永遠の桃花~三生三世~第19話 囚われた素素

第19話 囚われた素素永遠の桃花

永遠の桃花 第19話 あらすじ

鮫人こうじん族と天族の戦いの幕が上がった。夜華やかは計画通り鮫人こうじん首領と剣を交え、斬魄刀ざんぱくとうで斬られてから首領を殺した。深手を負った夜華は運ばれる途中、素素そそとの連絡に使う銅鏡を落としてしまった。素錦そきんが銅鏡を拾うと、銅鏡からは夜華の名を呼ぶ素素の声が聞こえてきて…?

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永遠の桃花 第19話 登場人物

素素青丘の女帝・白浅が記憶・容色・仙力を奪われ人間界で暮らしている姿。夜華と結婚した。
夜華天族の皇太子。素素と自由に暮らすため、自分を殺す計画を立てている。
連宋天君の第三皇子。夜華が唯一、素素とのことを相談している人。
素錦若水の戦いで滅んだ素錦族の生き残り。夜華の両親に養女として育てられた。天君に嫁いだ。
天君天族の長。夜華の祖父。
央錯夜華の父。
楽胥夜華の母。
鳳九白浅の姪。東華帝君に命を救われ、恩返しのため太晨宮で侍女をしている。
離鏡翼族の王。7万年前司音(白浅)に求婚したが、玄女と浮気し結婚した。
玄女白浅の兄嫁の妹。天族を裏切った。離鏡の妻。
火麒麟離鏡と共に育った神獣。離鏡の従者。

永遠の桃花 第19話 詳しいあらすじ【ネタバレ有】

長海ちょうかいは雨が降っていた。

「息子を殺された恨みはこの斬魄刀ざんぱくとうで晴らす」
鮫人こうじん族首領は叫び、開戦した。

東荒とうこう俊疾しゅんしつ山も雨が降り、雷が轟いていた。
胸騒ぎがしがした素素そそは銅鏡を取り出し夜華やかに話しかけたが、返答はなかった。

素素そそは銅鏡を持ったままうたた寝してしまい、銅鏡が落ちた音で目覚めた。

夜華は計画通り鮫人こうじん族首領の斬魄刀で斬られ、首領を殺した。

連宋れんそうが駆け付け、夜華を担いで天幕へ向かった。

俊疾しゅんしつ山の素素そそが銅鏡を拾い上げると、「夜華やかしっかりしろ。死ぬな。目を開けろ」という声が聞こえてきた。

夜華やか待ってて」
居ても立っても居られなくなった素素そそは、銅鏡をもって家から飛び出した。

素錦そきんが傷ついた夜華の後を追っていくと、夜華の袖から銅鏡が落ちた。
素錦そきんは銅鏡を拾った。

銅鏡からは「夜華、聞こえる?夜華 夜華」という素素そその悲痛な声が聞こえる。

素素そそは結界から出たところを見つかり、天君の前に連れてこられた。

「お前は何者だ」
天君は素素に下問した。

「夜華はどこにいるの」
「なぜ皇太子を知っているのか言え」

「私が知ってるのは皇太子じゃなく夜華よ」
「無礼者め。皇太子を名で呼ぶとは」

天君が声を荒げると、居合わせた央錯おうさくや侍女たちは跪き「怒りをお鎮めください」と口をそろえて願い出た。

素素が立ち去ろうとすると、天君に呼び止められた。

「ここをどこだと心得る。天宮であるぞ。…天宮で勝手なまねをすれば命を落とす。夜華とてお前を守る度胸はないであろう」

天君は素素を鎖妖塔さようとうに放り込むよう命じた。
連れて行かれる途中、素素そそ楽胥らくしょとぶつかった。
素素は夜華の子がお腹にいることを話し、助けてほしいと訴えた。

楽胥らくしょは素素の脈を診ると顔色を変え、天君の前に素素そそを連れて行った。

「確かに夜華の子をみごもっています」
楽胥らくしょは言った。
脈を正確に診られるのは薬王と楽胥らくしょだけだ。

夜華やかの生死が分からない今、どうか唯一の子だけはお残しください」
楽胥らくしょは天君に願い出た。

「夜華とこの者は天族の掟を犯した。もし許せば私が掟を曲げたことになる」
「ならば産んでからこの者を罰してください。または私が代わって罰を受けます」
楽胥らくしょは頭を下げた。

「代わりに罰を受けるので腹の子はお許しを」
央錯おうさくも天君に願い出た。

「この者を誰も住まぬ昭華宮しょうかきゅうに入れ厳しく見張れ」
天君の命令で素素そそは昭華宮に閉じ込められた。

傷を負った夜華が目覚めると、薬王の看護を受けていた。

計画と違う状況に夜華は困惑している。
連宋れんそうは薬王を退出させ、夜華と二人になると話し始めた。

「3日前にそなたが斬られたのち、あの娘は仙障せんしょうを突き破ってしまった。…仙障せんしょうの外に出たゆえ父上に見つかった」

夜華が天君に会いに行こうとするのを、連宋は止めた。
夜華の傷からは未だに出血していた。

「あの娘を守りたいなら生きるのだ。そなたが死ねば娘も死ぬしかない」
「存命なのですね」
夜華は冷静さを取り戻した。

「ああ生きている。腹に子がいるゆえ、殺されることはない。鮫人こうじん族は滅んだ。数日ここで療養し天宮に戻ろう」
連宋れんそうは言った。

「いいえ急いで戻ってはいけない。…天君に知られたのなら、私と素素そそはもう無理です。だからせめて素素そその命を守るため“素素そそに何の関心もない”と天君に思わせなくては」
夜華は俯いた。

夜華が瀕死の傷を負ったこと、元神げんしんは損なわれていないこと、戦況に関わるためこのことは秘密にされていたことが天君に報告された。

天宮で霊宝天尊れいほうてんそんの法会が開かれ四海八荒しかいはっこう(四方の海と八方の果て)の神仙が天宮に集まるため、天君は今、長海ちょうかいに行けない。

「よく世話をするよう連宋れんそうに伝えよ」
天君は伝言を託した。

翼王の所に法会の招待状が届き、玄女げんじょ離鏡りけいに招待状を届けた。

「誰かよこせばお前が来なくてもよかった」
離鏡りけいは言った。

鮫人こうじん族が滅び宮中は混乱の極みです。老臣たちは鮫人こうじん族の巻き添えを食うと懸念してます。あなたが不在だと、誰もが私のもとに来るので仕方なく、いつお戻りになるのか聞きに来ました」

玄女は訴えた。

「このまま天宮へ行く。…鮫人こうじん族のことで天族に謝罪するために行く」
離鏡りけいは兵符を盗んだことは大罪だが、夫婦なので罰しないと玄女げんじょに言った。

玄女げんじょは妊娠したことを話した。
「あの夜に子を授かりました」
「あり得ない」

「父になるのがうれしくないのですか?私は7万年もこの日を待ち望んでたのに」
玄女げんじょ離鏡りけいに抱きついた。
離鏡りけい玄女げんじょと一緒に翼界に帰ることにした。

夜華は痛みに苦しみ、血を吐き薬王の看護を受けていた。
素錦そきんは部屋に入ろうとし、連宋れんそうに追い返された。

素素そそは銅鏡に「夜華死んではだめよ…お願いだから何か言って…夜華…声を聞かせて」と呼びかけた。

銅鏡をもっている素錦そきんは、素素の声を聴いた。

鳳九は白浅はくせんと婚約している夜華が人間の女子おなごと関係を持ったと聞きつけ、司命しめいに事情を聞きに来た。

「子孫繁栄のため多くの側室が必要です」
司命しめいは言った。

「何が“子孫繁栄のため”よ。青丘せいきゅうは一夫一妻でも繁栄してるわ。よし私が問い詰めてやる」
鳳九は九尾紅狐の姿になり、昭華宮へ向かった。
しかし昭華宮には鍵がかかっていて中に入れなかった。

「生きてるの?私は白鳳九ほうきゅうよ。あなたは夜華やかの恋人よね」
鳳九は扉の外から声をかけた。

〝夜華”と聞いた素素そそは、夜華の安否を尋ねたが、鳳九ほうきゅうは何も知らず素素そそは泣き崩れた。

そこに食事を持った侍女が衛兵に付き添われてやってきた。
鳳九は姿を隠した。

「“人間のことは口外するな”との命だけど、皇太子殿下の不在中にまさかあの者を…」
「黙って。北海水君の件を忘れたの?」
侍女たちは話をしながら昭華宮の中に入っていった。

「問い詰めるつもりがなんだか胸が痛くなった。あの人間はかわいそうだわ」
鳳九は呟いた。

離鏡りけい霊宝天尊れいほうてんそんの法会に参加し、翼族の支族・鮫人こうじん族の件を謝罪しようと思っている。
しかし玄女げんじょの体調があまりよくなかった。

離鏡りけいはなぜ玄女げんじょの体調が悪いのか、巫医ふいに尋ねた。
玄女げんじょ巫医ふいに目配せした。

「王妃様は仙女ですが胎児は翼族の子。仙気が反発しています。ですが十分に静養し時が経てばよくなります」
巫医ふいは答えた。

玄女げんじょは体調は我慢できるので、離鏡りけいと一緒に天宮に行くといい、離鏡りけいは許可した。
天宮を訪ね、部屋に案内された離鏡りけいは、以前翼族が献上した寒月芙蕖かんげつふきょを見るため昭華宮の近くにある蓮池へ向かった。

玄女げんじょは体調が悪く部屋で休むことになった。

「お前がついていながらなぜ腹痛が治まらないの」
玄女げんじょ巫医ふいに言った。

「王妃様は仙女でありながら翼界に長くおられたので、体を損ないもともと懐妊に適していません」
「適していない?でもこの子は?」
「王妃様…その。王子様の心音がもはや感じられません」

「何ですって」
「王子様に命の兆しはありません。翼界へ戻りましょう。私が薬を用意いたします。今はご自分の身体を大事にしなくてはなりません」

「この子は絶対に守る。…翼王が初めて私をいたわってくれた。…このことは秘密よ。もし口外すればお前と一族の者を殺す」
「秘密は守ります」

巫医ふいは俯いた。

火麒麟かきりんは懐かしい桃の花の香りに誘われ、昭華宮にやってきた。

蓮池で離鏡りけい霊宝天尊れいほうてんそんと会い、7万年ぶりの再会を喜び合っていた。
そこに火事だと騒ぐ声が聞こえてきた。
離鏡りけい霊宝天尊れいほうてんそんは、騒ぎになっている昭華宮へ向かった。

火麒麟かきりんが隠れているのを離鏡りけいは見つけ、「私の従者の過ちです。お許しを」と霊宝天尊れいほうてんそんに言った。

「気にせずともよい」
霊宝天尊れいほうてんそんは言い、火を消した。

離鏡りけいは鎖のかけられた昭華宮の扉を剣で開け、中で倒れていた素素そそを助け出し、巫医ふいに診せるため与えられた部屋にはこんだ。

離鏡りけいは素素を寝台に寝かせると、「司音しいん 司音しいん」と言って頬に触れた。
『なぜあの者がここに。あり得ない。別人よ』
玄女げんじょは考えた。

巫医ふいが診ると、女子おなごは人間だった。
離鏡りけいが確かめると、仙気がなく、確かに人間だ。

「愚かにも神仙と人間を見分けられなかった」
離鏡りけいは呟いた。

司音しいんより白浅はくせんに似てるように見えるけど、幸いどちらでもなかった』
玄女げんじょ素素そそを見て思った。

「なぜ紅蓮業火ぐれんごうかを使った」
離鏡りけい火麒麟かきりんに問うた。

「ある わびしい宮殿から、懐かしい香りがしたのでのぞくと1人の女子おなごが閉じ込められて泣いてたんです。だから…助けてやりたくて。でも仙術では鉄の鎖が切れませんでした」

「だから焼き切ったと?」
「だって紅蓮業火ぐれんごうかは万物を滅ぼすんでしょう?」

「そうだ。しかしお前は火を抑えられなかった。それで宮殿に燃え広がったのだ。しかたない。天君に責められなければいいが」

素素が目覚め、離鏡りけいは様子を見に行った。

「私の従者が誤って火をつけ申し訳ない」
離鏡りけいは素素に謝罪した。

「そうだったのね。あの神仙たちが殺しに来たのかと…」
素素は呟いた。

「お姉さんは桃の花の香りがするね」
火麒麟かきりん素素そそに言った。

「なぜ人間が天宮に?」
玄女げんじょは素素に聞いた。

「あの神仙たちに捕まったの。夜華を知ってる?今どこにいるのかしら?」
「皇太子殿下とどういう関わりが?」

素素が口を閉ざした時、楽胥らくしょが素素を引き取りにやってきた。

「掟を犯したゆえ昭華宮で反省させていたが、火事に遭い翼王に救われるとは」
楽胥らくしょは言い、素素そそを連れ帰った。

「あの女子はみごもっています。…厳しい掟を持つ天族の者がみごもった人間を天宮で幽閉するとは。何か複雑な事情がありそうです」
巫医ふい離鏡りけいに進言した。

「こたびは謝罪のため天宮へやって来た身だ。あの者に力添えをしてやることはできない」
離鏡りけいは呟いた…。

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感想

ひょぇええ!
素錦そきんに銅鏡を拾われるとは…。

なんだか怖いことになりそう…!

…と思ったら、次の瞬間、素素は捕らえられ、天君の前にいました。
素素を捕らえに来た人の顔は映らず、映ったのは裾だけなのですが、裾が素錦そきんっぽかったので、素錦そきんが素素を捕まえたのだと思います。

さすができる女、仕事早っ!

玄女は妊娠しましたが、お腹の子の心音が聞こえないと言われてしまいました。
これは…心が痛い。。

そして鳳九、叔母上の声が分からないの?ポンコツなの?
離鏡様も司音とそっくりだとは思っても、人間だからということで勘違いと結論付けました。

神仙の歴史は長そうですが、仙力が封じられてしまい人間にされてしまった例は過去にないのでしょうか?
白浅はくせんが最初の例だから誰も気づかないの?
気づいて助けてあげてほしいです。

コメント

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