永遠の桃花~三生三世~第14話 愛の誓い

第14話 愛の誓い永遠の桃花

永遠の桃花 第14話 登場人物

離鏡翼王。
臙脂離鏡の妹。
玄女離鏡の妻。白浅の兄嫁の異母妹。
素素仙力・容色・記憶を奪われ人間界に落とされた白浅。崑崙虚の弟子司音でもある。
夜華天族の皇太子。白浅の婚約者。
鳳九青丘の姫。白浅の姪。東華帝君に恩返しするため太晨宮の侍女になった。
東華天族の上皇のようなもの。
司命人間の運命を司る神仙。鳳九の協力者。
成玉元は人間だった神仙。鳳九の協力者。
連宋天君の第三皇子。
素錦先の戦いで全滅した素錦族の生き残り。夜華の両親に養女として育てられた。

永遠の桃花 第14話 あらすじ【ネタバレ無】

翼界に戻った臙脂えんじは、離鏡りけい離怨りえんと仲直りできないのかと相談した。離鏡は聞く耳を持たなかった。臙脂は離鏡に玉清崑崙扇ぎょくせいこんろんせんを見せた。離鏡はすぐに人間界に司音しいんを見つけに行って…?

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永遠の桃花 第14話 あらすじ【ネタバレ有】

離鏡りけいは美女と入浴中だ。
そこに臙脂えんじが来て、離鏡りけいは美女を下がらせた。

「また兄上を捜しに?手がかりは?」
「なかったわ」
臙脂は噓をついた。

「7万年も経つ。もう諦めろ」
「諦めたら本当に何もなくなってしまう…離怨りえん兄上に会いたくないの?私たちは実の兄妹でしょう」

「お前とやつは同腹の兄妹だが俺は違う。…お前がやつを慕おうと俺には関係ない。今生、俺にはお前だけしかいない。臙脂。もうやつの話はするな」

「仲直りできないの?」

「仲直り?」
離鏡りけいはもう臙脂を見ない。
臙脂は玉清崑崙扇ぎょくせいこんろんせんを取り出し、離鏡りけいに見せた。

離鏡りけい司音しいんの神器であるとすぐに気付き、臙脂にどこで見つけたのか尋ねた。
臙脂は司音しいんには会っていないこと、俊疾しゅんしつ山で人間の娘が拾ったことを話した。

離鏡りけいは以前司音しいん俊疾しゅんしつ山のことを話していたのを思い出し、「俊疾しゅんしつ山か。なぜ思いつかなかったんだ。…司音しいんを捜す」と言って出て行った。

離鏡りけいが外に出ると、玄女が離鏡と入浴していた女性を張り倒していた。
「翼王どうかお助けください」
女性は離鏡りけいに助けを求めた。

「私を見てもひざまずかなかった。罰は当然よ」と玄女げんじょ離鏡りけいに訴えたが、離鏡りけいは「よせ」と言って取り合わなかった。
「浴場には来るなと言っただろう。…王妃という己の身分を忘れるな」
「私は翼王の正室ですが、この7万年冷遇されいまだに子をなせず、面目は丸潰れです」

「子のことは縁にまかせよう」
離鏡りけいは言って歩き出した。
司音しいんが姿を消して7万年も経つのですよ。なぜ今もなお執着を?」
玄女は引き留めた。

「分をわきまえろ」
離鏡りけい玄女げんじょの前から去った。
玄女は下唇を噛み、悔しそうにしている。
臙脂は玄女げんじょを慰めた。

離鏡りけいは街を探し回り、素素そそ夜華やかの暮らす山にもやってきた。
夜華やか離鏡りけいの前に姿を現した。
夜華やかの姿を見て、墨淵ぼくえんかと離鏡りけいは驚いた。

「私は天族の皇太子夜華やかだ。…ここは立ち入りが禁じられている。私が金猊獣きんげいじゅうを退治したのち天族はこの地への立ち入りを禁じた」
離鏡りけいは知らずに入ってしまったと謝った。

離鏡りけい玉清崑崙扇ぎょくせいこんろんせんを持っている。
夜華やかは離鏡が司音しいんを探しているのだと見当がついた。

「ここで探しても無駄だ。…司音しいん上仙じょうせんを捜しているのでは?」
司音しいんは今どこに?」
離鏡りけいの問いに、夜華やかは史書通り、墨淵ぼくえん司音しいんは隠棲したと説明をした。

「複雑な事情がある件ゆえ私には信じられません」
離鏡りけいは言い、去ろうとした。
夜華やか離鏡りけいを呼び止め、天族の神器玉清崑崙扇ぎょくせいこんろんせんの返還を求め、離鏡りけい玉清崑崙扇ぎょくせいこんろんせん夜華やかに渡し立ち去った。

夜華やかが家に帰ると、素素そそが料理に失敗していた。
「私の身体が回復したら食べ物を探してこよう」
夜華やかの言葉に、素素は『早く治ってくれなきゃ2人で飢え死にするわ』と心の中で思った。

素素は今日も夜華やかに寝台を譲り、自分は椅子に座り机を枕にして寝ている。
夜華やかは素素を寝台に運び、いつものように二人で横になった。
素素の腕が夜華やかに回っている。

今日、素素は途中で目が覚めてしまった。
夜華やかも起きている。

「私ったらなぜ寝床に?」
「自分で入ったんだ。けが人の私には止められない」
「じゃあ私があなたに抱きついたの?」
「ああ」

離れようとする素素を夜華やかは止めた。
夜華やかはそのまま寝たふりをし、素素は夜華やかに抱きついたまま眠った。

鳳九ほうきゅうが桃の花を集めていると、司命しめいが訪ねてきた。
鳳九ほうきゅう東華とうかの姿を見ることもできず、仕事に明け暮れているらしい。

「帝君はあまり外出しないのです。…帝君はこの天宮でどう評されていると?…“四海八荒しかいはっこう(四方の海と八方の果て)の大事以外には一切関心がない。超然とした神仙だ”と。…ですから恩返しせずとも構わないのです」
司命しめいは言った。

しかし鳳九ほうきゅうは恩返しを必ずするのだと決意している。
司命しめい鳳九ほうきゅうの活けた桃の花を司命しめいが褒め、東華とうかの目に留まるようお膳立てをするという作戦を提案し、鳳九ほうきゅうはその作戦に加わることにした。

東華とうかの前に桃の花が飾られている。
近くにいた連宋れんそうは花をほめ、司命しめいが活けた新入りの侍女を呼びに行った。
鳳九ほうきゅう東華とうかの前に連れてこられ、東華とうか連宋れんそうに挨拶をした。

「立ってよく見せろ」
連宋れんそう鳳九ほうきゅうに言った。
「何を見せろと?」
立ち上がった鳳九ほうきゅう連宋れんそうに聞いた。

連宋れんそう殿下は名うての女たらしよ。当然あなたの顔が見たいの」
答えたのは成玉せいぎょくだった。

「そなたらはここでひと芝居打とうと申し合わせていたのか?」
東華とうかが言ったが、皆とぼけた。
東華とうかは立ち去ってしまい鳳九ほうきゅうは東華の後姿を見送った。

「せっかく帝君に会えたのに、姫君の貫禄を見せずしおらしくしてるなんて」
成玉せいぎょく鳳九ほうきゅうにダメ出しをした。

「元君の横やりで こたびの作戦が台なしになりました」という司命しめいの言葉で、連宋れんそうは3人が知り合いで、自分は知らぬ間に作戦に巻き込まれていたらしいことを悟った。

「一体何者だ?」
連宋れんそう鳳九ほうきゅうに問い、鳳九ほうきゅうは名乗り、恩返しをするためにここにいることを話した。

「命を救われたのか?」
連宋れんそうはピタリと当てた。

「数日前ある者が娘を見初めた。娘の心をつかむ方法を私からいろいろ聞き、結局苦肉の計で恩を受けることに。恩返しには時が必要だ。共に過ごすうちに情が生まれる」
連宋れんそうは語った。

成玉せいぎょく司命しめいは「なるほど」「さすがだ」と連宋れんそうの言葉を絶賛した。
「私は命の恩人である帝君に報いたいだけです」

「帝君はすでに数十万歳になるが、恩返しの口実で近づいた女は枚挙にいとまがない。…帝君はおせっかいを焼かないことで有名だ。だから命を救われたなど信じ難い」

「嘘じゃありません」
「それなら1つ聞く。帝君を慕う気持ちはないのか?」
鳳九ほうきゅうは黙り込んだ。

俊疾しゅんしつ山では、素素が夜華やかに話を切り出そうとしていた。
夜華やかは回復した様子だし、家には食料がない。

「ここを離れては?」
素素は夜華やかに言った。

「救ってもらった以上そなたに恩を返す」
素素は恩返しを断ったが、夜華やかは絶対に恩返しをすると言い、何をしてほしいかゆっくり考えるよう素素に言った。

「本当に恩返しする気なら、その身を捧げて。私は山に住んでて暮らしには困ってない。独りぼっちで寂しいだけなの。だから恩返しなら、私のそばにいてほしい」
夜華やかは素素の言葉を聞いても何も言わない。

「もちろん断られても仕方ないわ。私はあなたを救っただけで大した恩じゃない」
「分かった。…約束する。この身を捧げるよ」

「数日考えるかと思ったのに。すぐ応じるなんて。まだ何も準備してないわ」
「準備って?」
「その身を捧げてくれるなら、まずは天地を拝んで誓いを立てるべきよ。私たちは夫婦になり互いを裏切らないと。私には両親がいないけど、この儀式を省くのはよくないでしょう」

「夫婦になりたいのか?」
「そうよ」
「夫婦の誓いなど初めてだ」
「私もよ」

二人は儀式を簡素に済ませることにして、夫婦として過ごすための買い出しに出かけた。

その頃天宮では、素錦そきんが赤い花嫁衣裳を着ていた。

「皇太子殿下を愛していらっしゃるのになぜ進んで天君に嫁ぐのですか。しかも天君はすでにお年ゆえ寵愛は受けられないはず。大勢の天妃てんひの中で素錦そきん様は最もお若いうえ最も権力がありません」
侍女の辛奴しんど素錦そきんに尋ねた。

「天君に寵愛されないことが私の望みなの」
素錦そきんは答えた。
「心の内を打ち明けてください。私は生涯素錦そきん様に忠誠を尽くす所存です。肉親が1人もおられない素錦そきん様にとって、私は最も心を許せる相手では?」
辛奴は素錦そきんに訴えた。

夜華やか玉佩ぎょくはいを売り、2人は赤い婚礼衣装を手に入れた。
以前素素そそを困らせた道士は気が狂い全財産を失ってしまっていた。

家に帰った二人は、寝台を赤く飾りつけ、赤い婚礼衣装を身にまとった。

夜華やかもしも性格が合わないことに気づいたらどうする?夫婦になるのは早すぎるかも。ご両親にあいさつもしてない。息子が勝手に妻を娶ったと知れば怒るわよね」

素素は赤いヴェールをまとい、不安に思っていることを話した。
夜華やかは何も言わない。

「そういえば聞くのを忘れてた。あなたは独り身?あなたくらいの年頃の男は皆所帯を持ってるわ。奥さんはいないわよね」
「素素。私の家庭は複雑で簡単には説明できない。でも忘れるな。今日からそなたは私の妻だ。決して裏切ったりしない」

「分かった信じるわ」
素素は笑顔を見せた。

家の外には簡素な祭壇が用意され、果物が捧げられている。
二人は祭壇の前に、小枝を持って立った。

「私夜華やか東荒とうこうの地にて四海八荒しかいはっこうの神々に誓います。本日より素素と夫婦になり、生涯真心で接し永遠に裏切りません」
素素も夜華やかに続き同じ言葉を言った。

2人は持っていた小枝を折ってひざまずき、3度祈りをささげた。
夜華やかは素素のヴェールをまくり、2人微笑みあった。

夜、2人は婚礼衣装のままだ。
「夫婦になったからには言っておくわね。…私たちは東荒とうこうの地で誓いを立てたわ。生まれ変わっても私を裏切らないでね。今後は私のことだけを一途に愛して。もし裏切ったら…今日の誓いは全部反故にしてあなたを捨てるわ」

素素は自らヴェールをまくり、夜華やかに言った。

「それでは私は喜んで他の女に走るぞ」
「真面目な話よ」

夜華やかは俯いている素素の顎に手を添えた。
「素素目を閉じて」
夜華やかは素素に口付けをし、「絶対に裏切りはしない」と言って再び口付けをした。

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感想(5件)

感想

婚約者同士の白浅はくせん夜華やかは、お互いの正体も知らぬまま、人間界で夫婦になりました。
早い!電光石火の速さです。すごい!
そして夜華やかのお色気がすごかった。

最近初めて恋をしたばかりの人とは思えないお色気が画面に漂っていて、私のようなピュアな人間は直視できない。そんな感じです。

素錦は天君に寵愛されない方が好都合だと言って、天君に嫁いでいきます。
何か企んでいます。怖いことにならないといいのですが…。

すっかり悪役が板についてきた玄女です。
玄女げんじょのことは苦手ですが、ちょっと玄女が可哀そうだという気持ちも心のどこかにあります。
玄女に対する怒りゲージが下がってきてるからかもしれません。

「今後は私のことだけを一途に愛して。もし裏切ったら…今日の誓いは全部反故にしてあなたを捨てるわ」という素素そその言葉は、2週目の私の心にずしんと来ました。

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