかったから、この仙術を習得したの。八つ裂きにされるなら、その顔でいるべきではない」
白浅は玄女に向けて術を放った。

「いやよこの顔を奪わないで」
玄女は叫びをあげた。

「己の顔を見なさい。最初に言ったはずよ。変貌術を使って悪さをすれば罰が当たるとね」
白浅は玄女の前に鏡を召喚すると、夜華の腕の中に倒れ込んだ。

「白浅、耐えられるか?」
夜華の言葉に白浅は首を横に振り目を閉じた。

「離鏡、よく考えて決断せよ」
夜華は離鏡を見た。

玄女は鏡に映った自分の顔を見て、「私はこんな顔じゃない。こんな顔要らないわ」と泣き叫んだ。
その時、玄女の両目から血が流れ出て、玄女は叫び声をあげた…。

\780人以上のヘアメイク、スタイリスト絶賛/話題のエステ級スキンケア!【2,100万本突破】



感想

鳳九と帝君が人間界で結婚しました。
とても美しいです。鳳九はいつもは可愛い感じなのですが、結婚式の場面ではすごく大人っぽくてドキドキしました。

鳳九の人間界での使命は、帝君皇帝をめちゃくちゃ惚れさせて、そのあと真心を何度も踏みにじるというものです。
踏みにじりたくない。
鳳九頑張ってください。


ちなみに夢幻の桃花でも人間界編があるのですが、そこでも鳳九は同じ使命を与えられて人間界に行きます。
話は全然違う流れになるのですが、与えられる使命は同じですね。
帝君×鳳九好きな方は、夢幻の桃花も見てください!

ここの所続いていた、翼族の傀儡による天族狩りの黒幕と目的が分かりました。
玄女の悪行がついに暴かれました。

離鏡様は、「え~全然知らなかった」みたいな感じですが、やっぱり離鏡様も悪いと思います。
玄女と結婚しておきながら、白浅のことをずっと思い続けて玄女を放置していた。
だったら玄女の女王としての権力を奪っておけばよかったのに、権力を与えっぱなしにしてたから、玄女はやりたい放題です。

何人殺したか分かりません。
離鏡様が少しでも玄女に興味を持ってくれていれば、玄女がヤバいことしてると気付いて、更生させることもできたのでは?と思ってしまいます。

だから離鏡様は玄女と同罪だと思います。
それなのに、それなのに離鏡様を嫌いになれない。悔しい。

白浅が7万年間墨淵上神の仙体に心の血を与えていたという話を聞いた時の夜華の顔が暗かったのが気になります。
その後、玄女が白浅と墨淵の不穏な話をしようとしてたのも気になります。

夜華、玄女の言うこと信じないでくださいね。
よろしくお願いします。

永遠の桃花~三生三世~ DVD-BOX2 [ ヤン・ミー[楊冪] ]

価格:16,014円
(2021/2/11 16:38時点)
感想(2件)




コメント

タイトルとURLをコピーしました