永遠の桃花~三生三世~第22話 離怨の反乱

第22話 離怨の反乱永遠の桃花

永遠の桃花 第22話 登場人物

素素青丘の女帝・白浅が記憶・容色・仙力を奪われた姿。天宮に連れてこられ命を狙われている。
夜華天族の皇太子。素素を守るため、表向き素素に冷たく接している。
連宋天君の第三皇子。夜華が唯一、素素とのことを相談している人。
天君天族の長。夜華の祖父。
素錦若水の戦いで滅んだ素錦族の生き残り。夜華の両親に養女として育てられ、天君に嫁いだ。
奈奈夜華が選んだ素素の侍女。
東華最も尊い神仙。
司命人間の運命を司る神仙。
鳳九白浅の姪。東華帝君に命を救われた。九尾紅狐姿で、東華に可愛がられている。
成玉元は人間だった神仙。鳳九の協力者。
離鏡翼族の王。7万年前司音(白浅)に求婚したが、玄女と浮気し結婚した。

永遠の桃花 第22話 あらすじ【ネタバレ無】

金猊獣きんげいじゅうの討伐に失敗したことが判明し、天君は夜華やかを叱責した。夜華は失態を償うため、北荒へ出兵したいと願い出た。素素そそは銅鏡から聞こえてくる素錦そきんの声を聴いた。夜華は素錦そきんが天君に嫁いでしまった当てつけに素素そそを娶ったという話を聞いてしまった素素は、深く傷ついて…?

 

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永遠の桃花 第22話 あらすじ【ネタバレ有】

金猊獣きんげいじゅうの退治に失敗したことを知り、天君は夜華やかを呼びつけた。

夜華やかそなたには失望した。かつて私は大羅天だいらてんにいる元始天尊げんしてんそんに、そなたを最後の弟子にしてもらった。それまで弟子入りできた者は霊宝天尊れいほうてんそんだけだったが、そなたを見込んでくれたのだ。私は歓喜した。その後そなたは2万歳で上仙になった。“墨淵ぼくえんの替わり”だという世の声に対し、自分の力を見せつけた。“皇太子の夜華は墨淵ぼくえんに勝る者”だとな。しかし人間界で金猊獣きんげいじゅうと戦ってからは、そなたの行いは私を失望させてばかりだ」

天君は夜華やかを叱責した。
夜華は失態を償うため、北荒に出兵したいと願い出た。

「皆に“皇太子”と呼ばれても油断するのは早いのだぞ。まだ太子印もなければ、諸侯の心もつかんでおらぬのだからな」

「必ず勝って戻ります」
「もしまた失敗すれば、そなただけでなく、洗梧宮せんごきゅうにいる者の全員に罰を与える」
天君は夜華やかに言った。
その場にいた連宋れんそう夜華やかに同行し、北荒へ出陣することになった。

一攬芳華いちらんほうかでは素素そそが銅鏡を握って寝台に座っていた。
奈奈だいだい素素そそに、汁物を夜華やかに届けてはどうかと提案した。
夜華のいる紫宸殿は洗梧宮せんごきゅうの中にあるので、夜華の言いつけに反しないだろうと奈奈だいだいは言った。

素素そそは奈奈に用意してもらった汁物を、紫宸殿に届けるため出かけていった。
途中、銅鏡から素錦の声が聞こえてきた。

夜華やか、あの娘を助けようとしたのはあなたのためよ。あなたの子を宿してるからこそ、楽胥らくしょ様はあの娘の命乞いをし、私も危険を承知でかばった。分かってる。人間を娶るのは、あなたに背き天妃てんひになった私への仕返しね?だけど私にはどうしようもなかった。四海八荒しかいはっこう(四方の海と八方の果て)の女は誰も天君に逆らえない。夜華、私のことを今も愛してるわよね?あの娘を〝素素そそ”と呼ぶのは、私の名にある一字を取ったからでしょう?」

泣きながら語る素錦の声を聞いた素素は、持っていた汁物を落とし、器が砕け散った。

夜華やか、なぜ分からないの。あの人間よりずっとあなたを愛してるのに』
演技を終えた素錦は、銅鏡を抱きながら思った。

素素そそは呆然と一攬芳華いちらんほうかに戻った。
辛奴しんど素素そその呆然とした様子を確認し、素錦に報告するため帰っていった。

「疲れたから休みたいの」
素素そそ奈奈だいだいを下がらせた。

夜華は素錦の部屋を訪ね、「銅鏡を返せ」と一言言った。
素錦はとぼけようとしたが、夜華の厳しい視線を浴びて銅鏡を返した。

夜華は何も言わず去った。

夜華は素素そその所へ行った。
素素は寝台に座り、呆然と素錦の台詞を思い返している。

「何があったか言ってくれ」
夜華やか素素そそに声をかけたが、素素は夜華やかを見ることなく「何しに来たの」と返した。

「半年間北荒へ行く」
夜華やかは言った。

「また半年も?」
「短くて半年だが、今までのように銅鏡を使って話せる。用がある時や私と話したい時には、銅鏡を使えばいい」
夜華やかは言った。

素素そそはずっと俯いている。
「体に気を付けてね。私は体調が悪いから1人にして」
体調が悪いと聞いて、夜華は素素の手を取ろうとした。
しかし素素そそは手をひっこめた。

「何するの」
素素は冷たく言った。

「ただ…顔が見たくて」
「見てもつまらないわ。帰って」
夜華やかは立ち去った。

素素そそは素直に帰る夜華やかの後姿を見ながら、涙を流した。

翼界の離鏡りけいは、離怨りえん討伐に志願する者を募ったが、名乗り出る者はいなかった。

「決して戦が怖いのではありません。ただ反乱を起こしたのはかつての翼界の王子であり、先の翼王の敵討ちを旗印にしています。もしわれらが天族を助け出兵したりすれば、民の信頼を失うかと」
一人の将が話した。

「そのとおり。先の翼王が封印されたのち、敵討ちを唱える支族は、いずれも離鏡りけい様に制圧されてきました。それでも敵討ちを諦めない支族だけでなく、多くの者が今も不満を抱えています。もし出兵すればそれらが黙っていません」
他の将も意見を言った。

「もうよい。そういった者どもが、私が天族に無抵抗だと批判しているのは知っている。だが天下が安泰であればこそ、民は安心して暮らせるのだ。翼族は戦を好むが、戦えば命を落とし、血も流れる。私が翼王であるかぎり、7万年前大勢が死んだ、あんな戦は再び見たくない」
離鏡りけいは今日中に出兵すると決定を下した。

離鏡が出兵した後、玄女げんじょ巫医ふいと腹の子について話し合っていた。
玄女げんじょは何としても腹の子を産ませろと巫医ふいに命じた。
巫医ふいは天の報いを受けると言って考え直すよう玄女げんじょに進言した。

「産んでも命のない病児になぜ執着なさるのです」
巫医ふい玄女げんじょに言ったが、玄女げんじょ巫医ふいを黙らせた退出させた。
玄女げんじょにとって、腹の子は離鏡りけいをつなぎとめる最後の手段であり、この子を逃せば、再び懐妊することは極めて難しかった。

「病児だったとしても構わない。あの方は私を哀れに思って、時には会いに来てくれるはず。別の女のところで酔い潰れるよりましだわ。わが子よ、必ず産んであげるわ」
玄女げんじょは呟いた。

北荒では戦のための天幕が張られ、夜華は支族の長や離鏡りけいと作戦会議を行っていた。
北荒は水路が多く、地形が分かりずらい。
この難点を解消する策を離鏡りけいが話し始めた。

白浅の兄・白真はくしんは普段十里桃林に住んでいるが、北荒の夏周かしゅうに屋敷を構えている。
そこで白真に助力を願ってはどうかというのが離鏡りけいの提案だ。

白真はくしん夜華やかの許嫁の兄でもある。
支族の首領たちも離鏡りけいの案に賛成した。

夜華が白真はくしんに頼みに行くと、白真はくしんは三月で地図を用意すると約束した。

「だがこれだけは言っておく。殿下を助けるのはいずれ妹の夫になるゆえ。天族の皇太子だからではない。こたびは助けるが、今後は敵になることもある。もし妹を侮辱するようなことがあれば、決して殿下を許さない」
白真はくしん夜華やかに釘を刺した。

夜華が帰るのと入れ違いに、折顔せつがん
がやってきた。
「真面目ぶった顔をして。今の姿を白浅が見ていたら大笑いしただろう」
折顔は面白がっている。

「そなたの不遜な態度をまねしてみた。未来の義弟への脅しだ」
白真はくしんは言った。

「私はこの白浅の縁談を少し後悔してるんだ。皇太子はひどく女子おなごにもてるらしい。嫁いだ白浅が苦労するかもしれん」

折顔は渋い顔をした。

「白浅の気性なら泣き寝入りはしないだろう。だが天族の一夫多妻は考えものだな。それより問題は、白浅がいないのに婚儀が進みそうなことだ。どこへ行ったのやら」

「昨夜畢方ひっほうが言っていた。“東荒とうこうを探したが、どこにもいなかった”と。私も北荒を探したがやはりいなかった。…そこで昨夜星象せいしょうを見てみたのだが、心配はいらんようだ。…命の心配がない上に、紅鸞星こうらんせいまで出ていたのだ」

「愛情の星が?まさか誰かと駆け落ちでも?」

「そこまでは分からんが、紅鸞星こうらんせいがあったのは間違いない。しかし皇太子と婚約を交わした身で別の者と愛し合うなぞまずいのでは?」

「構うものか。ならば縁談を断ればいい」
白真はくしんが言うと、折顔せつがんも同意した。

「一度は断られた縁談だ。断り返しても天族は何も言えまい」
折顔は言った。
「だが皇太子の頼みごとはやり遂げねば。破談の埋め合わせになる」
白真はくしんは真面目な顔で言った。

九尾紅狐姿の鳳九ほうきゅう東華とうかの後について歩いていた。
『帰りたくないけど、ここにいると後ろめたい。私がだましたと知れば、帝君は怒るかしら』
鳳九は歩きながら考えている。

東華は酒をしたたかに飲み、眠っている。
鳳九は人の姿になり、「帝君、酔ったの?」と声をかけたが、東華から反応はなかった。

「帝君、やっかいな白鳳九はもう去ったと思ってるでしょ。恩知らずな娘だと思ってるわよね。でも誤解しないで。私はただ、恩を返す方法が分からないだけ」
呟き鳳九は東華を見たが、東華は眠ったままだ。

鳳九は無意識に東華の鼻に口づけ、我に返って東華から離れ、走り去った。
東華はゆっくりと目を開けた。
鳳九は柱の陰に隠れ、唇を指で抑えたり、顔を手で覆ったりしていた。

鳳九はこのことを成玉せいぎょくに話した。
「反応がなかったのなら、寝たふりよ」
成玉せいぎょくは言った。

「違うわ。お酒を飲みすぎてぐっすり眠ってたの」
鳳九ははにかんでいる。

「帝君ともあろうお方がそんな隙を見せるはずがない。私が思うに、帝君もあなたが好きだから寝たふりをしたのよ」
成玉せいぎょくは嬉しそうだ。
「冗談はやめて」
鳳九も笑顔を輝かせた。

鳳九はその後も九尾紅狐姿で東華の側にいた。

素素は夜華やかからの手紙を待っているが、届かない。
奈奈は戦が近いから忙しいのだろうと素素そそを慰めた。

狐の鳳九は素素そそを訪ねた。
どうやら鳳九は頻繁に一攬芳華いちらんほうかに遊びに来ているようだ。

『叔母上に似てるから来てあげただけ』
鳳九は話しているが、素素そそには聞こえない。

「狐さん、この数日でふと気づいたことがあるの。夜華は口下手であまり笑わないけど、俊疾しゅんしつ山で私と一緒にいてくれたのは、少しは私のこと好きだったからよね?もしそうなら、やっぱりそばにいたい」

『皇太子が何よ。素錦と関係し、あなたをみごもらせ、叔母上とも婚約だなんてややこしすぎる』
鳳九は文句を言っている。

「いずれにせよ私たちは東荒とうこうの地で誓いを立てた。私は夜華やかの妻でおなかの中には子までいる。私が愛してれば、いつか夜華やかも私のことを愛してくれるわ。天界に住む狐は修行の方法を知ってるの?もし私が修行して仙人になれば、夜華は優しくしてくれる?」
素素そそは穏やかな顔で話している。

『修行の方法?司命しめい成玉せいぎょくに聞いてみよう』
鳳九は思った。

「どうすれば仙人になれる?」
人の形になり、司命と成玉と共に東華の書斎でくつろぎながら、鳳九は尋ねた。
その話は長くなると司命しめいが答えた時、東華が帰ってきて鳳九は狐に戻った。

「私の書斎で何をしている」
東華に尋ねられた成玉は、狐の世話をしていたと誤魔化し、いそいそと帰っていった。

「その狐が好きなようだな。連れて帰るか?」
東華に言われた司命しめいは、「爪を持つものは生まれつき苦手で」と言うと鳳九を置いて立ち去った。

「仙人になる話を司命がしていたな」
東華は言った。

『誤解しないで。私は狐のままで、転生してもそばにいたいだけ』
鳳九は話しているが、東華には聞こえないはずだ。

「神仙にとっては“転生”など意味もない。神仙の一生はひどく長いのだから」
東華は鳳九の背中を撫でた。

『まさか帝君は心が読めるの?』
鳳九は考えた。

白真はくしんは北荒の地図を完成させ、夜華に届けさせ、「今後白浅を侮辱すれば談判に行く」という伝言も忘れなかった。

離鏡りけいは、翼族10万の兵が先鋒となって水路を進み敵を追い詰める代わりに、離怨りえんの身柄を引き渡してほしいと夜華やかに願い出た。

夜華は承諾した。

夜華は独り山を散策し、銅鏡に向かって何か言おうとしている。
素素も銅鏡を持っている。
しかし二人とも何も言わない…。

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感想(7122件)

感想

今回もホウレンソウ問題です。
銅鏡を落としたことを言っておけば、こんなことにならなかったのでは?
と思わずにはいられません。

あと、夜華は帰ってと言われてすぐ帰ったらだめです。
そこは帰らないのが正解です。
夫婦でよく話し合ってほしいです。

素錦の演技はすごかったです。さすができる女。
特に、素素という名は素錦の「素」なんでしょってセリフは、ナイス!と思いました。
これはちょっと信じちゃうかもしれません。
素錦を見ていると、上手に嘘をつく秘訣は、本当のことの中に嘘を混ぜるというのがよく分かります。

白真お兄ちゃんは、「白浅の気性なら泣き寝入りはしないだろう」と言っていますが、素素になってから性格が丸くなった(?)のか、素素は泣き寝入りしています。
早く助けてあげてください。

でも命の心配はないと折顔上神が言っているので、その点は安心して見ていられるみたいです。前回素錦は素素を殺すと息巻いていましたが、大丈夫なんです…よ、ね?

今回も癒しは鳳九でした。
狐姿で帝君といちゃいちゃして可愛かったです。
しかし鳳九。叔母上に気づいてあげて。何度も一攬芳華に通ってるのに、全然気づかないなんて…!
ぽんこつなんですか?


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