永遠の桃花~三生三世~第23話 光を奪われて

第23話 光を奪われて永遠の桃花

永遠の桃花 第23話 登場人物

素素青丘の女帝・白浅が記憶・容色・仙力を奪われた姿。天宮に連れてこられ命を狙われている。
夜華天族の皇太子。素素を守るため、表向き素素に冷たく接している。
連宋天君の第三皇子。夜華が唯一、素素とのことを相談している人。
天君天族の長。夜華の祖父。
楽胥夜華の母。
素錦若水の戦いで滅んだ素錦族の生き残り。夜華の両親に養女として育てられ、天君に嫁いだ。
奈奈夜華が選んだ素素の侍女。
離鏡翼族の王。
離怨離鏡の兄。7万年間離鏡に監禁されていたが、臙脂の協力で脱出し謀反を起こした。
臙脂離鏡の妹。
金猊獣先代の翼王・擎蒼の乗り物。
司命人間の運命を司る神仙。
鳳九白浅の姪。東華帝君に命を救われた。九尾紅狐姿で、東華に可愛がられている。

永遠の桃花 第23話 あらすじ【ネタバレ無】

夜華やか素素そそは半年ぶりに銅鏡を使って話をした。北荒での離怨りえんの反乱は無事に終結し、夜華は凱旋した。素錦そきんは素素を宴に招待した。素素が宴に向かうと、素錦が途中で待っていた。素錦は夜華が凱旋したので一緒に夜華を迎えに行こうと素素を誘ったが…?

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永遠の桃花 第23話 あらすじ【ネタバレ有】

夜華やかが独り天幕にいると、銅鏡から素素そその声が聞こえた。

夜華やかもう寝た?」
「いいや。奈奈だいだいは部屋に?」
「あの子はもう寝たわ。北荒の戦況が緊迫してると奈奈だいだいから聞いたけど、あなたは元気?」
素素そそは涙をぬぐった。

「とても元気だ」
「もう半年も会ってないわね。夜華、あのね、この子ったらここ数日よく動くの。蹴ったりするのを感じることもある。急いで生まれてきてほしくないわ。この子の誕生をあなたが見られないもの」
夜華やかの目から涙が流れた。

「夜華、聞いてもいい?あの日、東荒とうこうの地で、2人で立てた誓いをまだ守る気はある?この子が生まれたら聞かせたいの。両親の馴れ初めとか、父さんの思いをね」
夜華やかは泣いていたため、呼吸を整えてから、「必ず守る」と答えた。

素素そそも泣いている。
「分かった。体に気をつけて。帰りを待ってる」
素素そそは銅鏡を置いた。

「赤ちゃん。父さんはじき帰るわ。焦らないでね。父さんが帰ってきてから生まれるのよ」
素素は腹の子に話しかけた。

夜華の所に大勝という報告が届いた。
離鏡りけいは水攻めにして敵軍を壊滅させたそうだ。

報告を聞いた支族の首領たちは、反乱軍だけでなく北荒の翼族の民まで犠牲にした離鏡りけいを批判した。
夜華は5つの隊のうち、1つを民の救助に回した。

離鏡りけい離怨りえんを追い詰めた。

離鏡りけい、お前は残酷すぎるぞ。…北荒に住む翼族の民数十万を殺し尽くした」
離怨りえん離鏡りけいを責めた。

「それは違う。民を殺したのはお前だ。お前の反乱のせいで、民は死んだのだ」
離鏡りけいは言った。

「私はどちらの兄上とも敵対したくないわ。2人とも無事でいてほしい。私が離怨りえん兄上のそばにいたのは、2人の争いを止めたかったからよ」
臙脂えんじは言った。

「捕らえよ」
離鏡りけいの命で、離鏡りけい軍と離怨りえん軍との戦いになった。
離怨りえん離鏡りけいを道連れにしようと、剣を抜いた。

臙脂えんじは止めようとし、離鏡の前で手を広げた。
臙脂を守ろうとした金猊獣きんげいじゅうは、離怨りえんに背中を貫かれ、絶命した。
離怨りえんは捕らえられた。

戦が終わり、夜華は九天に凱旋した。
夜華の凱旋を知った素錦そきんは、素素そそを宴に招いた。
天君も許可し、天宮の女子おなごは皆来ると説明を添えてある。

素素そそは産み月に入っていたが、天宮の女子おなごは皆来ると言われ、夜華の唯一の妻として参加することにした。

素素そそが宴へ向かう途中、素錦が待っていた。
素錦は夜華やかが凱旋したため宴はお開きになった、一緒に夜華を迎えに行こうと素素を誘った。

奈奈だいだいが素素を支えようするのを、辛奴しんどが止め、奈奈だいだい素素そそと素錦の少し後ろを辛奴しんどと共に付いていった。

到着したのは“誅仙台ちゅうせんだい”だった。
気づいた奈奈だいだいは慌てて素素を止めようとしたけれど、辛奴しんどに阻止された。

「お前は人間界から上がった卑しい宮女よ。身の程をわきまえなさい」
辛奴しんどは言った。
「でも誅仙台ちゅうせんだいは邪気が強く危険な場所です」
奈奈は辛奴しんどを振りほどき素素そその後を追おうとしたが、門番に阻止された。

奈奈は報告しに走った。

天君に凱旋報告を終えた夜華やかは、連宋と話している。
「なぜ天君は素錦をそなたに嫁がせると?」
連宋は心配している。

「必ず裏があります」
夜華やかは言った。
支族の長たちは、口々に素錦と夜華の婚姻を祝った。

そこに奈奈が走ってきて、夜華の前にひざまずいた。
すると奈奈が話すより先に辛奴しんどが「殿下、天妃てんひ様が誅仙台ちゅうせんだい素素そそ様と口論を」と言い出した。

「いいえそうではありません」
奈奈が言うと夜華やかは急ぎ誅仙台ちゅうせんだいへ向かった。

誅仙台ちゅうせんだいでは、素錦が素素そそを支えながら最奥を目指していた。
最奥には穴が開き、風が吹き抜けていた。
素素そそは思わず後退した。

「知ってる?天君は私を夜華やかに嫁がせるとお命じになったわ」
素錦は素素そその両手を掴んだ。

「私と夜華やかは思い合ってるの。この九天はあなたがいる所ではない。子を産んだら、ここから飛び降りて戻るべき所へお戻り」
素錦は強い口調で言った。

「私は夜華やかの妻です。夜華からは離れません」
素素そそは素錦を見た。

そこに夜華が到着した。

夜華をみた素錦は素素そそと揉み合ったフリをし、誅仙台ちゅうせんだいの穴に飛び込んだ。
夜華は素錦を引き上げ、抱きかかえた。

「夜華、素素を責めないで。わざと突き落としたはずないわ。きっと私があなたに嫁ぐと聞いて少し興奮しただけよ」
素錦は傷だらけの顔で言った。

「夜華私は何もしてないわ」
素素そそは必死で訴えた。

騒ぎを聞きつけた者たちが集まって来た。
「黙れ。言い逃れはよせ」
釈明を続ける素素を夜華やかは黙らせると、素錦を抱えて立ち去った。
夜華の目は赤く染まっていた。

「あの人間を一攬芳華いちらんほうかに戻し禁足にせよ」
夜華やかは立ち去りながら部下に命じた。

夜華は素錦を彼女の部屋に連れ帰り寝台に下ろした。
「夜華、私はね、あなたに嫁ぐことになり心から喜んでたの」
素錦は夜華やかの手を握りながら話している。

「じき薬王が来る。今は話をするな」
夜華やかは言い、集まった者に素錦を託した。

連宋が来ると、夜華は小声で起こった出来事を説明した。
「素錦は素素そそ誅仙台ちゅうせんだいから突き落とされたふりをして、自ら飛び降り素素そそを陥れました」
天妃てんひ誅仙台ちゅうせんだいから突き落とせば、死罪は免れないぞ」
言った連宋も夜華やかも悲痛な表情を浮かべている。

「どうする気だ」
連宋は夜華やかに聞いた。
「私にどうしろと?私が素素をかばえば、余計に天君を怒らせます」

天君がやってきたため、二人の密談は途切れた。

天君は何が起きたのか説明を求めた。
辛奴しんどは素錦が素素そそ誅仙台ちゅうせんだいから突き落とされたと報告した。
その場にいた支族の首領たちは、素錦族の忠臣の遺児が人間に傷つけられ失明したことに怒り、素素を死罪にするよう天君に求めた。

「皆さん、あの人間を責めないでください。何はともあれ、皇太子殿下の子を宿してますし、故意ではなかったはず」
素錦は言った。

「どのように素素を罰すれば、皆の怒りを鎮め、素錦に償えるであろうか」
天君は夜華やかに意見を求めた。

「私も しかと見たわけではありませんが、素素は故意ではなかったとか。とはいえ天妃てんひの両目を失明させました。…素素に両目を償わせ3年の雷刑も与えれば、皆が納得できるでしょうか」
夜華やかは支族の首領たちに意見を求めた。

支族の首領たちは、3年の雷刑は十分に重いと言って、夜華に賛成したため、天君は夜華の下した罰で決定した。

「天君、素素は私の恩人です。君子たる者、恩は返さねばなりません。そもそも私のせいで、素素は天宮に来たゆえ私にも責任がありますし、素素の腹には私の子がいます。よって、私が代わりに3年の雷刑を受けることをお許しに」

夜華やかは天君に願い出た。
天君は許可し、素素の目を取り素錦に与え、夜華が雷刑を受けることが決定した。夜
華は素素の目を自分が取ると申し出て、そちらも許可された。

一攬芳華いちらんほうかに帰った素素は、奈奈だいだいに証言してくれるよう頼んだ。
奈奈だいだいが到着した時には、すでに素錦は夜華やかの腕の中にいたので奈奈は現場を見ていなかった。
しかし奈奈は素素があのようなことをする人間ではないと知っている。

「ただ、この前ご覧になったはず。私が証言しても、誰も信じてくれません」
奈奈は涙ながらに言った。

「確かにそうね。あなたが証言したって、誰も私の潔白を信じない。夜華さえ私を信じてくれないのよ。夜華は共に育った仲の素錦を深く愛してる。仕方ないわね」
素素は俯いた。

「一体何をおっしゃるのですか。あの方は天妃てんひですよ」
奈奈は訝しんでいる。
「じき変わるわ。…夜華やかに嫁ぐよう、天君から命じられたの」
素素の頬を涙が伝った。

素素は誰か目撃者がいて証言してくれるはずだと立ち上がったが、うずくまり苦しみ始めた。
薬王に診てもらったところ、母子ともに問題なく奈奈だいだいは安心した。

そこに夜華がやってきて、人払いをした。

「夜華、私を信じてくれるんでしょ。私が付き落としたりするはずない。私を信じるから来てくれたのよね」
素素は少し明るさを取り戻した。

「そなたを信じる。そなたは無実だ。素錦が自ら飛び降りた」
夜華やかは言った。

素素は夜華の言葉を聞いて、希望を取り戻した。

「だが素錦は両目とも光を失った。そなたの命を守るには、そなたの目で素錦に償うしかない」
夜華やかの目は赤くなり涙がたまっている。
素素は表情を凍り付かせた。

「天君の怒りを鎮めるためだ」
夜華やかが言うと、素素は夜華から離れ、後ずさった。

寝台につまずき、素素は寝台の上に座り込んだ。
「なぜ?どうして?なぜそんなことを言うの。私を信じるんじゃないの?どうしてよ。来ないで」
素素は泣きながらおびえている。

「素素すべて私のせいだ」
夜華やかは素素の前に膝をついた。

「私が悪い。そなたを守れなかった。素素、素素、必ずやそなたを娶り、私がそなたの両目になる」

夜華やかは素素の目に手を当て、素素の目を取った。

素素が目覚めると、素素は何も見えなくなっていた。
素素の目には白い布がまかれている。

奈奈は泣いている素素に駆けつけ、「薬王が“あまり悲しまないように”と。しっかり療養すれば、きっとよくなります」と泣きながら素素を慰めた。

「よくなる?…目がなくなったらよくなるはずがない。私の目はもうないのよ」
素素と奈奈は泣き崩れた。

夜華は普化天尊ふかてんそんの所へ雷刑を受けに来ていた。
この雷刑は3年間毎日49回雷に打たれるというものだ。

「雷は殿下のお命を損ないはしませんが、雷を受けるたびに耐えがたい痛みに襲われるので、かつて多くの神仙が気絶しました」
普化天尊ふかてんそんは説明した。

雷刑を受け、部屋で薬王に手当てを受けた夜華やかは悔しさに苛立った。
側近たちを下がらせ、連宋と二人になった夜華は、「私は太子印を受けるにふさわしいでしょうか」と連宋に尋ねた。

夜華の業績は太子印を受けるにふさわしいが、太子印を受けるには36回の荒火こうかを浴び、9回雷を受けなければならない。
鮫人こうじん族と戦で深手を受け、傷が癒えていない夜華やかの体では耐えるのが厳しいと連宋は答えた。

「なぜそれほど焦る必要がある」
連宋は夜華に尋ねた。

「私はてっきりこう思っていました。素素に対し無関心を装えば、命は守ってやれると。ゆえに素素を娶らず、子を産ませたら人間界に戻すつもりでした。しかし私は間違っていました。大間違いです。私がどうしようと、天君は素素の命を奪います」

「そのとおり。そなたが桑籍そうせき兄上の二の舞にならぬようにな。そなたは皇太子で桑籍そうせき兄上より重要だ」
連宋は言った。

「ゆえに太子印を受け、真の皇太子になりたいのです。そうすれば私は堂々と素素を娶れます」
夜華やかは力強く言った。

「素素を娶る?」
「はい。素素を側室にすると世に知らしめます」
夜華やかは宣言した。

奈奈は何度も楽胥らくしょの前で叩頭し、命令を撤回してくれるよう頼んでいた。
「私は一攬芳華いちらんほうかを去りたくありません」
奈奈は泣きながら叩頭し、楽胥らくしょに頼み込んでいる。

「天君はこの件を目にした宮女を天宮から追い出し、すべてを闇に葬り、天族の面目を保ちたいの」

楽胥らくしょは事情を話した。

「素素様は じきお産で、目も失いました。この九天で私しかお世話できません。私を一攬芳華いちらんほうかに残してください。素素様が無事にお子を産めるようお世話したいのです」
奈奈は頭を下げた。

一攬芳華いちらんほうかにこれほど忠実な侍女がいたなんて」
楽胥らくしょは呟き、ため息をついた。

何人もの宮女が追い出されるのを見た鳳九は、事情を聞きに司命しめいの所へ行った。
司命は一連の事件を説明した。

「なぜ隠したいの?」
鳳九は質問した。

「詳しくは私も存じません。ただ帝君は以前、皇太子殿下の宮殿は物騒な所だと仰せに。さすが帝君はなんでもお見通しですな」
司命の言葉を聞いた鳳九は、狐姿になり素素の所へ行った。

『あなたは用心深く暮らしてた。なのにどうして素錦を誅仙台ちゅうせんだいから突き落としたの』
鳳九は聞いているが、素素には聞こえない。
素素は鳳九の鳴き声で、狐が訪ねてきたことが分かった。

「私が目を失ったのを知って会いに来てくれたの?実はね、この九天で夜華やかは私のすべてだった。ずっと考えてたわ。子が生まれたら、夜華と一緒に子の手を引いて、一面に広がる雲海と彩雲を見に行こうとね。でも目がなくなったらもう何も見られない」

鳳九が急に走り去り、素素はどうしたのかと辺りを見回した。
素錦が入ってきていた。

「あなたの目は夜華にとって何の価値もないわ」
素錦は素素に言って…?

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感想

今回は、うん。
すごく内容が濃くて、面白かったです。

半年ぶりに夜華と素素は銅鏡で話をしました。
二人とも多分嬉しくて泣いていました。
夜華も素素もずっと銅鏡を持っていましたが、お互いに自分からはコンタクトとれない日々が続いたようです。
今までずっと素素からコンタクトを取っていましたが、素素は素錦の声を銅鏡から聞いてしまい、ためらってしまったのかなと思いました。

素錦は念願かなって夜華に嫁ぐことが決まりました。
謎なのですが、好きな人に嫁げるなら相手に嫌われていても構わないものなのでしょうか。
分かりません。


素錦が身を削って迫真の演技をしました。辛奴もナイスアシストです。

しかしその演技は夜華にはバレバレでさらに嫌われることになっている。
そのことに気付いたら素錦は幸せになれるはずなのですが…。
こんなに美女で頭の良い人がなぜ悪役をやっているのか…あれ?悪役ってみんな美人?

夜華は真の皇太子となるため動き始め、楽胥は忠実な侍女が一攬芳華にいることを知った。

「あなたの目は夜華にとって何の価値もないわ」と素錦が言っていますが、このセリフを覚えておくとあとで少しだけ役に立つ気がします。

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