永遠の桃花~三生三世~第18話 決戦前夜

第18話 決戦前夜永遠の桃花

永遠の桃花 第18話 登場人物

素素青丘の女帝・白浅が記憶・容色・仙力を奪われ人間界で暮らしている姿。夜華と結婚した。
夜華天族の皇太子。人間界で傷を負ったところを素素に助けられ、家族に無断で結婚した。
疊風崑崙虚の一番弟子で、西海水君の第二王子。師匠墨淵と弟弟子・司音を探している。
離怨翼王・離鏡の兄。離鏡に監禁されていたのを、妹・臙脂に助けられた。
緑袖長海水君の娘。和平のため鮫人族に嫁がされそうになっている。天族の皇太子に憧れている。
連宋天君の第三皇子。夜華が唯一、素素とのことを相談している人。
楽胥夜華の母。
素錦先の戦いで滅んだ素錦族の生き残り。夜華の両親に養女として育てられた。天君に嫁いだ。
天君天族の長。夜華の祖父。

永遠の桃花 第18話 あらすじ【ネタバレ無】

夜華やか疊風ちょうほうと共に長海ちょうかいの傷病兵と会った。兵たちは家族が鮫人こうじん族から報復を受けることを恐れていた。身分を明かした夜華やかは、長海ちょうかいから鮫人こうじん族を追い出すことを約束した。素素そそは吐き気を感じ、軍医に診てもらうと、妊娠していることが判明して…?

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永遠の桃花 第18話 あらすじ【ネタバレ有】

疊風ちょうほうは息子のいない長海ちょうかい水君すいくんに代わり数万年長海ちょうかいで戦ってきたため、兵に慕われていた。

「(長海ちょうかい水君すいくんは)遠い天宮からの目が届かないこともあり、鮫人こうじん族の報復が怖くて手を下せないのです」
疊風ちょうほう夜華やかに話した。

「戦となれば鮫人こうじん族を滅ぼさねばならん」
夜華は言った。

傷病兵たちの傷はかなり重い。
しかし疊風ちょうほうが声をかけた兵は、長年の紛争を解決するためならば戦に加わると話した。

兵たちは、戦をしても勝算がない上、家族が鮫人こうじん族から報復を受けるのではないかと恐れていた。

疊風ちょうほうは夜華を天族の皇太子と紹介した。
兵たちは、やっと天宮から助けが来たことに喜んだ。

長海ちょうかいから鮫人こうじん族を追い出してください」
兵たちは夜華の前にひざまずいた。

鮫人こうじん族を追い出し長海ちょうかいに太平をもたらす」
夜華は兵たちに約束した。

素素そそは吐き気を感じ、居合わせた軍医に診てもらった。
すると妊娠していることが発覚した。

夜華は素素そそを抱きしめ、危険な戦場を去り人間界へ帰るよう言った。
なぜ自分だけ帰らなければならないのかと言う素素に、夜華はこれが最後だと約束した。

素素そそ夜華やかがあまり嬉しそうに見えず不安を感じた。

「だって笑顔を見せないわ」
素素そそは言った。

「うれしすぎるせいだ」
夜華は微笑んだ。

「おめでとう 父君になるのですね」
素素は夜華に礼をした。

「あなたは母君ですね」
夜華も素素に礼をし、二人抱き合った。

夜華は素素に夕食をふるまった。
夜華は料理上手だが、料理をしたことはなかったそうだ。

「幼い頃はどんな子だったの?…この子もあなたに似てるかもね」
素素は腹をなで、夜華に尋ねた。

「母は難産で7日間苦しんだ。…生まれてすぐ母と離され成長してから再開した。師匠が名高い方だったせいで、毎朝辰の刻には机に向かって勉学を始め、暗くなるまで励んだ」

「師匠が名高いというだけでつらい思いをしたのね。天界の皇太子も同じように苦しんだかも」
「そうかもな」
夜華は言った。

離怨りえんは叔父である鮫人こうじん族の首領に会いに来ていた。

「今さら何をしに来た」

首領は言った。

「叔父上 兵を貸してもらいたいのです」
首領は何の実権も持たない離怨りえんの頼みを拒絶した。

「お前が首領になれたのは、祖父に息子がいなかった。ただそれだけだ」

離怨は首領に言った。
「とっとと帰れ目障りだ」
二人は言い争いになった。

「さっさと帰れ」
首領が離怨りえんに言うと、鮫人こうじん族の兵士たちも次々に「帰れ」と声を上げた。
離怨りえんは去っていった。

今日は水晶宮で宴が行われる。
首領は、息子・紅児こうじを代わりに宴へ行かせることにした。

「俺に代わって宴に行き気に入った姫を連れて戻れ。それを俺の妻にする。…下手に出て水君すいくんどもをつけあがらせるな。姫1人くらいで長海ちょうかいを渡したりはせん」
首領は言った。

夜華は身重の素素を部屋で寝かせ、宴に出かけて行った。
長海ちょうかい水君すいくん紅児こうじをもてなし、緑袖りょくしゅうに酌をさせている。

「喜べお前を気に入った。私の父に嫁ぎ何番目かの夫人になるより、俺に身を任せろ」
紅児こうじ緑袖りょくしゅうに言った。

「父上は厚顔無恥な鮫人こうじん族の顔色を見てばかり。なぜ戦わないのです」
緑袖りょくしゅうは水君に訴えた。
水君は緑袖りょくしゅうを下がらせた。

そこに軍の緊急事態だと伝令が入ってきて、水君の耳元で何かささやいた。
水君は顔色を変えた。

紅児こうじが何かあったのかと水君に問い、水君が誤魔化していると疊風ちょうほう夜華やかがやってきた。

「反乱を起こした兵を説得できなければ鮫人こうじん族と戦うまでもなくこの長海ちょうかいは破滅します」
疊風ちょうほうは水君を説得した。

「兵が反乱を起こしたと?」

紅児こうじは立ち上がった。

「いえ、ただの誤解です」

水君はなおも誤魔化そうとした。

「長海水君は優柔不断だと聞いていたが、うわさは誠だとよく分かった。遺憾におもう」
水君の態度を見て、夜華は言った。

小仙しょうせんのくせに水君に向かって生意気な」
水君は言い、紅児こうじ疊風ちょうほうの胸を突いた。

夜華は突かれる前に紅児こうじを突き飛ばした。

疊風ちょうほう夜華やかの身分を明かした。

「皇太子殿下だとはつゆ知らず無礼をお許しください」
水君は非礼を詫びた。

「神族の体面を損なったことのほうが罪深い」
「神族の体面を傷つけておりません」

「ではなぜ鮫人こうじん族の横暴を天宮に訴えなかった。鮫人こうじん族の首領の息子にへりくだり、兵の反乱まで隠そうとするとは。それでも水君か?」

「こうするしか方法がなかったのです」
「水君でありながら民を守れず兵の反乱も制圧できず、娘さえ犠牲にしようとした。そなたは信用ならない」

夜華は怒りを露わにした。

 緑袖りょくしゅうは夜華を見つめている。

「命だけはお助けください」
水君すいくんは言った。

疊風ちょうほうは水君を離れた場所に連れて行った。

「殿下は鮫人こうじん族を滅ぼすために来られました。許されたいなら方法は1つだけ。“血祭り”に」
疊風ちょうほうは小声で叔父の水君に言った。

鮫人こうじん族はひどく残忍だ。首領の最愛の息子をもし殺せば…。そのうえ戦に負けでもしたら長海は滅亡してしまう」
「死罪になりたいですか?」

疊風ちょうほうは言い、水君は紅児こうじを血祭にするよう兵に命じた。

水君は長海の兵は1万しかいないのに対し、鮫人こうじん族には屈強な兵が7万いることを夜華やかに報告し天族の助力を願った。

「長海は属地だが天君は決して見放さない。そなたが決心したのなら、私も兵を率いて長海ちょうかいを守るため戦う」
夜華は水君に約束した。

鮫人こうじん族首領の所に紅児こうじの首級が届けられ、首領は挙兵した。
夜華は素素そそ俊疾しゅんしつ山に送り「今度戻ったらもう二度と離れない」と約束した。

「必ず半月以内に戻る」
「もし半月が過ぎても戻らなかったら…」
「どうなる?」
「戻らなかったらもう半月待つけど、それ以上遅れたら許さない」

「分かった。私が留守の間はこの林から一歩も出るな。腹に子がいれば私の家族に見つかるかも。そうなれば大変だ」
「なぜ大変なの」

「戻ったら話す」
「子ができてもまだあなたの家族に会えないの?」

「私を待て。よい場所を探して十里桃林じゅうりとうりんを作ろう」
夜華は仙術で家を隠し出かけて行った。

夜華は天君から出兵の許可を得、7日間でかたを付けると話した。

「洞窟に籠もっている白浅はくせんが出てきたら婚儀を行う」
天君は夜華やかに告げた。

「もう一度聞く。その娘のために未来の天君の座を捨てるのか?“地位より美女を欲す”とは名君の行いではない」
洗梧宮せんごきゅうにやってきた連宋れんそうは、夜華やかに言った。

「無理に天君になっても名君にはなれません。ならば別の有徳な者に譲ったほうがいい。私が逝けば天君はすぐ後継者を見つけるでしょう」
連宋れんそうは息を飲んだ。

「天君には育ててもらった恩をこの戦で返します」
夜華は言い、連宋れんそうに力添えを頼んだ。

「因果なものだな。そなたに白浅はくせんを押しつけ後ろめたく思っていたが、早くも清算する日が来るとは。ゆえに案ずるな。必ず助けてやる、父上の前で証人となり“跡形もなく消えた”と話す。…だが気をつけよ。父上は疑り深い方だ。事は慎重に進めなければならん。もし疑われたら、三界五行さんがいごぎょうの外に隠れても捕らえられ罰せられる」

「天君の気性は叔父上よりよく知っています」
夜華は答えた。

夜華と連宋が洗梧宮せんごきゅうの外に出ると、侍女達が掃除しており素錦そきんが監督していた。

白浅との婚儀に向け、洗梧宮せんごきゅうを掃除しているそうだ。

楽胥らくしょに会いに行く道中も、すれ違う者たちから夜華やかは祝福を受けた。

婚儀の話が天宮中に出回っているのだ。

楽胥らくしょ夜華やかが挨拶すると、楽胥らくしょ夜華やかを側に呼んだ。

子供の頃世話をしてやれなかったことを楽胥らくしょは悔やんでいる。

白浅はくせんとの縁談話を聞いたのも後になってからで、夜華の希望を聞いてやることもできなかったと楽胥らくしょは話した。

「己を責めないでください。皇太子ならば縁談は家長が決めるもの。納得しています」
楽胥らくしょは皇太子ではなく平凡な身の上だったら、と苦労の多い夜華やかの身を案じた。

「今日はいやに感傷的ですね」
連宋れんそうは口をはさんだ。

夜華の出陣が決まり、胸騒ぎがすると楽胥らくしょは話し、夜華と連宋は楽胥を慰めた。

「私が戦地へ発ったのちどうぞご自愛ください」
夜華は楽胥らくしょに言った。

「私はここで気楽に暮らしている。私のことは気にせず戦に集中してちょうだい」
楽胥らくしょは言った。

戦の準備は着々と進められ、疊風ちょうほうは西海から兵3万を連れてきた。
長海ちょうかいの兵1万もいつでも出陣できる。

そこに素錦そきんがやってきた。
素錦そきんは支族の首領たちと戦う許可を天君から得て、軍服を着てやってきていた。

連宋れんそう素錦そきんを外に連れ出した。

「父上の妃を相手に本来なら遠慮すべきだが、あえて言おう。剣さえ使えない者が、戦装束だけ立派に整えて何の役に立つ?」

「皇太子殿下と生死を共に」
素錦そきんは言った。

「まさかまだ夜華やかを諦めていないのか?そなたの胸の内は知らんが天妃てんひとなった身なら、夜華とは望みがない。誤った考えは早く捨てろ」

白浅はくせんは先の婚約を解消し夜華やかに嫁ぐとか。天宮では予想外のことが起こります」
「馬鹿を言うな。間もなく開戦だ。夜華の足を引っ張ることはするな。分かったな。“素錦そきん天妃てんひ”よ」
連宋れんそうは言った。

陣営では、夜華が今夜仕掛けると作戦を語っていた。

「あまりに性急では?」
「天兵は長海の地形に不慣れですが鮫人こうじん賊は7万年もここに…」
天兵は今日到着したばかりのため、反対する声が上がった。

鮫人こうじん族も同じことを考えているはず。ゆえに敵の守りが整わないうちに攻め入るのだ。今夜は絶好の機会だ。戌の刻に出陣する」

夜華は宣言した。

夜華は鮫人こうじん族の斬魄刀ざんぱくとうで実際に斬られ、連宋れんそうが“跡形もなく消えた”と報告するという作戦を連宋と最終確認した。

「もう一度だけ聞く。戦が終われば皇太子の夜華やかはいなくなる。それでよいのだな?」
「私の願いはこの身が二度と束縛されないことです」
夜華は言った…。

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感想

素素ご懐妊です!おめでたい!

私が今回一番驚いたのは、斬魄刀が出てきたことです。
てっきりソウル・ソサエティとか出てくるオサレなあの世界にしかない刀だと思っていました。


そしたら、鮫人こうじん族の首領が持ってて使ってました。夜華を斬ってました。

斬魄刀は、「魂魄」を「斬る」「刀」なので、もしかしたら一般名詞なのかもしれません。

疑問だったのは、夜華が素素に「半月後に帰る」と言っていた所です。
仙界の1日(24時間)が人間界の1年(12か月)なので、1か月=2時間です。
半月だと1時間です。

いくら夜華でも1時間で鮫人こうじん族を滅ぼし帰って来るって無理だと思うのですが、翻訳ミスでしょうか?
中国語が分からないので検証不能です。

夜華は楽胥に会いに行っていました。
夜華としては、この戦いで死んだことにして二度と天宮には戻らないつもりなので、今生の別れとして母に会いに来てるんですね。
なんだか切ないです。

夜華は天兵が到着すると、すぐに攻撃を仕掛けると作戦を立てました。
もっともらしい理由(相手に油断がある)をつけていましたが、早く素素と会いたいからあの計画を立てたのだと思いました。

計画が上手く行って、2人で末永く暮らせるといいですね!

調べたところ、幼い夜華の勉強開始時刻・辰の刻は午前7~9時。
攻め入る時刻の戌の刻は、19~21時だそうです。

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